『ゴヤケード』(Goyagma) は、パイロスフィアに生息する巨大生物。『METROID Other M』に登場。
解説[]
パイロスフィアの人工火山内部に棲息していた巨大生物。本来の生息地は不明。硬い外皮に覆われた本体、牡牛のような角と飛び出した眼が特徴的な頭部、鞭のようにしなる柔軟な腕を持ち、その外観は翼の無いドラゴンを彷彿とさせる。高温環境に完全に適応しており、溶岩の中に潜伏して活動が可能。外敵に対して溶岩弾を発射する攻撃能力も持つ。
一説によると、ゴヤケードの主食は岩石とされている。溶岩の中に潜伏している際、岩盤に張り付いて口から溶解液を出し、溶融した岩石を摂取しているという[1]。
戦闘[]
戦闘前[]
ゴヤケードの腕がサムスを襲う
- 特定箇所では溶岩からゴヤケードの腕が伸び、地面を叩きつけてサムスを攻撃してくる。背後から迫る溶岩に追いつかれ、サムスが溶岩に飲まれると、ゴヤケードがサムスを掴んで溶岩の中に引きずり込みゲームオーバーとなってしまう。
- 頂上の噴火口に到達すると、アダムの指令によりバリア機能が解禁。熱気ダメージを受けない安全な状態でボス戦が始まる。戦闘開始時にはサムスがゴヤケードに掴まれる演出があり、チャージビームを撃って手の中から脱出する必要がある。
第1形態[]
第1形態は首の発光部位が弱点
- 第1形態のゴヤケードは、以下の攻撃パターンを使用する。
- 腕の薙ぎ払い[2]
- 腕を地面に擦り付け、2回薙ぎ払って攻撃する。ゴヤケードの動きをよく観察して、腕が迫るタイミングを見計らいジャンプで回避する。2回目の薙ぎ払いは、タイミングをずらしてくるので注意。
- センスムーブでも回避可能だが、腕の薙ぎ払い攻撃の持続時間はセンスムーブの無敵時間より長く、回避しきれず直撃することが多い。安定を取るのであれば、ジャンプでの回避を推奨する。
- 溶岩弾[3]
- 燃え盛るジェル状の溶岩弾を発射して攻撃。腕を振り払って溶岩弾を数発投げるパターンと、溶岩に潜ってから全体に発射するパターンの2種類が存在。いずれもセンスムーブで回避できる。左右方向に避けると被弾する可能性があるため、前後方向に回避すると良い。
第2形態[]
凶暴性が増したゴヤケード第2形態
- 第2形態では、以下の攻撃パターンを使用する。
- 腕の薙ぎ払い
- 第1形態と共通の攻撃パターン。第2形態では両腕が炎に包まれており、体力が少ない時には薙ぎ払いの回数が3回にまで増える。
- 溶岩弾
- 第1形態と共通の攻撃パターン。特に大きな変化はない。
- 連続叩きつけ・火柱攻撃[4]
腕を激しく叩きつけ火柱を発生させる
アイスビームで腕を凍らせることが可能
- オーバーブラストを2回発動させた後は、連続叩きつけ攻撃の直後、腕の薙ぎ払い攻撃をフェイントで織り交ぜてくる場合がある。また、1~2回目のオーバーブラストは頭部に到達すると自動的に行われるが、3回目のオーバーブラストはそれまでと演出が異なっており、プレイヤーの操作でビームを発射しないと、頭部から振り下ろされ失敗となってしまう。
戦闘後[]
- ゴヤケード撃破後は火口内部に満ちていた溶岩が引いていき、帰路が解放される。また、バリア機能が解放されたことで高熱地帯を安全に進めるようになり、新たな場所の探索が可能になる。
オフィシャルデータ[]
ギャラリー[]
■火口にすむ巨大モンスター
※モンスターの弱点は背中にあります。
※背骨の一部が出ており、そこを狙って攻撃すると少しづつ弱っていきます。
※普段目は飛び出ているが引っ込める事もできる。
※溶岩の中に居るときは岩に張り付き、口から溶解液を出して、岩盤を食べています。METROID Other M ギャラリーモード ART 64
豆知識[]
- 『Other M』ギャラリーモード掲載のコンセプトアートでは、ゴヤケードの弱点は背中とされている。背骨の一部が露出していて、ダメージを受けると徐々に弱っていく旨が記載されているが、ゲーム本編では弱点が正面の首部分に変更されている。
- ゴヤケードの3Dモデルは、溶岩の下に隠された部位 (下半身) はモデリングされていない。
- 火口から出現したボスと相対するゴヤケード戦闘部屋は、3Dアクションゲーム『アルゴスの戦士』のボス「テュフォン」の戦闘部屋とよく似ている。
- 『アルゴスの戦士』はテクモ (現:コーエーテクモゲームス) 開発で、『Other M』を開発したTeam NINJAはコーエーテクモゲームスが擁する社内チームであるため、参考にした可能性は高い。
登場作品[]
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ 『Other M』ギャラリーモード ART 64
- ↑ 『任天堂公式ガイドブック METROID Other M』では「腕振り回し」、『METROID Other M 完全攻略ガイド』では「腕の振り払い」と記載されている。両者を参考に命名。
- ↑ 『任天堂公式ガイドブック METROID Other M』では「マグマまき散らし」、『METROID Other M 完全攻略ガイド』では「溶岩玉」と記載されている。後者を参考に命名。
- ↑ 『任天堂公式ガイドブック METROID Other M』では「火柱」、『METROID Other M 完全攻略ガイド』では「連続叩きつけ」と記載されている。両者を参考に命名。
関連項目[]
METROID Other Mに登場するクリーチャー一覧 | |
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