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オーロラユニット』(Aurora Unit) は、銀河連邦が開発した、有機生体コンピューターである。

概要[]

コラプション』作中から約20年前に、銀河連邦の科学者チームが開発した有機生体スーパーコンピューターである。銀河連邦の主要なネットワークの中核となる重要なインフラであり、通常はマザーブレインに類似した、不透明溶液で満たされた容器の中に格納された黒色の巨大な脳のような外見をしている。多数の個体が生産され、それぞれに識別用の三桁の固有ナンバーと、コミュニケーション円滑化のため男性・女性・中性のいずれかの人格が与えられている。オーロラユニットは当初は科学的な目的のために開発されたが、現在では政治やビジネス、軍事など銀河社会におけるさまざまな局面で利用されるようなっている。

オーロラユニット同士は一種の精神感応能力(テレパシー能力)でリンクされ、物理的距離に関わらない通信やネットワークの構築が可能である。『メトロイドプライム3 コラプション』では、その能力をパイレーツに利用され、連邦のネットワーク全体にウィルスが蔓延する原因となってしまった。


個体[]

劇中には複数のオーロラユニットが登場する。

オーロラユニット242[]

オーロラユニットとの連携を前提に設計された銀河連邦旗艦オリンパスに搭載されている個体。中性の人格を持つ。フェイゾンウィルスによる汚染を受けていたが、ワクチンプログラムにより復活、その後はサムスに指示や助言を与えるようになる。オーロラユニット242の活用により、オリンパスは従来より少ない乗員で操艦することができる。

オーロラユニット217[]

惑星エリシアのスカイタウンに配置されている個体。男性の人格を持つ。スカイタウンの高性能な観測装置を用いて、銀河連邦の戦略決定に大きな役割を果たしている。当初はフェイゾンウィルスに汚染されていたが、ワクチンによって回復し、サムスにスカイタウンでのバックアップを行うようになる。本来は銀河連邦デメテル基地の管理のために開発されたが、エリシア条約の締結により、スカイタウンに配備されるようになった。

オーロラユニット313[]

銀河連邦戦艦ヴァルハラに搭載されていた個体。男性の人格を持つ。オリンパスと同じ用途で利用されていたが、スペースパイレーツの手により奪取され、惑星フェイザをコントロールするため、フェイザに配置されることとなる。オーロラユニットの精神感応能力を用いて、連邦のネットワークにフェイゾンウィルスを蔓延させたのも、この個体である。劇中ではダークサムスと一体化し、サムスに対峙する。

オーロラユニット486[]

ログブックでのみ確認できる個体。人格は不明。不毛の惑星であった銀河連邦ノリオン基地のテラフォーミングに活躍した。

オフィシャルデータ[]

バイオロジー・オーロラユニット217

メトロイドプライム3 コラプション

スキャン

巨大電脳形態:オーロラユニット217 惑星エリシアの、スカイタウンの管理を行う有機コンピューターです。 フェイゾン汚染によりオフライン状態になっていましたが、ワクチン投与を受けて復旧しました。

ログブック

今から20年前に、銀河連邦の科学者チームは、有機スーパーコンピューターの誕生を発表。 コンピューターは、オーロラユニットと名付けられました。 元々は、科学的な目的のために設計されましたが、その後は、政治、ビジネス、また軍事目的にも使用されています。 広大なネットワークは、現存のオーロラユニット全てとリンクし、膨大なデータベースにアクセスが、可能です。 オーロラユニット217は、当初銀河連邦軍デメテル基地の管理用コンピューターとして、製作されましたが、エリシア条約の締結により、スカイタウン用に正式配備されました。 配備後は、エリシアンとの協力のもと、スカイタウンの高性能惑星観測設備を活かして、テルリアン系内外の貴重な情報を収集し、銀河連邦の戦略決定に、大きな役割を果たしています。 スカイタウンに張られたメインネットワークと接続することでスカイタウンの設備機器を制御することが可能です。

記録・銀河連邦ログ・オリンパス級戦艦

メトロイドプライム3 コラプション

ログブック

オリンパス級戦艦はオーロラユニット搭載を目的とした初めての連邦戦艦であり、主に連邦艦隊の旗艦として配備される。 通常は、将官クラスの艦長が、指揮を執る。 オーロラユニットの活用により通常の同級戦艦よりも少ない乗員による操艦が可能になった。これにより、乗員のサポートスペースを戦闘システムに変更している。動力はブリオジェルを使用し、連邦艦隊にとって非常に重要な艦となっている。

記録・銀河連邦ログ・惑星ノリオン

メトロイドプライム3 コラプション

ログブック

銀河連邦勢力圏の辺境に位置するものの、ノリオンは非常に重要な拠点となっている。 銀河連邦の勢力圏外で軍事行動をとる敵に対して、最初の防衛ラインとして機能している。 もともとは、生命維持が非常に困難な不毛の天体であったが、オーロラユニット486の設計による最先端技術を投入したプロジェクトによって、環境が改善され、森林で覆われた惑星へと変化した。

記録・エリシアンの記録・オーロラユニット

メトロイドプライム3 コラプション

ログブック

オーロラユニットは、巨大な頭部だけで存在する有機的な人工知能でした。 オーロラユニットは基地のネットワークとリンクしこれを管理し、我々もその管理に基づいて行動するようになりました。 また、オーロラユニット同士は精神感応のような独自のシステムでリンクしており、どれだけ離れていても、距離に関係なく連絡を取り合うことができるようでした。 何年かが経過しました。 オーロラユニットや連邦の仲間と協力して、仮想敵を想定して活動データを集めると言う研究に没頭しました。 これは我々にとって、うれしいことでした。 なぜならば、我々は、創造者を助けられなかった無力さを後悔していたからです。 連邦との友好関係で我々は多くの災害を未然に防ぎ、この宇宙における多くの脅威に終止符を打ちました。 それが、創造者の望むことであったかどうかは我々にはわかりません。 しかし、平和な生活であったことは確かです。

豆知識[]

オーロラユニットたちは会話において、文脈上、リンクされたオーロラユニット全体の集合と、個体としての自己を切り離して言及する場合を除き、基本的に一人称に常に「私たち」(We)を用いる傾向がある。これは日本語字幕には特に反映されていないものの、このことは彼らがナンバリングされた個体ごとの自己と、精神感応リンクを通じたすべてのオーロラユニットの集合としての自己、二つの異なる階層の自己認識を同時に持っていることを示唆している可能性がある。

登場作品[]

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