巨大な生命体が……ワームホールを開いている……
種子を送り出す……
生きている惑星……全フェイゾンの源……
闇がやって来る……
『オーロラユニット313』(Aurora Unit 313)は、銀河連邦が開発・製造した人工知能個体のひとつ。
概要[]
オーロラユニット313は、連邦戦艦「ヴァルハラ」に搭載されていた、男性の人格をもつオーロラユニット個体。パイレーツにより奪取され、連邦のネットワークに対する大規模な攻撃の発信源として利用されてしまった。
最終的に、『コラプション』作中における最終ボスとしてサムスと対峙することになる。
解説[]
銀河連邦戦艦ヴァルハラの中枢コンピューターシステムとして機能していた、男性の人格をもつオーロラユニット個体。
『コラプション』の物語開始時点より数か月前、「ヴァルハラ」がパイレーツ艦隊に襲撃され、搭載されていたオーロラユニット313は彼らにより奪取されてしまう。当時練習航海中で訓練兵ばかりを乗せた脆弱な「ヴァルハラ」は、オーロラユニットのもつ精神感応能力に高い利用価値を見出していたダークサムスとその配下のパイレーツたちにとって格好の標的であった。
鹵獲された313はその後フェイゾン汚染をうけ、精神感応リンクを通じてオーロラネットワークにフェイゾンウイルスが蔓延、すべてのオーロラユニットがウイルスに感染し、銀河連邦の全ネットワークが緊急シャットダウンされる未曾有の事態の引き金とされてしまった。その後、ダークサムスは当初の企て通り、313の演算処理能力と精神感応能力を利用して自らの意思でフェイザを制御し、標的となる惑星にむけ自在にリバイアサンを送り出す能力を獲得した。
フェイザにおけるサムスとダークサムスの最終決戦時、オーロラユニット313は追い詰められたダークサムスに憑依され、本作の最終ボスとしてサムスと対峙することとなる。
ボス戦[]
追いつめられたダークサムスはプライムホール底面に隠してあったオーロラユニット313と融合、本作の最終ボスとして君臨することになる。
第一形態[]
惑星フェイザとケーブルで直結した形態で交戦する。
外部装甲には一切攻撃が通じないが、側面のハッチから青い触手を伸ばすことがあり、これを攻撃すると引っ込み、黄色く光るハッチ内部を攻撃できる。これを繰り返すと、オーロラユニット313が気絶する。その隙に頭部前面のハッチをグラップリングビームでこじ開け、内部のコアを攻撃することでダメージを与えられる。
この形態では、紫色の高威力のレーザーや、周囲の砲台から光弾を放って攻撃する。また、ダークサムスの分身であるダークエコーズを召喚することもある。ダークエコーズを撃破すると、アンチフェイゾンボールが出現して補給できる。
第二形態[]
ケーブルが破壊され、浮遊した状態で独立して動き出す。背面のケーブルが接続されていた箇所にコアと直結している結合プラグが露出しており、ここが弱点となっている。しかし、サムスと相対した状態を維持しようとするため、攻撃中の隙などを狙うことになる。
この形態では、4本のレーザーを放出したり、下部からビーム砲台で攻撃したり、地上に降りて回転しながら突進などを行う。ビーム攻撃の後は短時間気絶する。
なお、この形態になるとアンチフェイゾンボールは一切出現しない。第一形態でどれだけダメージを受けなかったか、どれだけ素早く決着を付けられるかが鍵になる。
ラストメッセージ[]
パイレーツに鹵獲され持ち出される直前、オーロラユニット313はヴァルハラ艦内のコマンドブリッジのデータバックアップターミナルに、連邦所属の味方に向けた最後のメッセージを残している。メッセージへのアクセスは数字5桁のアクセスコードでロックされているが、付近に落ちている別の端末からコードを得ることができる。
コードを入力し、メッセージを閲覧するとフレンドチケット「ラストメッセージ発見」を取得できる。
オフィシャルデータ[]
ログブック[]
- バイオロジー
オーロラユニット313
メトロイドプライム3 コラプション
汚染電脳形態:オーロラユニット313
スペースパイレーツによって、戦艦ヴァルハラから奪取されたオーロラユニットです。 ダークサムスがコアに融合したことで、高い戦闘能力を獲得しています。 全体を覆う装甲により、攻撃を無効化しますが、頭部のハッチを開放すると、コアが露出し、ダメージを与えることが可能になります。 後頭部から伸びるケーブルで、フェイザと接続されており、継続的なエネルギー供給を受けています。 ケーブルが外れるとコアと直結する接合プラグが露出します。
- 銀河連邦ログ
ヴァルハラの遭難
メトロイドプライム3 コラプション
銀河連邦戦艦ヴァルハラは、惑星ティヴァスで新しい乗組員を受け入れた後、訓練航海の最中に消息不明となる。緊急送信データの解析報告ではヴァルハラは、パイレーツ艦隊の襲撃を受けたとされている。
パイレーツの宇宙船は、フェイゾンエネルギーを動力源としていたとみられ、数の優位と合わせてヴァルハラを完全に圧倒する戦闘だったとみられる。
ヴァルハラの消息は、現在も不明であるが、戦闘中に破壊されたと推測される。
- スペースパイレーツログ
ヴァルハラ撃沈
メトロイドプライム3 コラプション
我々の指導者は、非常に広大な視野をお持ちである。憎むべき銀河連邦との戦争に、生ける惑星フェイザを利用する思惑を持っておられた。
そのために連邦のテクノロジーを頂戴しようと言うのだ!連邦のネットワークシステムを構成する有機コンピューター、「オーロラユニット」に狙いを定めるよう指示がなされた。
トレーニングミッション航海中の連邦戦艦ヴァルハラは、我々にとって格好の標的であった。訓練生ばかりの艦に搭載されたオーロラユニットは、まさに、盗ってくれと言わんばかりだ。
結局、連邦が誇る最新鋭戦艦もフェイゾンを動力源とする戦艦コロッサスの前では、赤子同然だった。動きを止めたヴァルハラを強襲し、大した苦労もなくオーロラユニットの奪取に成功した。
連邦の犬どもには、何の哀れみも感じなかった。我々は、奴らを宇宙の冷酷な深みへと投げ捨て、ヴァルハラの残骸をその墓標とした。
我々の完全なる勝利への序曲が鳴り響いた瞬間であった。
登場作品[]
関連項目[]