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この項目「サムス・アラン」は加筆依頼に出されており、
内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。
「作品ごとの特徴など」
Scan Icon Red MP この記事はメトロイドシリーズ』の主人公「サムス・アラン」について記述されています。
  • 『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』のファイター「サムス」については、サムス (スマブラ)をご覧ください。

私はサムス・アラン。
フリーのバウンティ・ハンターだ
サムス・アラン


サムス・アラン』(Samus Aran) は、『メトロイドシリーズ』の主人公。銀河でも指折りのバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ) として広く知られている。

解説[]

特徴[]

Samus in the Cockpit of Gunship MSR

スターシップを操縦するサムス (MSR)

銀河最強といわれる凄腕のバウンティハンター。鳥人族製のパワードスーツを常に身につけており、スーツに搭載された多彩な装備・能力を駆使して危険なミッションに挑む。いかなる困難をも打開して任務を完遂する歴戦の戦士で、数々の難事件を解決してきた実績を持つサムスには、銀河連邦をはじめとした、あらゆる組織・人物からの依頼が舞い込む。

サムスはスペースパイレーツの襲撃により引き起こされたコロニー K-2Lでの惨劇の唯一の生き残りであり、孤児となった彼女は惑星ゼーベスに住まう鳥人族に引き取られた。環境適応のため鳥人族のDNAを移植された彼女は、彼らの持つ高度な技術の結晶であるパワードスーツを授かり、それに見合うだけの高い戦闘技術を身に付けた。彼女は銀河でただ1人の鳥人族文明の正統な後継者であり、アウトローのバウンティ・ハンターという身分でありながらも、"銀河の守り手" として宇宙の平和を脅かす存在と戦い続ける重大な使命を帯びている。

素顔[]

Samus's Face MOM

サムスの素顔 (MOM)

パワードスーツを脱いだサムスの正体は、地球人種の成人女性である。金髪碧眼[1] の白色人種で、髪型は作品によってやや異なるが、『ゼロミッション』以降は前髪を左側に流して寝かせ、長い後ろ髪を縛ってポニーテールにしていることが多い。左の口元にはホクロがある[2]。生身の彼女は基本的にゼロスーツと呼ばれる、全身にフィットした青色のボディスーツを着用しているが、タンクトップやレオタード、ホットパンツなどの露出の多い衣服を着用していることもある。サムスの素顔は作品によって大きく異なるが、開発スタッフ側の共通見解では「女性的で柔らかなルックスを持ちながら、内に秘めた強さが猛禽類のような鋭い眼・表情ににじみ出ている、可愛らしい一面もあるクールビューティ」となっている[3]。私生活についても不明点が多いが『ゼロミッション』『Other M』等の作品では私服姿のサムスを確認でき、彼女のプライベートの一端を垣間見ることができる。

人物像[]

Samus Menu Pose M1 ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。

一人称は「私」で、男勝りの強めの口調で、やや素っ気ない淡々とした会話を行う。口数が少なく、任務中は終始無言であることが多い。他人から指示を受けることを好まず、基本的には単独でミッションを遂行するが、アダム・マルコビッチデーン提督などの上官から指令を受けて行動したり、銀河連邦軍や他のバウンティ・ハンター達などと協力して任務にあたる場合もある。任務にあたるサムスの姿勢は冷静沈着そのものであり、感情をストレートに表に出すことはない。しかし、実際の彼女は任務に忠実なだけの冷徹な性格ではなく、人並以上の豊かな感受性を持ち、内心では様々な思考を巡らせている。『フュージョン』『Other M』劇中では特にその傾向が顕著であり、モノローグ・回想ムービーを通してその緻密な内情を読み解くことができる。

誠実で正義感が強く、慈愛・母性を内に秘めた心優しい性格の持ち主であり、鳥人族に託された「銀河の守り手」としての使命を果たすため危険を顧みず戦いに身を投じている。『ダークエコーズ』劇中では、非業の死を遂げたブラボー中隊の隊長、キャプテン A・エグゼターの目を静かに閉じて丁重に弔ったり、絶滅の危機に瀕していたルミナス族を救うためエーテルの光を奪還する危険なミッションを無報酬で引き受けるなど、彼女の優しさや、戦士としての勇敢で力強い在り方が見て取れる。反面、その優しさ故に非情に徹しきれない部分があり、SR388でのメトロイド殲滅任務に際しては、サムスの目の前で誕生して寄り添ってきたベビーメトロイドに同情心を寄せてしまい、殺すことを躊躇して命令違反と知りながらベビーを持ち帰るという、おおよそ冷静とは言えない感情的な行動を選択している。しかし、オールドバードアダム・マルコビッチなどのサムスをよく知る人物は、こうした合理性よりも人間的感情を優先する彼女の行動方針が、計算では導かれない未来を生み出す原動力であると好意的に捉えている。

肉親・育ての親を次々と失った辛い過去を持つためか、家族・仲間に対する思い入れが飛びぬけて強い。外伝漫画作品『サムス&ジョイ』第8話では、「怖くて震えながら戦ってきたが 大切なモノをたくさん失くした…。だからこれ以上大切なモノを失わないため 怖くても私は戦うんだ」「恐れるのは恥じゃない。恐れ 背を向けて逃げ 大切なモノを失くして後悔することが恥なんだ」と、彼女の持つ戦闘理念を明らかにしている。それゆえ家族・仲間の命を奪ったリドリーダークサムスなどの仇敵に対しては同情の余地を一切見せず全戦力を投入して打倒しており、家族同然の存在であったベビーメトロイドがマザーブレインによって殺害された際には、すさまじい怒りの感情をさらけ出している。『Other M』劇中で父親のような存在として深く慕っていたアダムが、サムスに未来を託し自死を選択した際には大きく取り乱しており、それが最善策であると理解しながらも納得しきれず、ミッション終了後もわずかに後悔の念が残っていた。

また自己犠牲の精神が強く、大切な存在を守るためならば自らが犠牲になることも厭わない傾向がある。『漫画版メトロイド』では、ゼーベスでの激闘で傷つき倒れながらも「守りたいものがあるの… この身を犠牲にしてでも守りたいものが… だから その為だったら 私…‼」とグレイヴォイスの残留思念に対して自身の心情を吐露していた。さらに『フュージョン』劇中では、B.S.Lに搭載された自爆装置を起動させて、自らの命と引き換えに宇宙規模の緊急事態を収拾させようとしていた。

Young Samus Seeing the City View 01 MOM

悩める若き日のサムス (Other M)

『Other M』で描写された青年期のサムスは、自身を女性として、か弱い者として扱われることを極端に忌み嫌っていた。家族・故郷を失った悲惨な過去を持つことから、自分の持つ弱さを他者に表出することを恐れ、常に意地を張り心を閉ざしていたという。銀河連邦軍に所属していた時期が特にその傾向が顕著であり、ブリーフィング終了時に隊員達がサムズアップで同意を示す中、サムスただ1人だけは"サムズダウン"でこれに応えていた。これはアダムの指示に対して絶対的合意の意思を示しつつも、自分をからかうかのような「異論は無いな?レディー」という問いかけに対する反抗心を露わにした、当時の彼女の複雑な心境をあらわれであった。そんな強情なサムスを他の隊員達は温かく見守っていたが、そうした仲間の態度を見た彼女はさらに不機嫌になるのが常であったという。『Other M』本編のサムスはそのような自分の過去を振り返り「私は幼すぎた、あまりにも子供だった」と述懐している。

Samus Farewell in Echoes Ending MP2

ミッション達成後、エーテルを後にするサムス (MP2)

バウンティ・ハンターを生業としているサムスだが、富・名声に対する関心は非常に薄く、時として無報酬でミッションを引き受けることもある。これは任天堂の開発スタッフが "賞金稼ぎ = 黄金の精神をもった宇宙冒険家" という見解のもと、サムスの人物像を監修してきた結果である[4]。『ダークエコーズ』では、本来の任務とは関係無いルミナス族の存亡を賭けた危険なミッションを快諾・完遂しており、ミッション完了後も連邦に対して追加の報酬を要求することは無かった。外伝漫画『サムス&ジョイ』第16話では「私はナンバー1になりたくてハンターをしている訳じゃない」と断言しており、銀河最強の肩書を持つサムスの座を奪わんとするゼガン・ドゥの挑発に対して「ナンバー1を名乗りたければ好きにしろ」と発言している。『ドレッド』劇中では、寄生擬態生物Xに耐性を持つ存在は自分しかいないという理由で、相場より遥かに低い報酬額でZDR調査任務を引き受けた可能性が示唆されている。このサムスの行動に対してスターシップのコンピュータは「このミッションの報酬額は適切とは言えない」「想定しうるリスクに対して妥当ではない」と報酬額の低さを指摘していた。しかし一方で『漫画版メトロイド』第13話では、ミミキュリア星獣討伐時に相場の3倍の報酬額を請求している描写があり、金銭に全く関心が無い訳ではないと推測される。

経歴[]

Samus Menu Pose M1 ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。

サムス・アランの経歴については『漫画版メトロイド』『メトロイド ゼロミッション』『METROID Other M』等が詳しい。

幼少時代[]

Little Samus and Pyonchi in K-2L MMZ

幼少期のサムス (マガジンZ)

サムスは、父親のロッド・アランと母親のバージニア・アランの間の子供として生まれた。アラン一家は、惑星間航行に必要なエネルギー資源 アフローラルタイトが採掘されている惑星惑星コロニー K-2Lに採掘団として入植し、平和に過ごしていた。
Ending Poster 07 MF

幼少時代の悲劇を回想するサムス (フュージョン)

サムスが3歳の時、K-2Lに鳥人族が訪れて来た。事情により高エネルギー資源を必要としていた鳥人族は、K-2Lで採掘されているアフローラルタイトを借用する交渉を行うため、K-2Lにやって来たのだった。銀河社会への貢献度が高い鳥人族といえども、正式な手続きを踏まずして採掘資源の取引を行うことはできないとして、ロッド率いる採掘団は彼らの依頼を丁重に断った。この交渉の際、サムスは鳥人族の長であるオールドバードと出会い、会話を通して交友関係を結んでいた。交渉が不成立となった鳥人族はK-2Lを離れ、幼いサムスはオールドバード達との別れを惜しんだ。
その後、鳥人族を密かに追跡していたスペースパイレーツの一団がコロニーK-2Lの採掘場を発見、エネルギー資源の略奪を目的に採掘施設を襲撃した。父・ロッドはパイレーツによる採掘資源の奪取を阻止するため単身でパイレーツの貨物船内に潜入、船内のアフローラルタイトを誘爆させ、その爆発に巻き込まれて死亡する。母・バージニアもパイレーツの最高指揮官リドリーの火炎攻撃から愛するサムスを庇い、全身を焼かれて死亡した。この急襲によってK-2Lの採掘団は全滅。パイレーツ側もロッドの命を賭した自爆行為によって母船・兵員を失い、当初の目的であるアフローラルタイトの略奪に失敗した上、大きな損害を負うこととなった。サムスは、この大虐殺事件唯一の生き残りとなった。
Flashback Old Bird and Samus MZM

オールドバードと幼少時代のサムス (ゼロミッション)

孤児となったサムスは、緊急信号を受信してK-2Lに引き返して来たオールドバード達によって無事に保護され、鳥人族の住まう惑星ゼーベスへと連れて行かれた。しかし、地球人種であるサムスにとってゼーベスの自然環境は過酷なものであり、鳥人族が開発した人工知能マザーブレインの見解では、ゼーベスにおけるサムスの生存は極めて困難とされた。そこで、サムスの適応能力を高めるために鳥人族の一人であるグレイヴォイスのDNAをサムスに移植し、生体調整を行った。惑星環境に適応し、ゼーベスでの生活が可能となったサムスは、改めて鳥人族の一員として温かく迎えられたのである。

鳥人族による特訓[]

サムス 我々とは別の新しい道を歩みたまえ。それが正しい選択だよ。
真の"銀河の守り手"となってくれ
オールドバード


Ending Poster 10 MF

鳥人族に鍛え育てられるサムス (フュージョン)

K-2Lでの惨劇から11年後、14歳となったサムスはグレイヴォイス達の指導のもと、"銀河の守り手"となるべくパワードスーツを適切に運用するための特訓を続けていた。"銀河の見守り手"である鳥人族の一員として、また自分のようなスペースパイレーツの横行による被害者をこれ以上増やさないためにも、一刻も早く自分が一人前の戦士となって"務め"を果たすことの重要性をサムスはよく理解していたが、思うように気持ちが入らない状況が続いていた。
そんな折、サムスはゼーベスの原生生物イオノフェリアに連れられて、バジャーグローヴの群生する谷を発見する。しかし、バジャーグローヴはかつてスペースパイレーツがゼーベスを襲撃した際に持ち込まれた危険な毒草であり、イオノフェリアは、その種子をゼーベス全土に拡散する媒介者となっていた事実が判明する。生態系の保護を優先するため、グレイヴォイスはバジャーグローヴとイオノフェリアの殲滅を作業ロボットに命令する。自己防衛のために武装したイオノフェリアと、鳥人族との間でまさに戦闘が行われようとしていたその時、サムスは彼らの戦いをやめさせるため、イオノフェリアの持つ武器だけを的確に狙ってアームキャノンをふるった。イオノフェリアの排他的欲求が鎮まり、誰も傷つくことなく戦いは終わろうとしていた。だがサムスの健闘むなしく、マザーブレインの命令によって、その場にいたイオノフェリアは残らず焼却されてしまう。マザーの冷酷無比な判断を理解できなかったサムスは、怒りにまかせて一台の作業ロボットを破壊したのであった。
この一件で、サムスの持つ強い信念と、戦士としての資質に富むあくなき闘争心を感じ取ったオールドバードは、衰退しつつある鳥人族のもとを離れ、自分自身の決めた道を歩むことをサムスに勧める。鳥人族に代わって"銀河の守り手"となる使命を受け継ぎ、サムスは銀河社会へと旅立って行ったのだった。

銀河連邦警察時代[]

私は私の戦いをする。"真の銀河の守り手"となる為に
サムス・アラン


鳥人族の教えに従いゼーベスを離れたサムスは、銀河連邦警察に入隊する。惑星ジグラードを占拠したスペースパイレーツの動向を探るために偵察任務に就いたサムスは、本部の承諾を取らずして、同僚のクリーツモークと共にパイレーツに奇襲を仕掛け、パイレーツ部隊の掃討に成功する。任務を逸脱した行為ではあったが、銀河連邦本部はこの一件を、勢力を拡大し猛威を振るいつつあったスペースパイレーツに対する歴史的勝利として高く評価した。
しかし、スペースパイレーツの真の目的はゼーベスにある鳥人族の高度な文明であり、ジグラードの占拠はゼーベスの警備を手薄にさせるための陽動作戦に過ぎないという事実が明らかとなる。惑星防御シールドが破られ、発信されていた緊急信号も途絶えたゼーベスに生存者がいる可能性は絶望視された。スペースパイレーツの本隊がそこに集結しているとみた銀河連邦上層部は、軍の総力をあげたパイレーツ掃討作戦の敢行を決定する。ゼーベスの鳥人族はまだ生きていると信じ、彼ら生き残りがスペースパイレーツと銀河連邦軍の戦闘に巻き込まれることを危惧したサムスもまた、クリーツ、モークと連れ立ってゼーベスへと急いだ。
ゼーベスの状況は最悪であった。スペースパイレーツの計画は極めて用意周到なものであり、惑星を自爆させる余裕も無く、鳥人族はゼーベスと彼らの文明をパイレーツに明け渡すほかなかった。一部の鳥人族はゼーベスからの脱出に成功していたが、戦闘による犠牲者やパイレーツの捕虜となった仲間も少なからずいた[5]
クリーツとモークはサムスの幼少期からの友人である哺乳生物ピョンチーの案内のもと捕虜の救出へ、サムスは鳥人族ひいては銀河社会の決定に大きな影響力を持つマザーブレインの安否を確かめるため、ゼーベスの行政区ツーリアンへと向かった。ツーリアンでサムスが見たものは、スペースパイレーツを完全に支配下に置いたグレイヴォイスとマザーの姿だった。滅びゆく斜陽の種族である鳥人族よりも、スペースパイレーツと結託することこそが、銀河社会の繁栄に繋がるとマザー達は結論づけたのだ。かつての仲間達の裏切りによるショックに加え、突如として出現したリドリーを目前にして発症したPTSD (心的外傷後ストレス障害) により、精神的に追い詰められ戦闘不能となったサムスは、鳥人族のプラチナチェスト達と共にパイレーツの捕虜にされてしまう。別行動を取っていたモーク達の機転で、サムスを含めた捕虜達は間一髪で救出された。プラチナチェスト達のケアを受けてPTSDを克服したサムスは、仲間と共に無事に捕虜を救出し、銀河連邦軍とパイレーツの大規模な戦闘が始まる前にゼーベスから脱出した[6]
その時ツーリアンでは、パワードスーツを身に付けたグレイヴォイスがマザーブレインの破壊を試みていた。鳥人族を裏切り、スペースパイレーツへ転向したかに見えたグレイヴォイスであったが、それはマザーを破壊する機会を伺うための芝居だったのだ。誤った自己プログラミングをした"欠陥品"であるマザーを作り出した責任を取るため、彼は自ら汚れ役を買って出たのである。しかし、鳥人族には他人を傷つけることが出来ない"心理プロテクト"が働いているため、破壊活動は困難を極めた。そして、マザーを護衛するために現れたリドリーの猛攻を受け、グレイヴォイスは目的半ばで絶命する。この時サムスは、自分にDNAを提供してくれたもうひとりの父親といえる存在を失ったのである。
そして連邦軍の総力をあげた掃討作戦もまた、マザーブレインの反逆によって失敗に終わった。その後惑星ゼーベスは、マザーを中心としたパイレーツの難攻不落の本拠基地へと変貌することになる。

銀河連邦軍時代[]

私は幼なすぎた。あまりにも子供だった…
サムス・アラン(Other M)


Thumbs Down MOM

アダムの指令に"サムズダウン"で応える若き日のサムス (Other M)

サムスには銀河連邦軍に在籍していた時期があったという。それがいつであるかは定かではないが、サムスが銀河連邦警察に入隊する前後、あるいはスペースパイレーツによる二度目の惑星ゼーベス襲撃事件の後のいずれかと考えるのが自然であろう[7]
銀河連邦軍在籍時、サムスは上官のアダム・マルコビッチや同僚のアンソニー・ヒッグス、アダムの弟であるイアン・マルコビッチらと共に任務を遂行していた。当時のサムスは周囲から自分がか弱い子供や女性として扱われる事を極端に嫌っており、仲間に対して反抗的な行動を取ることも多々あった。仲間を嫌っていたわけではなく、悲惨な過去を持つこともあり、常に意地を張っていなければ簡単に折れてしまいそうな心理状況であったからだと彼女は後に独白している。その最たる例が、サムスがブリーフィングへの合意のサインとして用いていたサムズダウンで、アダムが冗談交じりに言う"レディー"という呼び名への断固たる拒否と、ブリーフィングへの絶対的な合意を表す、非常に複雑な心理状況にあった当時の彼女を象徴する特別な仕草だった。
Samus Left from GF Army MOM

連邦軍から脱退するサムス (Other M)

銀河連邦軍の一員として任務をこなしていたサムスだったが、ルシタニア号の大型ドライブユニットの修理任務の際、ドライブユニットの暴走によって修理を担当していたイアンが殉職する事件が起きる。その時サムスは、暴走状態のドライブユニット内に1人取り残されたイアンの救出に自分が向かうことを、司令官であるアダムに主張し、承認を得ようとした。しかし、アダムは彼女の進言を取り下げ、即座にドライブユニットの切り離しを命令。ルシタニア号には約300名の乗客が搭乗していたため、彼らの人命を優先し、暴走し爆発間近であったドライブユニットを一刻も早く切り離す必要があったのだ。当時のサムスはアダムの冷徹な判断を理解できず、この事件を契機に銀河連邦軍から脱隊したのだった。

バウンティ・ハンターへの転向[]

腕一本で危険を顧みず任務に挑む我々はこう呼ばれている。"賞金稼ぎ"と!!
サムス・アラン


銀河連邦軍を脱退した後のサムスの詳細な経歴は不明である。彼女は様々な過程を経て、どの組織にも属さないフリーのバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)として銀河を駆け巡るようになり、銀河連邦からも依頼を受けるなど脱退後も連邦との関係性は保たれていた。数々の依頼をこなす中で、いつしか "銀河最強のバウンティ・ハンター" として名を馳せるようになったが、サムスはそんな名声には関心を示していなかった。
Mission Start MZM

ゼーベスでの極秘任務を開始するサムス (MZM)

コスモ暦20X5年、惑星SR388で捕獲された浮遊生命体 メトロイドを搬送中だった銀河連邦の調査船が、スペースパイレーツに襲われた。生体エネルギーを吸い尽くし、β線の照射によって無限に増殖するメトロイドがパイレーツの手で生体兵器として利用されることになれば、銀河社会の壊滅は免れない。事態を重く見た銀河連邦は、メトロイド増殖計画が進行しているであろうパイレーツの本拠地ゼーベスに潜入し、メトロイドとマザーブレインを破壊する極秘任務「ゼロミッション」をサムスに依頼。彼女は様々な想いを胸に抱きつつ、任務遂行のため再びゼーベスへと降り立つ。かくして宇宙戦士サムス・アランの長きに渡る戦いは、ここに幕を開けたのだった。

主な装備・能力[]

詳細記事:サムス・アランの装備・能力一覧

基礎身体能力[]

鳥人族のDNAを移植され、あらゆる戦闘技術を叩き込まれたサムスの身体能力は、通常の地球人種のそれを遥かに上回っている[8] 。また非常に身軽であり、どんな高所から飛び降りても落下ダメージを受けることはなく、スムーズに着地して次の行動に移ることができるほか[9]、陸路をどこまでも走り続ける類まれな持久力も持ち合わせている。壁を蹴り上げて高く上昇するキッククライムや、地面を滑走するスライディングも生身で使用可能。
このように生身の状態でも並外れた運動能力を有しているサムスだが、この状態ではスペースパイレーツなど強大な敵に対する有効な攻撃手段を持たず、外敵の攻撃に対する防御能力も極めて低い。それゆえ、生存確率を上げるため、任務活動中は必ずパワードスーツを装着している。

パワードスーツ[]

私の力や能力はこのスーツの一片にまで流れている。第二の皮膚なのさ
サムス・アラン(サムス&ジョイ)


Samus Artwork 02 MP2

鳥人族のテクノロジーが凝縮されたパワードスーツ (MP2)

鳥人族の外骨格をベースにサムス専用に改造されたパワードスーツで、彼女の代名詞とも言える重要な装備である。サムスの遺伝子情報を基に製作されたオーダーメイドのスーツとなっており、サムス以外の第三者が着用することはできない。破損部位を短期間で修復する自己修復機能[10]、高度な生命維持装置、高い対ショック・腐食性、行動面でサムスの潜在的能力を引き出す人工知能など、鳥人族の高度なテクノロジーがパワードスーツに凝縮されている。宇宙空間や水中などでも行動可能。パワードスーツ着用時のサムスの身長は190cm、体重は90kgとなる[11]。また、パワードスーツの特徴的なデザインは、かつて古代鳥人族戦士が使用していた甲冑がモデルとなっている[12]
The Sequence of Wearing Samus's Power Suit MOM

パワードスーツの装着過程 (Other M)

パワードスーツの装着には、常人には計り知れないほどの極めて強靭な精神力が要求される。スーツはサムスの意思によって自由に着脱が可能であるが、サムスの精神状態が不安定になるとスーツの再装着は困難となる[13]。 また、バイオ素材で構成されているパワードスーツは、装着時にサムスの全身と一体化するため、スーツを装着したままサムスが意識を失った場合などは第三者の手によってスーツを脱がせる事はできない[14]。特定の部位だけを着脱することも可能で、スーツを着用したままヘルメットだけを脱ぐ描写が多々見られる。
パワードスーツに搭載されたモジュール機能により、各種パワーアップアイテムの取得によるスーツの機能拡張が可能となっている。鳥人族製の装備はもちろん、銀河連邦スペースパイレーツルミナスブリオニアンといった他種族が製作した装備なども、スーツの追加機能として取り入れるほどの優秀な互換性能を持つ[15]
背面のブースターはジェット噴射が可能なようだが、劇中での使用場面は極めて少ない。『サムスリターンズ』では、ジェット噴射で空中を高速移動するシーンがある。『Other M』『ドレッド』では、スピードブースター使用時にブースターを点火・推進力を増強している描写が見られる。

ヘルメット[]

Dread Suit Combat Visor MD

ヘルメットの視界 (ドレッド)

サムスの頭部を保護する重要な装備。暗闇を透視できる赤外線スコープや酸素供給装置[11]、エリアのマッピングを自動的に行うオートマップシステム[16] などの補助機能が搭載されている。
通常視界のコンバットバイザーには、エネルギー残量やミサイル・サブウェポン残弾数などといった戦闘における重要な情報や、周辺の簡易マップなどが表示される。目的によってバイザーを切り替える「バイザーシステム」の活用により、未知の敵との戦闘や未開の地における探索などを有利に進めることが可能。

アームキャノン[]

パワードスーツの右腕に備え付けられたサムスの主力武器。サムスの右腕と完全一体化しており、彼女の意思で様々な角度に向けて自在にエイミングを行える。『メトロイドプライムシリーズ』ではアームキャノン内部に腕が格納された状態となっており、Xレイバイザーを使用することでアームキャノン内部に収納されているサムスの右腕を視認することができる。
初期武装はパワービームのみであるが[17]、パワーアップアイテムの取得により、多種多様なビームウェポンや弾数制限があるが強力なミサイルランチャーグラップリングビームなどの武器アイテムが使用可能になる。
パワードスーツの構成部位の中でも特に耐衝撃性に優れており、外部からの衝撃で損壊したり、砲身が曲がるようなことが無い[18]。『サムスリターンズ』『ドレッド』では、アームキャノンの重量と耐久性を活かした近接攻撃「メレーカウンター」が使用可能で、相手の攻撃を弾きつつ反撃を繰り出せる。
アームキャノンは銀河社会における共通規格の武装デバイスのようで、専用端末にキャノンを挿入することで、エネルギー・弾薬の補給、各種データの移行作業などをスムーズに実行できる。『メトロイドプライムシリーズ』などでは、アームキャノン表面に操作盤が導入されているようで、ボタン操作でスターシップの遠隔操作などを円滑に行うことが可能となっている。『サムスリターンズ』ではメトロイドの生体反応をキャッチするメトロイドレーダーが搭載され、ホログラム表示機能なども備わっていた。

左腕[]

パワードスーツの左腕には、特に目立った装備は見られない。情報端末の操作や、アームキャノンを構えたり定位置に保持したりする際に使用するなど、補助的な役割を担うことが多い。動作性に優れるため、パイレーツの放った銃弾を瞬時に掴み取るような芸当も可能である[19]。『2Dメトロイドシリーズ』では追加装備「パワーグリップ」の効果により、左腕を用いて崖や壁の隙間などに捕まることが可能。『メトロイドプライム3』において特殊磁力を帯びたデバイス「グラブレッジ」を利用して崖を登る際や、『ドレッド』で「スパイダーマグネット」を使用する際、補助的に左腕を使用しているのが確認できる。
『メトロイドプライムシリーズ』では、グラップリングビーム発射機構を左腕に装備する仕様となっており、グラップリングビームで天井にぶら下がりながらアームキャノンを用いて前方の敵を攻撃する、といった柔軟なアクションが可能になっている。

モーフボール[]

また、サムスのパワースーツ技術、特にモーフボールの技術はまだ解明されていない。
モーフボールの試作品の4体の被験者は、体中の骨が砕け、よじれてしまった。
パイレーツデータ『ハンターの武器』より一部抜粋


詳細記事:モーフボール
パワードスーツのモーフィング機能によって、サムスが自走可能な球体に変形した状態。通気口などの狭い通路の移動の際に効果を発揮する。球体を利用した一部デバイスの起動の際に使用する場合もある。サムスのモーフボール変形能力は鳥人族の高度な技術によるものであるが、その詳細な原理は未だに解明されていないが、モーフボール変形能力は、柔軟な体で自らを球体のような姿に変形させる、古代鳥人族の大型種が持つ固有能力に由来しているらしい[20]
前述のモジュール機能により「ブーストボール」「スパイダーボール」など、モーフボールにも各種機能を追加することが可能となっている。「ボム」「パワーボム」などのモーフボール専用の武器も存在し、様々な場面で使用することができる。

ブーツ[]

パワードスーツの両脚に付けられたブーツは、移動やジャンプなどの基本的な運動の起点となる重要部位である。アイテム「ハイジャンプ」を取得すると、通常の数倍の高さまでジャンプすることが可能になるほか、「スペースジャンプ」取得後は無限回転ジャンプ (もしくは2段ジャンプ) を行える。パワードスーツ装着時の高い運動能力は、古代鳥人族の小型種・標準種の各能力に由来している[20]
スピードブースター取得後は、一定距離を走り続けることで高速ダッシュ能力を使用可能。「シャインスパーク」「ボールスパーク」などの特殊アクションで、縦横無尽に移動することができる。
鋭いキック攻撃を繰り出すことも可能で、主にカウンターアクションで使用される。『Other M』では、敵の攻撃を弾くカウンターの際に使用。『ドレッド』では、スライディング移動中にサマーソルトキックを繰り出せる。

オフィシャルデータ[]

取扱説明書[]

彼は最も優秀な宇宙戦士であり、絶対不可能といわれた数多くの事件を解決してきた。全身にサイボーグ強化手術をうけ超能力も身につけた人物で、敵のパワーを吸収する彼のスペース・スーツは海賊たちにも恐れられていた。しかし彼の真の正体はまったく謎に包まれていた。

メトロイド 取扱説明書


フリーのバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)。鳥人族より受け継いだパワードスーツを身にまとい数々の危険なミッションに挑んできた。銀河連邦軍に在籍していた経歴を持つ。

METROID Other M 取扱説明書


銀河でも指折りの腕利きバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)。惑星ゼーベスでのメトロイドをめぐるスペースパイレーツとの戦いは終えたが、新たな事件に巻き込まれる。

メトロイドプライム 取扱説明書


銀河でも指折りの腕利きバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)。惑星ゼーベスやターロンⅣの戦いに続き、新たな事件に巻き込まれる。

メトロイドプライム2 ダークエコーズ


銀河でも指折りのバウンティハンター(賞金稼ぎ)。その身にまとったパワードスーツは、自力走行可能な球体「モーフボール」に変形可能である。

メトロイドプライム ハンターズ 取扱説明書


書籍[]

サムス・アランの出生に関しては未だに謎が多い。
彼女の生い立ちを知るものはただひとり。銀河連邦議長、キートンだけである。
このレポートの多くは推測によって構成されていることをあらかじめ、明記しておきたい。

孤児であったサムスは鳥人族の手で育てられたらしい。
鳥人族もまた謎に包まれた種族である。かつては銀河に一大文明を誇り、そのテクノロジーは現在の水準をはるかに凌駕したものだったらしい。
だが、種としての限界を感じたとき、「引退」し、銀河を若き知的生命体に譲ったという。
惑星ゼーベスなどで見られる鳥人族の像は、かつての文明の遺跡である。

地球人のコロニーK2L。宇宙海賊ゼーベスにより襲撃された惑星で、サムスはただひとりの生き残りだった。
運よく訪れた鳥人族にサムスは拾われた。
サムスの心に宿るあくなき闘争心。それは老いた鳥人族からは失われたものだった。
鳥人族は、サムスに銀河の将来を託すことにした。鳥人族の優れた能力を受け継ぐために、サムスにDNAを移植し、戦いの技術をたたきこんだ。さらにパワードスーツを与え、戦闘機動力を高めた。

パワードスーツはサムスの第二の皮膚だ。彼女だけのオーダーメイドであり、ほかのものに着用することはできない。
彼女の生体エネルギーに連動し、鳥人族のテクノロジーによって、将来的なパワーアップも可能になっている。

パワードスーツを着ていないときのサムスに会えば、彼女が銀河系ナンバーワンの戦士であり、バウンティハンターであるとは、だれも気がつかないだろう。あどけない面差しを残した少女のようだ。

だが、目だけはちがう。エメラルド色の瞳には毅然とした輝きと孤独感がないまぜになっている。その瞳を見つめた男たちは、とまどうことになる。
それでも言い寄ってくる男たちは、サムスの冷たい拒否にあうことだろう。

サムスは周知のように、惑星ゼーベスでメトロイドを強奪した宇宙海賊を壊滅させ、SR388でメトロイドを殲滅させた戦士である。

だが、SR388でたった1匹だけ生き残ったメトロイドの幼生 ― ベビーメトロイドを連れ帰ったこと。(本来の任務からいえば、これは明確な違反行為である) そこに、人間としてのサムスの心情が見えてこないだろうか。自分と同じ生き残り…。たよるものもない、ひとりぼっちの存在…。

サムスは自分の運命をベビーに重ねあわせ、ベビーの母として接しようとしているのではないだろうか。

数少ない鳥人族の生き残りに育てられたサムス・アラン。鳥人が創りあげた偉大な文明のたったひとりの継承者として選ばれた。

アウトロウのバウンティハンターでありながら、銀河の平和の守護神でもある。彼女を理解するものは少ない。

任天堂公式ガイドブック スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分


銀河系の中でも、最強といわれるバウンティーハンター。数多くの事件を解決してきた人物ではあるが、その正体は謎に包まれている。

任天堂公式ガイドブック メトロイド ゼロミッション


銀河でも指折りの腕利きバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)。その優れた戦闘能力と身にまとった強力なパワードスーツの力により、いかなる困難な任務もなし遂げる。前回の惑星ゼーベスにおける戦いで、彼女とスペースパイレーツとの戦いは終わったかに思えたが…。

任天堂公式ガイドブック メトロイドプライム


銀河でも指折りの腕利きバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)。今回は、行方不明となったブラボー中隊の捜索を依頼される。

任天堂公式ガイドブック メトロイドプライム2 ダークエコーズ


宇宙最強の戦士と呼ばれる、伝説の賞金稼ぎ。

メトロイド サムス&ジョイ 第2巻 人物紹介


誰もが腕を認める銀河系随一の賞金稼ぎ。ジョイを認めジョイと共に旅をする。

メトロイド サムス&ジョイ 第3巻 人物紹介


公式サイト[]

のっち 11才男性:
Q. なぜサムスは惑星ゼーベスで育ったのかが気になります。
坂本:
A. 惑星コロニー(K-2L)がリドリー率いる宇宙海賊の襲撃を受け全滅させられた時の唯一の生存者が当時3歳のサムス・アランでした。孤児となった彼女を引き取った鳥人族によって彼女は惑星ゼーベスで育てられることになります。

METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE METROID FAQ 13


メトロイドは面白すぎ 11才男性:
Q. 質問なんですが、ミッションのない時、サムスは何をしているのですか。お願いします!

坂本
A. サムスは常に謎の多い人物なので謎です。皆さんのイメージを聞かせてください!

METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE METROID FAQ 17


Q. ミミッチ 17才男性:
パワードスーツはサムスと一体化しているのではないのですか?マザーブレインを破壊し、帰路についていたとこをスペースパイレーツに追撃され、ゼーベスへ墜落してしまってからです。一体化してるはずなのになぜスーツを失うのですか?これが一番の疑問です。詳細宜しくお願いします。

坂本:
A. サムスがパワードスーツと一体化し続けるためには、常人では計り知れないような精神エネルギーが必要です。今回のようなプレッシャーのかかる状況では、いかにサムスといえども精神エネルギーを集中させることができませんでした。しかし壁画の精霊(大軍神)の試練に耐え抜いたサムスは、再び強靭な精神力を取り戻し、伝説のパワードスーツと一体化することに成功しています。

METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE METROID FAQ 25


NAME:ハンターKGR AGE:27 SEX:男
QUESTION:
シリーズを通じて気になってたのですが、サムスはずっと独身のままなんでしょうか。まあ、一匹狼的なキャラですが、そろそろ気になる相手が出て来てもいいような気が。あと、メトロイドシリーズは小説化される予定は無いのでしょうか。ぜひ読んでみたいです。

ANSWER:
彼女のプライベートは謎に包まれていますので…。 小説化の予定は、残念ながら今のところないと思います。

メトロイドプライム2 ダークエコーズ オフィシャルサイト Q&A No.017


NAME:スキャン小僧 AGE:11 SEX:男
QUESTION:
なぜサムスは、報酬も何もないルミナスを救うことをしたのでしょうか。

ANSWER:
サムスの人柄でしょうか。そこに悪がある限り、彼女は戦い続けるのです。

メトロイドプライム2 ダークエコーズ オフィシャルサイト Q&A No.049


サムス・アラン
銀河連邦からも依頼が舞い込む、凄腕のバウンティ・ハンター。その右腕はビームやミサイルを撃つことができる高性能なアームキャノンを装備し、身を包むチョウゾ製のパワードスーツはモーフボールという自力走行可能な球体に変形することができる。今回は宇宙滅亡の危機を救うべく、自らの命をかけて、フェイゾンの汚染に立ち向かう。

メトロイドプライム3 コラプション 公式サイト「キャラクター」


銀河系の中でも、最強と言われるバウンティーハンター。数多くの事件を解決してきた人物ではあるが、その正体は謎につつまれている。銀河連邦からメトロイド討伐依頼を受け、惑星SR-388へ向かう。

メトロイド サムスリターンズ 公式サイト


「メトロイド」シリーズの主人公。屈強なパワードスーツの中は女性だが、その正体を知るものは限られている。
銀河を揺るがすような数々の事件を単身で解決してきた 超スゴ腕のバウンティハンターで、「銀河最強の戦士」と言われている。

メトロイド ドレッド 公式サイト「サムス・アランの任務」


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ[]

フルネームは、サムス・アラン。
宇宙きってのバウンティ・ハンターである。

鳥人族のテクノロジーを秘めたパワード
スーツを身にまとい、アクロバティックな
アクションを颯爽とこなす。

ターゲットの「浮遊生命体・メトロイド」
とは、因縁めいた関係を持つ。
ちなみに女性である。

ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ キャラクター紹介


本名サムス・アラン。
宇宙をまたにかける
バウンティ・ハンター。
鳥人族のテクノロジーを
備えたパワードスーツを
身にまとい、卓越した
戦闘能力と運動センスで、
惑星ゼーベスを単身攻略。
彼女は、出生、経歴ともに
謎が多いが、鳥人族文明の
唯一の継承者とされている。

大乱闘スマッシュブラザーズDX フィギュア「サムス」説明文


孤児だったサムス・アランは、
数少ない鳥人族の生き残り
に育てられたという。
戦闘技術とパワードスーツを
与えられ、銀河系最強の
戦士となったサムスは、
鋼鉄の皮膚を持ちながらも
鳥よりもしなやかに舞う。
『メトロイド』シリーズでは、
クリア時間によりマスクや
スーツを脱ぐのが定番。

大乱闘スマッシュブラザーズDX フィギュア「マスクを脱いだサムス」説明文


本名、サムス・アラン。
銀河をまたにかけて活動を行う
バウンティハンター。
幼いころに両親を失い、鳥人族
に引き取られ育てられた。
身に纏ったパワードスーツは
鳥人族の技術で作られたもの。
類い希なる戦闘センスと
運動神経を兼ね備え、右腕に
装備されたアームキャノンで
幾多の任務を遂行してきた。

大乱闘スマッシュブラザーズX フィギュア「サムス」説明文


「メトロイド」シリーズで、様々な惑星を舞台に、
戦いを繰り広げる女性。名前はサムス・アラン。
鳥人族の技術により作られたパワードスーツを
着用しており、その戦闘機動力は計り知れない。
「スマブラ」でも、ビームやミサイル等、複数の
遠距離攻撃を駆使する。「チャージショット」は、
最大までためた場合のふっとばし力が強烈だ。

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS & Wii U フィギュア説明文


登場作品[]

メトロイドシリーズ[]

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ[]

プレイアブルキャラクター「サムス」「ゼロスーツサムス」として登場。『スマブラシリーズ』には "ゲームキャラクターを模したフィギュア同士が戦っている" という設定があり、厳密には『メトロイドシリーズ』に登場するサムスとは別人である。

書籍[]

豆知識[]

  • 『サムス・アラン』という名前は、ブラジルのサッカー選手「ペレ」の本名に由来している。
    • サムスのデザインを担当した清武博二によると、主人公の名前を誰も知らないようなものにしたいと考え、ペレの本名『サムス・アラントス』を参考に名前を考案したという。しかし、実際のペレの本名は『エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント (Edson Arantes do Nascimento)』であり、そのいい加減なネーミングに対し坂本賀勇は「アランしか合っとらん(笑)」とコメントしている。清武の弁解によると、『サムス・アラン』の名称がそのまま最終的に定着するとは予想しておらず、適当に名付けてしまったとのこと[21]
  • サムスの正確な年齢は明らかにされていない。現時点で判明している公式データは以下の通り。
    • 漫画版メトロイド』では、K-2L襲撃事件時のサムスは3歳、鳥人族に育てられゼーベスを離れた時期が14歳とされている。
    • 月刊マガジンZ連載版『メトロイド』第3話では、表紙絵に「力を持つことが正義なのか…悩めるサムス まだ十七歳」という編集コメントが書かれている。この情報が正しければ、連邦警察在籍時のサムスは17歳で、ゼーベスを離れてから約3年が経過したことになる[22]
    • METROID Other M』ギャラリーには、K-2L襲撃事件時のサムスは4~6歳、連邦軍所属時代のサムスは15~17歳をイメージした旨の記述がある。
    • なお『メトロイドシリーズ』の世界ではコールドスリープ技術が発達しており、長命の種族が多数存在するなど、我々の住む現実世界とは時間感覚が大きく異なっている可能性が高く、ゆえに年齢の計上方法も異なる可能性が高い点には留意すべきである。
  • 初期のサムスの設定は「全身にサイボーグ強化手術を受けている」「超能力を使える」など、現行設定と異なる要素が見受けられる[23] 。また、取扱説明書においてサムスを指す三人称に "彼" が使われており、ゲームをクリアするまでプレイヤーにサムスの性別を男性と思い込ませる工夫がなされている[24]。英語版の説明書でも同様に代名詞 "He" が使われている[25]
  • 『スーパーメトロイド』グラフィック担当の木村浩之によると、サムスのスリーサイズは106・60・90とされている[26]
  • サムスの素顔のデザインに関しては、明確なイメージ元が存在しない。
    • スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分』開発者インタビューで坂本賀勇は、サムスを実在の女優に例えると「キム・ベイシンガー」のイメージであると回答している
    • 『フュージョン』『プライム』発売時のインタビューでは、フィーリングで回答したものであるとして先の発言を否定。顔のイメージは少し甘ったるいが「シャリーズ・セロン」であると訂正している。同インタビューで田邊賢輔は、『プライム』開発時にサムスの顔のイメージについて坂本と相談を行い、可愛らしさを加えるため「ナタリー・ポートマン」を意識してモデリング作成の指示をしたと回答している[3]
  • サムスを演じる女優・声優は、作品ごとに異なる。
    • シリーズで最初にボイスが付いたのは『スーパーメトロイド』で、ゲームオーバー時の音声で聴くことができる[27]。攻略本などの情報を考慮すると、楽曲担当の濱野美奈子のボイスが使われている可能性が高い。
    • メトロイドプライムシリーズ』では、アメリカの女優・声優のJennifer Haleがボイスを担当。主に被ダメージ時などに聴くことができる。
      • ただし、ゲームオーバー時の叫び声は別の声優が担当。アメリカの声優、Vanessa Marshallのボイスが使用されており、本人も公認している[28]。これはオーディオリードのClark Wenが、彼女の高音域の発声がゲームオーバー演出に適切と判断したためである[29]
    • METROID Other M』では、日本語/英語で演者が異なる。日本語版は、声優の小林愛がサムスを演じた。従来のシリーズ作品とは異なり、台詞量が非常に多い。
    • メトロイド ドレッド』では、2人の女優がサムスを演じている。クワイエットローブとの会話シーンで聴ける僅かな台詞は、スペインの女優・声優のNikki Garcíaが声を担当。最終ボスとの戦闘時にサムスが雄たけびを上げるシーンでは、Holly Renauntの声が使用されている[30]

ギャラリー[]

パワードスーツ[]

素顔[]

脚注[]

  1. 初代『メトロイド』エンディングでは茶髪、NES版『メトロイド』や『サムスリターンズ』の一部エンディングでは緑色の髪をしている。
  2. 『Other M』で新たに追加された身体的特徴。
  3. 3.0 3.1 『ニンテンドードリーム』2003 Vol.85「メトロイド 開発者ロングインタビュー」
  4. 『メトロイドプライム3』はオープンワールドになる予定だった―当時のシリーズ・スタッフたちが開発秘話を語る | Game*Spark
  5. ゼーベスに遺されていたオールドバードのホロスクリーンの言葉より。ゼーベスから脱出した鳥人族のその後の顛末は今なお不明である。ちなみに、この時鳥人族が開発中で、彼らの手によってゼーベスに持ち込まれていたメトロイドが暴走し、敵味方を問わず数多くの犠牲者が出た。メトロイドはその後劇中には登場しない。
  6. オールドバード達と同様、ゼーベスを無事に脱出したプラチナチェスト達のその後の顛末は不明。この事件以降、鳥人族は銀河社会から姿をくらませることとなる。
  7. 連邦警察に所属していたサムスが惑星ジグラードでアダムと出会った際には、ほとんど言葉を交わしていなかったにも関わらず、お互いの性格をよく理解しているようにとれる描写があるため、この時が初対面ではなかった可能性がある。しかし、サムスが口数の少ない性格であることや、アダムが有能な司令官であること、連邦軍在籍時のサムスがアダムを実の父親のように慕っていたという事実などから、「ゼーベスの陥落によって家族同然の鳥人族を失ったことで、軍よりも先に行動ができない連邦警察の無力さを痛感し、またジグラードで出会った有能な司令官であるアダムへの期待などから、サムスが連邦軍に入隊した」という可能性も考えられる。真相究明のためにも、公式の発表が待たれる。
  8. 『メトロイド ゼロミッション』におけるゼロスーツサムスの最大ジャンプ高度は、パワードスーツ装着時にハイジャンプを取得している状態のジャンプ高度と同等となっている。
  9. メトロイドプライム ハンターズ』では例外的に、一定の高さから飛び降りた際に落下ダメージが生じる。他のメトロイドプライムシリーズでも、底の無い落とし穴に落ちたときに落下ダメージを受けたり、ダメージを受けることは無くともサムスが悲鳴を上げる場合がある。
  10. メトロイド サムス&ジョイ 第17話より
  11. 11.0 11.1 『メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS』公式HP および同作の取扱説明書より
  12. 『メトロイドゼロミッション』公式HP 開発ルーム GALLERY1
  13. 『メトロイドゼロミッション』公式HP METROID FAQ NO.25
  14. メトロイド フュージョン』冒頭のサムス自身によるレポートより。また『プライム3』では、昏睡状態のサムスに対して、彼女がパワードスーツを着用した状態のまま、スーツにフェイゾン強化装置=PEDを搭載する改修工事が行われた。
  15. ただし、伝説のパワードスーツ取得前は、一部のアイテムは未詳アイテムと認識され装備として取り込めない場合もある。
  16. 『メトロイドプライム ハンターズ』ログブック アイテム
  17. 作品によっては、ミサイルやチャージビームなどが初期武装に含まれている場合もある。
  18. 例外的に『サムス&ジョイ』では、人質を取ったダンゲーロに武器を捨てるよう命じられ、自らの意思でアームキャノンを破壊・無力化する描写がある。
  19. メトロイド サムス&ジョイ』第1話
  20. 20.0 20.1 『メトロイドゼロミッション』公式HP 開発ルーム GALLERY1
  21. ニンテンドードリームVol.118 『やればやるほどディスクシステム インタビュー 前編』など
  22. https://twitter.com/Wata_Ridley/status/1627259677787688965
  23. 「サイボーグ強化手術=鳥人族によるDNA移植」「超能力=モーフボール変形能力など」「敵のパワーを吸収するスペース・スーツ=敵を倒した後に生じるエネルギーボールを吸収可能なスーツ」などと解釈すれば、あながち間違った説明ではない
  24. https://www.nintendo.co.jp/clv/manuals/ja/pdf/CLV-P-HAAQJ.pdf
  25. https://www.nintendo.co.jp/clv/manuals/en/pdf/CLV-P-NAAQE.pdf
  26. 『任天堂公式ガイドブック スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分』のコラム『私だけが知っているサムスの秘密』より。「サムスは実はニューハーフである」などといった不正確でいい加減な内容も含まれているコラムのため、公式設定では無いと捉えるべきである。
  27. https://www.reddit.com/r/Metroid/comments/r32f5y/samus_cry_was_in_the_super_metroid_game_over/
  28. https://twitter.com/vanmarshall/status/1624527796520513536
  29. https://shinesparkers.net/interviews/clark-wen/
  30. https://shinesparkers.net/features/in-search-of-samus/

関連項目[]

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