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Scan Icon Red MP この記事はメトロイドシリーズ』に登場する「ゼロスーツサムス」について記述されています。

ゼロスーツ』(Zero Suit) は、サムス・アランの専用インナースーツ。『メトロイド ゼロミッション』で初めて使用され、近年発売されたほとんどの『メトロイドシリーズ』作品に登場している。ゼロスーツを着用したサムスは『ゼロスーツサムス』と呼称される。

解説

銀河最強のバウンティーハンター、サムス・アランがパワードスーツの下に着用している専用のインナースーツ。作品によって若干デザインが異なるが、青色 (もしくは水色) のボディスーツで、頭部を除く全身を完全に包み込んでいる。スーツ各所にライトグレー (もしくは濃い青色) のライン・アクセントが施されているほか、左胸部にはピンク色に発光する鳥人族のマーク[1]が刻印され、左手の甲と背面にも特徴的なピンク色の発光部位がある。鳥人族の技術によって開発されたインナースーツである可能性が極めて高い。サムスの全身にフィットしており、留め具や縫い合わせなどが全く見受けられず、スーツの詳細な着脱方法は不明である。

最低限の防御機能が備わっており、パワードスーツと同様にエネルギータンクを使用したエネルギーシステムが完備されている。これによりある程度のダメージには耐えられるようになっているものの、パワードスーツ着用時と比較するとその耐久性能ははるかに劣っている。さらにゼロスーツにはパワードスーツに搭載された装備・能力は一切継承されないため、外敵に対する有効な攻撃手段が皆無に等しく、通常時と比べて戦闘能力も異常に低い。

パワードスーツと比較して各種性能は極度に見劣りするが、耐久性・伸縮性に富む優良な素材で構成されているため、鳥人族によって鍛えられたサムスの高い身体能力をいかんなく発揮することができる。長距離走行や回転ジャンプ、高く跳躍するハイジャンプ、崖に掴まってよじ登るパワーグリップや、壁を蹴り上げて跳躍するキッククライムなどのアクションを実行可能。モーフボールで突破するような狭い通路を進む局面では、体をかがめて匍匐前進したり、スライディングで素早く通過することができる。さらに携行している護身用のハンドガンは、パワーを充填してから発射することで、短時間ではあるが対象を麻痺させて行動不能にすることが可能になっている。

ゼロスーツの初出作品は『メトロイド ゼロミッション』だが、当時の設定資料などでは単にボディスーツと呼称されており、特定の名称はまだ無かった。その後発売された『大乱闘スマッシュブラザーズX』で、パワードスーツを脱いだサムスが『ゼロスーツサムス』という名前でプレイアブルキャラクターとして参戦してからは、ゲームファンおよび開発スタッフの間で『ゼロスーツ』という名称で定着。『メトロイドシリーズ』恒例のベストエンディング画面では、パワードスーツを脱いだサムスを確認できるが、『ゼロミッション』以降の作品ではこの時サムスがゼロスーツを着用していることが多くなり、彼女のインナースーツとして広く認知されるようになった。その知名度の高さから『メトロイド』をモチーフにしたパロディ作品やフィギュアなどの立体物、他作品とのコラボレーション衣装などとして、ゼロスーツが採用されることも少なくない。

各作品における特徴

Samus Menu Pose M1 ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。

メトロイド ゼロミッション

Samus Takes off Power Suit MZM

パワードスーツを解除するサムス (ゼロミッション)

ストーリー第2部で登場。マザーブレイン撃破後、サムスはスターシップに乗り込んで崩壊するツーリアンからの脱出に成功したが、ちょうど同時にゼーベスに帰還していたスペースパイレーツの戦闘艇に運悪く発見され、執拗な追撃を受ける。パイレーツが発射した強力なビームが船体を貫いたことでシップは大破、操縦不能となりゼーベス地表部に位置するチョウゾディアにあえなく墜落してしまう。スターシップを完全に破壊され、同時にパワードスーツ装着能力をも喪失したサムスは、ゼロスーツでの行動を余儀なくされ、護身用のハンドガンを片手に、惑星からの脱出手段を求めてマザーシップ内部に潜入する。
ゼロスーツ着用時のサムスはこれまで獲得した装備・能力の大半を使用できなくなり、戦闘能力が大幅に低下している。エネルギータンクはそのまま継承されるが、防御性能はかなり低く、敵からの攻撃を受けると致命的なダメージを受けてしまう。なるべく不要な戦闘を避け、物陰に隠れながら敵の警備網を突破していく、スニーキングアクションを行いつつチョウゾディアを探索することになる。装備しているハンドガンはBボタンでビームを発射することが可能で、障害物を破壊することができるほか、画面左上のゲージが最大チャージされた際に発射すると、対象物を麻痺させて少しだけ行動不能にすることが可能。敵に発見された場合には、これらのアクションを駆使して逃げ回るよりほかない。チョウゾディアの古代遺跡最深部にある大軍神の試練を突破して、伝説のパワードスーツを獲得すれば、パワードスーツを再装着して元の戦闘能力を取り戻すことができる。
本作の一部のエンディング画面でも、ゼロスーツ姿のサムスを見ることができる。また、サムスのエネルギーが0になりゲームオーバーとなる直前、パワードスーツが砕け散る際に瞬間的にゼロスーツ姿のサムスを確認可能。

METROID Other M

『ゼロミッション』などで見受けられたグレーのアクセント部が無くなり、色分けが少なく青単色に近いカラーリングになっているほか、ブーツのヒールが高くなっている、右足部にハンドガンを格納するホルスターが追加されているなど、ビジュアル面で数多くの変更点が確認できる。サムスがパワードスーツの下にデフォルトで着用している専用のインナースーツであると考えられ、左胸部に施された鳥人族のマークが光り輝いた後、粒子化したバイオ金属が全身を包み込みスーツを構成・一体化するというパワードスーツ装着の一連のプロセスを鑑みると、このマークはスーツ着用時に何らかのエネルギーを供給する起動装置の一種であると推察できる。
サムスの内面性や心情描写に注力した本作のムービーパートでは、ゲーム冒頭でゼーベスから帰還した直後に検疫機関でメディカルチェックを受けるシーンや、サムスが銀河連邦軍に所属していた時代の回想シーンなど、様々なシーンで度々ゼロスーツ姿のサムスが登場する。また、本作のサムスは精神状態が不安定になりパワードスーツを維持できずゼロスーツに戻るシーンが多い。
さらにゲーム終盤では、ゼロスーツ姿のサムスを操作できる局面がある。『メトロイドシリーズ』本編でゼロスーツサムスを操作できるのは、初登場作品の『ゼロミッション』に続いてこれが二度目となる。エンディング後、サムスは「かけがえのない物」を探し求めて、連邦軍過激派の軍事計画が明るみに出たことで破棄されることが決定したボトルシップへと赴き、探索の末に司令室に置かれた「かけがえのない物」_アダムの遺したヘルメットを発見するが、ちょうどその時ボトルシップの自爆装置が作動。ヘルメットを手に取り、それを保持するためにゼロスーツ姿のまま、制限時間内に爆発炎上する施設内を走り抜けて脱出を目指すことになる。パワードスーツ装備時の各種能力が使用不能で、保持しているエネルギータンクが1つだけとなり防御力が大幅に低下している、標準装備のハンドガンを発射して敵をスタンさせることができるなど、『ゼロミッション』とほぼ同様の性能・操作性となっている。一方でコンセントレーションで自主的に回復行動が取れる、センスムーブで敵の攻撃を回避しつつハンドガンのエネルギーを瞬時にフルチャージできる、狭い通路をスライディングで素早く潜り抜けられるなど、本作のゲームシステムに合わせた新たな仕様やアクションも追加されている。


メトロイド サムスリターンズ

エンディングに登場。ノーマルモードを4時間以内にクリアすると、クリアタイム表示画面でサムスがゼロスーツ姿に変化する。また、ゲームオーバー時にパワードスーツが砕け散る際にも確認可能。スーツの基本的なデザインは『Other M』などと変わりがないが、首元のラインが三角形になっているなど、微妙な差異が見受けられる。また、欧州限定販売の『LEGACY EDITION』付属のアートブックには、ゼロスーツのコンセプトアートも収録されている。

メトロイドプライム2 ダークエコーズ

アイテム回収率を100%にしてクリアした際のエンディングムービーで登場。惑星エネルギーを奪還して任務を達成後、エーテルを立ち去る直前に、サムスは自らパワードスーツを解除してゼロスーツ姿に変身する。彩度の高いネイビーブルーのボディスーツで、グレーのアクセント部の明度が高めの、コントラストが際立つカラーリングに変更されている。なお本作は『ゼロミッション』以降、ゼロスーツ姿のサムスが初めて3Dモデルで立体化された作品でもある。

メトロイドプライム3 コラプション

アイテム回収率を100%にした場合のベストエンディングで確認可能。

メトロイドプライム ハンターズ

条件を満たすことで見られる、真エンディングに登場。スーツの色は濃い青色で、グローブが取り外され袖口から素手が見える、首元に追加された緑色に発光するライン、左胸部にある鳥人族のマークが消えているなど、他作品と比較してビジュアルが大きく変更されている。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

詳細記事:ゼロスーツサムス (スマブラ)
Samus and Zero Suit Samus SSBWU

サムスとゼロスーツサムス (スマブラ for Wii U)

ゼロスーツサムスとして参戦。俊敏な動きと手数で攻めるスピードタイプのファイターとしてデザインされている。初参戦作品の『X』ではキャラクター選択画面にアイコンが用意されておらず、サムスと同一のファイターとなっている。サムスが最後の切り札のゼロレーザーを発動した後、衝撃でパワードスーツが崩れ落ちてゼロスーツサムスに変身するという特殊な経過を経て使用可能になる。
『for Wii U/3DS』『SPECIAL』ではサムスとは別枠の独立したキャラクターとして続投。パワードスーツを脱ぐと戦闘能力が極端に低下するという原作設定を考慮して、新たにジェットブーツと呼ばれるスマブラ独自の強化アイテムを装備して身体能力を強化。蹴り技を主体とした戦術を使用する武闘派キャラクターへと大幅に変更された。

オフィシャルデータ

書籍

チョウゾディアに着いたサムスは、スーツを着ていない。これまで使えたパワーアップアイテムのほとんどが使用できず、持っている武器も、敵を3秒間ほどマヒさせるハンドガンだけだ。スーツを手に入れるまでは、とにかく敵から逃げ回ろう。

サムスの性能の注意点
●従来の武器を持たず、敵をマヒさせるハンドガンのみ所持。
●ハイジャンプとパワーグリップ、キッククライムは実行可能。
●ボール状態にならず狭い通路を進め、ビームも撃てる。

任天堂公式ガイドブック メトロイド ゼロミッション


公式サイト

Q.SA-Xもどき (15才男性): なぜサムスは脱出するさいにスターシップの中でスーツを脱いでしまったんですか?
A.坂本: サムスがスーツの姿でいるためには、かなりの集中力が必要です。要するに窮屈だったからです。サラリーマンが出張帰りの新幹線でネクタイを緩めるのと同じです。

METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE METROID FAQ 04


脚注

  1. 『ゼロミッション』開発ルーム GALLERY 2

関連項目

サムスの装備・能力一覧
パワードスーツ ノーマルスーツ | バリアスーツ | グラビティスーツ | フュージョンスーツ | 伝説のパワードスーツ | フェイゾンスーツ | ダークスーツ | ライトスーツ | PEDスーツ | ゼロスーツ | JUSTIN BAILEY
アームキャノン ノーマルビーム | パワービーム | ショートビーム | ロングビーム | アイスビーム | ウェイブビーム | スペイザー | プラズマビーム | チャージビーム | グラップリングビーム | ハイパービーム | ワイドビーム | ディフュージョンビーム | フェイゾンビーム | ダークビーム | ライトビーム | アナイアレイタービーム | ノバビーム
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スーパーミサイル | ウェイブバスター | アイススプレッダー | フレイムスローワー | ダークバースト | サンバースト | ソニックブーム
モーフボール ボム | パワーボム | スプリングボール | スパイダーボール | ブーストボール | ハイパーボール | フォースボール
バイザー コンバットバイザー | スキャンバイザー | サーモバイザー | Xレイバイザー | ダークバイザー | エコーバイザー | コマンドバイザー | Xレイ・スコープ | サーチングビュー
サブアイテム パワーグリップ | スピードブースター | ハイジャンプブーツ | スペースジャンプ | スクリューアタック | グラップリングスイング | グラップリングボルテージ | ハイパーボルテージ | エネルギー転送モジュール | グラビティブースト | ハザードシールド | ハンドガン
エイオンアビリティ スキャンパルス | ビームバースト | ライトニングアーマー | フェイズドリフト
アクション キッククライム | チャージアタック | ボムジャンプ | ポップンボム | シャインスパーク | クリスタルフラッシュ | ボールスパーク | スパイダーブースト | センスムーブ | リーサルストライク | オーバーブラスト | カウンター | コンセントレーション | メレーカウンター | サイドステップ | ハイパーモード | コラプションモード
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