『スーパーメトロイド』(Super Metroid) は、1994年3月19日に発売されたスーパーファミコン専用アクションゲームソフト。『メトロイドシリーズ』および『初期三部作』第3作。『スーパー』の略称で呼ばれる場合もある[2]。
解説[]
タイトル画面より
- ゲームボーイで発売された前作『メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS』の正統続編で、オープニング映像中でMETROID 3とナンバリングされている。前作『Ⅱ』と同様、本作も海外市場を意識して開発されたタイトルとなり、リージョン差分が無く日本語/英語版ともに共通の内容で、当時の最大容量である24メガビット (3MB)カートリッジで製作されている[3]。
シリーズの基礎を確立したゲームデザイン[]
- シリーズ伝統の "探索" を重視したゲームデザインに更なる洗練・拡張が施され、前作『Ⅱ』以上に2D探索アクションゲームとしての完成度が向上。広大かつ迷路のように複雑なステージを探索、アイテム収集でサムスの能力を強化して行動可能範囲を拡大していく従来のゲーム性はそのまままに、シリーズで初めて導入されたマップ機能や補助アイテム「Xレイ・スコープ」等の存在により、初心者~上級者まで幅広いユーザーが探索を楽しめるよう調整されている。
- 探索自由度が非常に高い点も本作の特長。サムスの多彩なアクションを駆使することで様々な攻略ルート構築が可能で、アイテム100%や短時間クリア等、プレイヤーの技量次第で様々なゲームプレイが楽しめる。エンディング後にアイテム回収率が表示されるようになったのも本作が初で、後続シリーズ作品に多大な影響を与えている。
- 主人公「サムス・アラン」のアクションも大幅に強化。前作『Ⅱ』に無かった「ダッシュ」「斜め撃ち」等の基本操作だけでなく、シャインスパーク等の特殊アクションが追加。複数アイテムを同時所持・装備アイテムの切替で豊富な武器を使用可能となり、より多彩な戦闘アクションが楽しめるようになっている。
初期三部作の完結編[]
- 本作は発売当時シリーズ完結作として制作され、初代『メトロイド』から続く物語に終止符が打たれる内容となっていた。以降、約9年間『メトロイドシリーズ』新作は開発されず、長きに渡って沈黙の時代が続いていた。これについて坂本賀勇は、ストーリーが綺麗に完結していたこと、ニンテンドウ64/ゲームボーイカラーのグラフィック性能では『メトロイド』が持つリアルな世界観を正確に表現することが難しく、過去作品の劣化版となってしまう恐れがあったこと等を理由として挙げている[4]。
- その後『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』にサムスが参戦・シリーズ知名度が向上したことが契機の1つとなり、2000年代にGC/GBAタイトル『メトロイドプライム』『フュージョン』が発売。これにより完結作としての看板は取り払われたのであった。
開発[]
プロジェクト始動[]
- 任天堂開発第一部に所属していた坂本賀勇は、当時の上司であった加納誠から「坂本くん、スーパーファミコン (SFC)で『メトロイド』をつくってや。僕がそのための環境づくりをするから、絶対にやるべきや」と、SFC向け『メトロイド』新作の企画を提案された。以前、坂本はシアトルのNOA (Nintendo of America) 本社に出張したのだが、仕事の一環で現地のショッピングモールへ案内された際、案内役のNOAスタッフに「この人が『メトロイド』を作ったんだよ」と紹介されながら店舗を巡ったという。その他己紹介を聞いた全員が『メトロイド』を知っており、ゲームに馴染みのなさそうなブティック店員までが派手なリアクションで驚いてくれたという稀有な体験をしていた。
- アメリカにおける『メトロイド』の知名度・人気の高さを身をもって感じていた坂本は、SFC向け『メトロイド』制作は十分意義のある仕事だと考え、加納の提案に賛同。その後、SFC発売から約1年が経過した1991年秋頃に『スーパーメトロイド』開発プロジェクトがスタートした[5]。開発チーム総人数は17人と当時としてはかなり大規模なチームであり[3]、加納はプロデューサー、坂本はディレクターを務めた。
入念に行われた開発[]
- 坂本たちは、SFCがこれまでのゲームハードとは全く異なる点に強く留意しながら開発を進めた。グラフィックの拡大縮小・回転が新たに可能となり、ファミコンと比較して表現の幅が大きく広がった反面、ハードの仕様上、事前によく考えきっちり設計した上でプログラムを組まなければ、実現可能なこともできなくなってしまう。
- 坂本は元々デザイナー志望で任天堂に入社しており「デザイナーは技術なんか知らんでもいい。そんなん知ったら、やる前から『できません』と言うようになるからアカン」と主張する横井軍平の下で仕事を続けてきた経歴から、ゲームの技術に関しては疎い側面があった。しかし『スーパーメトロイド』制作に際しては、それではいけないと考えた。プログラマーに指示を出すための十分な知識を身につけ、明確なビジョンを持って開発に取り組む必要性を強く感じたという。そのため開発初期の約1年間はゲームハードの性能テスト・基礎プログラムを組むための研究期間とし、ゲームとしての形が見えるまでにさらに半年ほどの時間を要した[5]。
- 広大なマップは『メトロイドシリーズ』では馴染み深い "探索" を重視した構成となっており、ゲームを初めて遊んだ人が謎解きに苦労しても、最小限のストレスで済むよう丁重に設計されている。このレベルデザインには莫大な時間的コストを要しており、マスターアップ1ヶ月前のギリギリまで変更を加え続けていたという。ゲームが苦手な社内スタッフに最初から最後まで通しでプレイさせる「走ろう会」が数回行われたり、完成直前のソフトを自宅に持ち帰り家族にプレイさせるなど、あらゆる手段で繰り返し入念なデバッグ作業が行われていた[3]。
- 本作のプログラマーは合計7人ほど。主人公「サムス」のプログラムだけでも膨大なデータが必要で、サムス専属のプログラマーをわざわざ1人用意する程、大変な仕事量だったという。ボス・敵キャラなどのオブジェクトや当たり判定のプログラムを担当していた藤井康彦は デザイナーの描いたオブジェクトデータを入力すると実際のソースコード・当たり判定等のデータを自動変換・出力する開発支援ツールを独自に制作。複数人で作業する上でのルールを統一することで、仕事をまとめやすくかつ数をこなせるようにした。それでも各敵キャラクターの動きには細かな差分があり、どんなプレイヤーでもボス戦で公平に勝利できるためのシナリオ設計が要求される等、自動化ツールを使用しても依然として膨大な作業が必要であった[6]。
- 敵キャラ・ボス・マップなどのグラフィックは各担当者が制作を行い、それぞれの個性を持たせつつ世界観を統一するため、最終段階で山根知美がレタッチを施すという方式が取られた。山根の監修が入るとどんなに可愛らしいキャラクターでも生々しくグロテスクな容姿に変貌するため、"汚い世界観" で統一するには最良の方法だったと開発スタッフ一同は語っている[3]。なお、山根は本作のサムスのデザイン担当者でもある。
- 製作期間は約3年間。任天堂が企画・デザイン、インテリジェントシステムズがプログラムを担当とした共同開発が進められ、マスターアップ直前はスタッフ一同で任天堂本社に泊まり込んでいたという。クリスマス・年末年始休暇を返上[7]、風呂に入る暇も無く徹夜で作業を行い、臭いがきつく八畳も無い仮眠室に大勢が寄ってたかって眠るその光景は、まさに修羅場であった[3]。坂本は病的な状態で開発作業を続けた結果、自宅でシャワーを浴びる際にも『スーパーメトロイド』BGMの幻聴を聴いていたと語っている[8]。
- ただ、こうした事態はスケジュール管理の不備が起因した訳ではなく、考えうる最良の状態でゲームを発売したいという、開発チームの総意による側面が大きかった。開発風景を傍から眺めていた横井軍平は「芸術品やないのに、いつまでやってんのか」と呆れていたという。山本健誌は当時を振り返り、マスターアップの際には厳しくも充実していた日々の終わりを感じ、涙を流したと述懐している[5]。
映画的演出の導入[]
日本語字幕スーパーを意識したオープニング演出
- タイトル画面の演出は、あらかじめ家庭用ビデオテープ (VHS) でイメージビデオを編集・作成し、その映像をもとに制作。オープニングをはじめとしたゲーム中のテキストは英語で、そこに日本語字幕を表示するというSF洋画を意識した手法を取り入れた。これは坂本が開発初期から構想していたアイディアで、英文・日本語字幕の内容に微妙なズレが生じているのも意図的な演出であると語っている[3]。
- ゲーム終盤では映画的演出を重視した結果、プレイヤーがサムスを操作できなくなる場面があるが、これについては開発陣の中でも「ゲームとしては、操作をできなくするのはアカンでしょう」といった否定的意見も上がっていたという。結果的にこの演出は多くのゲームファンに高く評価されており、シリーズ屈指の名場面として記憶されている[5]。こうした映画的演出は、後続の『メトロイドシリーズ』作品でも適宜取り入れられている。
サウンド表現力の向上[]
- ファミコンではPSG音源とノイズの計4音しか使用できなかったが、SFCの音源では録音した音声を最大8音まで同時に再生可能になり、サウンドの表現力が格段に向上した。
- 『スーパーメトロイド』のサウンドを担当した山本健誌は、これまでの『メトロイドシリーズ』が持つダークなイメージを損なうことなく、世界観をよりリアルに描写するため、映画音楽のような雰囲気を持つBGM・効果音を目指して様々なチャレンジを試みた。ハードの性能を極限まで使い、サウンドチップに音声データを送り込むプログラミングが完成したことにより実現したアコースティックな音色や、当時のゲームではあまり聴かなかった女性コーラスのような音声を多用。プレイヤーがゲームの世界観に素直に溶け込めるような、低音を意識した重々しいBGMを制作した。
- 映画ファンの坂本は、サウンドそのものや音を出すタイミング、間の取り方などに関して強いこだわりがあり、サウンド担当の山本には様々なオーダーを出したという。「カミナリの音にはものすごくこだわってくれ」という坂本の要望を受け、山本はノイズ音を駆使して雷の音をプログラミングした。それ以前に『ファミコン探偵倶楽部』で落雷が鳴るシーンを演出した経験が役に立ち、ゲーム冒頭のクレテリアで雷が鳴り響くシーンでは、当時としては小容量でリアリティある効果音演出ができたという。
- また坂本は、本作のキーキャラクター「ベビーメトロイド」の鳴き声についてもこだわりがあり、状況によって変化するベビーの感情がプレイヤーに真に伝わるようなに音色してほしいと依頼され、山本は3種類の鳴き声を作成した。これらの音声は完成度が高く、後年発売された『メトロイド サムスリターンズ』でも使用されることになる[5]。
ストーリー[]
THE LAST METROID IS IN
CAPTIVITY. THE GALAXY
IS AT PEACE...
最後のメトロイドが 獲えられ
銀河宇宙に平和が訪れた…
コスモ歴2000年代、銀河では惑星間交流が盛んに行われ、かつてない繁栄の時代を迎えていた。
今や銀河の平和は、各惑星の代表者によって設立された「銀河連邦」によって守られている。
しかし、銀河にはまだ多くの未知の惑星が残されており、様々な事件も起きていた。
そのひとつに宇宙戦士サムス・アランの活躍により解決された重大な事件があった。
謎の生命体「メトロイド」をめぐる宇宙海賊との戦いである。![]()
銀河連邦の調査船は惑星SR388で未知の生物を発見した。
「メトロイド」と命名されたその浮遊生命体は、β線を照射するだけで増殖し、他の生物にとり付いてエネルギーを吸いつくす恐るべき能力を持つことがあきらかになり、急遽、銀河連邦本部に持ち帰ることとなった。
ところが調査船は宇宙海賊の奇襲に遭い全滅。
「メトロイド」は海賊の手によって機械生命体マザーブレインの統括する要塞惑星ゼーベスに持ち去られてしまったのである。
銀河連邦は腕ききの賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)サムス・アランに海賊とメトロイドの殲滅を依頼した。
惑星ゼーベスに単身乗り込んだサムスは、苦闘の末メトロイドを殲滅、マザーブレインをも破壊し宇宙海賊の野望を打ち砕いた。その後銀河連邦首脳部は、SR388に数多く棲息すると思われる危険な生物メトロイドを絶滅させるべく特殊部隊を派遣したが、全部隊が消息を絶つという事態に陥ってしまった。
もはやこの事態を解決できる者はサムス以外にありえない!
銀河連邦最高議会はSR388にサムス・アランを派遣、メトロイドを殲滅することを決定したのである。![]()
SR388に棲息するメトロイドは脱皮、変身を繰り返しサムスを苦しめたが、その最深部に巣くうクイーンメトロイドを倒し、サムスはその任務を完了した。
そのとき、ただひとつ残った卵がサムスの目の前で孵化しメトロイドの幼生が誕生した。
ベビーメトロイドは初めて見たサムスを母親と思い込み、まとわりついてくる。
サムスはこの無邪気なベビーメトロイドとともにスターシップに乗り込みSR388を後にした。
だが、この一匹のベビーメトロイドがさらなる事件を引き起こそうとは誰一人予想だにしなかったのだ…![]()
サムスが持ち帰ったベビーメトロイドは、スペースコロニー内の宇宙科学アカデミーに持ち込まれ、その特殊な生体構造を研究されることとなった。
メトロイドが持つ優れたエネルギー特性は、人類にとって非常に有効であるというのが科学アカデミーの結論である。
更にそのリポートの末尾には、メトロイドは本来平和的活用を目的として人工的に創り出された生命体である可能性を示唆していたのである。
銀河には平和と秩序が戻ってきたと思われた。
気ままなハンター稼業に戻ったサムスのスターシップに緊急指令が届くまでは…非常事態発生‼︎
ただちに科学アカデミーへ急行せよ!アカデミーに到着したサムスが見たものは、何者かに襲われ全滅した研究施設とその研究員たちであった。
そして、そこにはベビーメトロイドの姿はなかった。
しかしサムスは廃墟の闇に凶悪な気配を感じていた。
闇から現れたのはサムスが壊滅させたはずの宇宙海賊の一味であった。
メトロイドを奪った海賊たちは、再建した要塞惑星ゼーベスに逃げ込んだ。
サムスは危険の待つ惑星ゼーベスへ向かうことを決意した。
またしてもメトロイドをめぐってサムスと宇宙海賊の死闘が始まるのだ!
ゲームシステム[]
ゲーム進行[]
- サイドビュー方式の2Dアクションゲーム。プレイヤーはサムスを操作して要塞惑星ゼーベスに潜入、宇宙海賊に攫われたベビーメトロイドの奪還を目指すことになる。ゲーム開始時点では最低限の装備しかなく、行動範囲が限定されるが、エリア各地に隠されたパワーアップアイテム収集によりサムスの能力を強化可能。行動範囲も段階的に広がっていく『2Dメトロイドシリーズ』特有のゲームデザインとなっている。
- ゲームの進行状況は、各地に設置されているデータセーブ・ユニットやスターシップで保存できる。登録可能なセーブデータ数は最大3つまで。データ選択画面でセーブデータのコピー・削除も可能。
- 敵との接触等でダメージを受け、サムスのエネルギー残量がゼロになると、パワードスーツが砕け散ってゲームオーバーとなる。ショートセーブ機能等は無く、コンティニューすると最後のセーブ地点からの再開となる。
操作方法[]
- 本作のサムスは操作性が非常に独特である。空中操作は俗に "ティッシュジャンプ" と呼ばれる、浮遊感のあるゆったりとした挙動となっている。左右方向の移動時には強い慣性が働く仕様となっており、ダッシュ移動を行うと目にもとまらぬ速度で地上を駆け抜けることが可能。
- 基本操作
ボタン 通常状態 丸まり状態 変更の可否 十字ボタン 左右 移動 〃 ✕ 十字ボタン 上 銃口を上に向ける 丸まり解除 ✕ 十字ボタン 下 しゃがむ
丸まる(しゃがみ中)
銃口を下に向ける(空中)- ✕ Aボタン ジャンプ 丸まり解除
ボールジャンプ[10]◯ Bボタン ダッシュ - ◯ Xボタン ショット ボムの設置 ◯ Yボタン アイテム選択のキャンセル 〃 ◯ Rボタン 銃口を斜め上に向ける - ※ Lボタン 銃口を斜め下に向ける - ※ STARTボタン マップ画面の表示 〃 ✕ SELECTボタン アイテムの選択 〃 ◯
- ※L・Rボタンに他の操作を割り当てることはできるが、銃口を斜めに向ける操作はL・R以外のボタンには割り当てられない。
- その他の操作
ボタン 効果 補足 十字ボタン 左右+Aボタン 回転ジャンプ - Lボタン+Rボタン 銃口を上に向ける しゃがみ状態でも使用可能 Xボタン長押し ビーム連射
チャージビーム- Yボタン+SELECTボタン アイテムの選択(単発) 一度使用すると自動でキャンセルされる Xボタン+十字ボタン 左右 後ずさり撃ち -
ステージ[]
説明書記載の全体マップ
アイテム[]
サムス画面
- エネルギー [ENERGY]
- アイコンアイテム [ICON ITEM]
- ミサイル - 最大230発 (タンク46個)
- スーパーミサイル - 最大50発 (タンク10個)
- パワーボム - 最大50発 (タンク10個)
- グラップリングビーム
- Xレイ・スコープ
- ビーム [BEAM]
- スーツ [SUIT]
- 特殊アイテム [MISC.]
- ブーツ [BOOTS]
クリーチャー[]
スーパーメトロイドに登場するクリーチャー一覧 | |
---|---|
陸棲生物 | ジーマ | メタルジーマ | スクリー | メタリー | ジーラ | カクタック | サイドホッパー | ボヨン | ビトン | チュート | プヨ |
飛行/浮遊生命 | メロ | リッパ | リッパⅡ | ウェーバー | リオ | ゼブ | ギガ | ゼボ | コーベン | アトミック | ブル |
溶岩棲生物 | スクウィプト | ドラコーン | デスギーガ | ゲルーダ | ガメト | アルコーン | ソーバ | ビオラ | メラ | マルテビオラ | ホルツ |
水棲生物 | アウッチ | エビア | オウム | シーザ | スカルテトラ | ゾア | ヤード | メム |
障害物 | ローリングストーン | 作業ロボット | 剣山トラップ | 火柱プロミネンス | プロミネンス | リンカ | ビーム砲台 | ゼーベタイト |
固定生命 | ガドラ | カーゴ | グラップラー | サムスイーター | ポリプ | ナミヘ | フーネ |
友好/無害 | エテコーン | ダチョラ | ホタリー | コズミック・バグ | トリッパ | プワンプ | タトリ | シャクトール |
パイレーツ | ゼーベス星人 | メタルゼーベス星人 | ゾーロ | キハンター星人 | マグドール星人 | 偽クレイド |
メトロイド | メトロイド | メトロイドモドキ | ベビーメトロイド |
ボス | バトル鳥像 (通常/金) | スポア・スポーン | クロコマイアー | ボツーン | クレイド | ファントゥーン | ドレイゴン | リドリー | マザーブレイン |
音楽[]
- ゲームBGMは山本健誌と濱野美奈子が作曲を担当。不穏な空気感・ダークな世界観を表現した緊張感ある曲調が多く、代表曲としては「スーパーメトロイドのテーマ」「vs.リドリー」「ノルフェア古代遺跡エリア」等が挙げられる。後続シリーズ作品でもアレンジ楽曲が多数作られている。
- 本作のゲームBGMを収録したオリジナルサウンドトラックCD「スーパーメトロイド "SOUND IN ACTION"」がソニー・ミュージックレコーズより発売されていた。
エンディング[]
- 詳細記事:『スーパーメトロイド』エンディング一覧
- 全3種類のエンディングが存在。スタッフロール後、クリア時間に応じてサムスの姿が変化する。
他機種版[]
ニンテンドーパワー[]
- 日本国内で任天堂が実施していたゲームソフト書き換えサービス「ニンテンドウパワー」版ソフト。1997年9月30日より配信開始。商品番号468347。遊び方シート番号077。ゲーム内容はオリジナルSFCソフトと同一。
- 2007年2月27日に書き換えサービス終了。現在は入手不可。
Wii バーチャルコンソール[]
- 2007年9月20日より配信開始。Wiiリモコン、クラシックコントローラ、GCコントローラに対応。ゲーム仕様はオリジナルと同じ。
- 2019年1月31日にWiiショッピングチャンネルがサービス終了。現在は入手不可。
Wii U バーチャルコンソール[]
- 2023年3月28日にニンテンドーeショップがサービス終了。現在は入手不可。
New ニンテンドー3DS バーチャルコンソール[]
- 2023年3月28日にニンテンドーeショップがサービス終了。現在は入手不可。
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン[]
- 2017年10月5日発売の復刻版『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』収録タイトルの1つ。主な仕様はオリジナル準拠であり、最大4つまでのショートセーブデータを保存できる。
- また、この『ミニスーパーファミコン』の発売に合わせて公開されたインタビュー記事『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン 発売記念インタビュー』の第3回で、坂本賀勇と山本健誌が当時のエピソードや本作の開発について振り返っている。
スーパーファミコン Nintendo Switch Online[]
タイトル選択画面 (Switch Online)
- 1人用ゲームではあるがオンラインプレイにも対応しており、フレンドと交代で協力プレイが可能。交代待ちプレイヤーは「おててカーソル」を使用して攻略ヒントを教えたり、拍手を送ることもできる。またスマートフォン専用アプリ『Nintendo Switch Online』を利用して、ボイスチャットをしながらのオンラインプレイも可能。
- 2022年2月10日には特殊モード「スーパーメトロイド サムス・アラン最終形態」が追加。全ての装備が揃った状態でツーリアン突入直前、謎の彫像のロックが解除されるシーンからゲーム開始できる。アイテム回収率は100%。ゲーム内経過時間も早く、順調にクリアできればベストエンディングを見られる状態となっている。
関連商品[]
書籍[]
- スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分 (小学館)
広報[]
テレビコマーシャル映像[]
-
店頭プロモーションビデオ[]
- 任天堂製作のプロモーションVHS映像。日本のゲームショップ店頭で放送されていた。
ゲームセンターCX 有野の挑戦 バーチャルコンソール[]
- よゐこの有野晋哉が様々なレトロゲームに挑戦する人気ゲームバラエティー番組。Wiiチャンネル「みんなのニンテンドーチャンネル」で配信されていたニンテンドー特別編 第8回で『スーパーメトロイド』をプレイ。サムスの姿に最も変化が見られるという3時間以内クリアを目指して、有野が奮闘する。
- Wii U/3DS時代にはVCソフトのプロモーション動画として、ニンテンドーeショップや任天堂公式Youtubeチャンネルで閲覧可能だった。現在は公開停止しており閲覧不可となっている。
オフィシャルデータ[]
![]() |
ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。 |
書籍[]
>> ベビーメトロイドを救出せよ
『メトロイドⅡ』で持ち帰ったベビーメトロイドが、リドリーにさらわれた。サムスは復活した惑星ゼーベスに乗りこみ、宇宙海賊との最後の決戦に挑む。自由度が高く、プレイヤー次第で攻略順を何とおりにも工夫できる名作。
●難破船に現れたボス、ファントゥーンとの戦い。『スーパー』では、新旧含めて多数のボスが次々と出現。どれも個性的な攻撃を繰り出す。
●新装備グラップリングビームで天井からぶら下がり、向こう岸に飛び移る。移動アクションがより多彩になっている。任天堂公式ガイドブック METROID Other M「主人公サムスの戦いの足跡」(p.170)
公式サイト[]
サムスの攻撃から生き延びた宇宙海賊たちが復活、惑星ゼーベスは再建されつつありました。そんな折、宇宙科学アカデミーが襲われ、保管されていたベビーメトロイドが奪われてしまいます。再び、惑星ゼーベスに降り立ったサムス。ベビーメトロイドの犠牲のもと、惑星ゼーベスを破壊し宇宙海賊たちの野望を阻止するのでした。
スーパーファミコンで発売された本作は、グラフィックも精密になり、個性豊かな敵たちのデザインなどもたっぷり楽しめます。手ごたえのあるダンジョンもゲームファンのツボを抑えています。
SUPER METROID スーパーメトロイド
サムスの攻撃から生き延びた宇宙海賊の一部によって、惑星ゼーベスは再建されつつあった。そんな中、リドリーが宇宙科学アカデミーを襲い、宇宙で最後の一匹であるベビーメトロイドを奪い去った。
ベビーメトロイド奪還のため、宇宙海賊によって再建された惑星ゼーベスへサムスが向かう。
謎の生命体メトロイドをめぐる新たな戦い!
多彩なアクションで惑星ゼーベスを探索せよ。
このソフトは、1994年に発売されたスーパーファミコン用のSFアクション・アドベンチャーゲームです。
パワードスーツの女戦士サムス・アランを主人公とするシリーズの第三弾。かつて主人公サムスが戦闘を繰り広げた惑星ゼーベスを舞台として、奪われた謎の生命体「メトロイド」をめぐり、宇宙海賊との死闘が始まります。マップの途中で発見できるさまざまなアイテムを装備することにより、行動範囲と攻撃手段が広がっていきます。
サムスの絶体絶命の危機をベビーメトロイドが救う
サムスの攻撃により大打撃を受けたスペースパイレーツの本拠地、
惑星ゼーベスは、その一部の生き残りにより再建されつつあった。
そんな中、スペースパイレーツの最高司令官「リドリー」が
宇宙科学アカデミーを襲い、宇宙で最後の一匹であるベビーメトロイドを奪い去った。
ベビーメトロイド奪還、そしてスペースパイレーツの野望を砕くため、
再び惑星ゼーベスへ向かったサムスは、惑星自体を消滅させ、
スペースパイレーツの根絶を果たす。
しかし、その激闘の中で、ベビーメトロイドはサムスを救うために
その命を落としてしまうのだった。
「メトロイド3」
『スーパーメトロイド』『メトロイド フュージョン』は、タイトルにナンバリングが含まれないが、各タイトルのオープニングデモ映像のなかで、「METROID 3」「METROID 4」という表記が登場。
その流れを受け、『メトロイド ドレッド』の初登場映像の冒頭では、「METROID 5」と記載されている。
開発チームレポート
『スーパーメトロイド』は、シリーズの中でも最も自由度が高い作品と言っても過言ではありません。今作『メトロイド ドレッド』では、アビリティの使い方次第、テクニックの活用次第で『スーパーメトロイド』に近い、自由な探索が楽しめるようになっています。パワーアップアイテムやアビリティを本来のタイミングより早く取得するといったこともできますので、いろいろな探索ルートを試してみてください。
豆知識[]
ギャラリー[]
紹介映像[]
脚注[]
- ↑ https://vgsales.fandom.com/wiki/Metroid
- ↑ 『任天堂公式ガイドブック METROID Other M』など。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 任天堂公式ガイドブック スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分 (P.90-95)
- ↑ 「メトロイド」に託す思い 坂本賀勇インタビュー
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」発売記念インタビュー 第3回「スーパーメトロイド篇」
- ↑ Yasuhiko Fujii – 2007 Developer Interview - shmuplations.com
- ↑ 厳密にいうと元旦は休みだったようだが、1月2日から出社開始していたという。
- ↑ ほぼ日刊イトイ新聞 - 樹の上の秘密基地。宮部みゆき×坂本賀勇 スペシャル対談 第3回
- ↑ ゲートをくぐる際に自動的にキャンセルされる「オート」とキャンセルボタンを押すまでキャンセルされない「マニュアル」が存在する。
- ↑ スプリングボール入手後
- ↑ 「任天堂が没に」―元開発者が『メトロイドプライム』の隠し要素にまつわる裏話を明かす | インサイド
外部リンク[]
- SFC『スーパーメトロイド』公式サイト
- Wii バーチャルコンソール『スーパーメトロイド』
- Wii U バーチャルコンソール『スーパーメトロイド』
- New 3DS バーチャルコンソール『スーパーメトロイド』
- ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン『スーパーメトロイド』
- 「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」発売記念インタビュー 第3回「スーパーメトロイド篇」
- スーパーメトロイド | Nintendo Switchであそぶ | 任天堂
関連項目[]
メトロイドシリーズ | |
---|---|
2D | メトロイド | メトロイドⅡ | スーパーメトロイド | フュージョン | ゼロミッション | Other M | サムスリターンズ | ドレッド |
プライム | メトロイドプライム | ダークエコーズ | ピンボール | ハンターズ | コラプション | フェデレーションフォース | ビヨンド |
リマスター版 | トリロジー | リマスタード |
体験版 | ファーストハント | ブラストボール | ドレッド体験版 |
未発売 | メトロイド64 | タクティクス | プロジェクト・ヴァルキリー |
クロスオーバー | スマブラ(64 | DX | X | for 3DS | for Wii U | SP) | その他 |
漫画 | マガジンZ | サムス&ジョイ | メトロイドEX |