ソウハ族

ソウハ族
基本情報
英語名	Thoha
種族	鳥人族
本拠地	SR388
主な登場作品	メトロイド ドレッド

『ソウハ族』(Thoha) は、鳥人族の分派のひとつ。穏健で平和主義的な民族。

解説

チョウゾの派生民族のひとつ。概して穏健で平和主義的な性質であり、科学的な探求を志向する傾向にある。 非常に高い科学力、特に生物工学的な技術力を持つ。彼らは惑星SR388で発見された寄生生物Xの脅威を封じ込めるため、彼らの天敵として人工生命体メトロイドを創造した。またこの経緯に起因してか、ソウハ族はメトロイドを制御する能力を持っていたようである。 従来鳥人族の特徴として知られていた穏健的な気質・戦闘を忌避する心理プロテクトなどは、実際はこのソウハ族に限られた性質であった可能性がある。 シリーズの主人公であるサムス・アランの育ての親であったオールドバードやグレイヴォイスは、ソウハ族であったことが示唆されている。 またサムスは、幼少期に(おそらく)グレイヴォイスによる遺伝提供を経て、ソウハ族のDNAを後天的に継承している。

歴史

ソウハ族の起源や初期の歴史はほとんど知られていない。古代チョウゾの武闘派路線を継承するかのような戦闘民族であったマオキン族とは対照的に、ソウハ族は伝統的に穏やかで平和主義的な気質の民族であった。 『ドレッド』では明示されてはいないものの、『メトロイド (マガジンZ)』に登場する、幼少期のサムスに鳥人族の遺伝子を提供したチョウゾの一人であるグレイヴォイスは、ソウハ族であったことが暗示されている。したがって、サムスが体内に持つソウハ族の遺伝子は彼に由来している可能性が高い。(サムスはレイヴンビークからマオキン族の遺伝子も受け取っている)

SR388の開拓とメトロイドの創造

ソウハ族は惑星SR388へのチョウゾの入植を主導した。彼らはマオキン族や自ら創造したメカノイドたちと協力し惑星の開発を進めたが、その過程で非常に危険な寄生擬態生物であるXを発見する。銀河社会に対するXの脅威を重く見た彼らは、科学的な指導者であったクワイエットローブらを中心として、Xの人工的な捕食者となる、あらゆるエネルギーを吸収可能な強力な人工生命体を創造した。この生命体は、鳥人族の言語で「最強の戦士」を意味する「メトロイド」と名付けられ、SR388の地下環境中に解き放った。Xは駆除されたものの、メトロイドも暴走を始めたので特殊溶解液を使い、SR388の地下世界を外界から遮断。そのままSR388諸共爆破処分される予定であった。

没落

ところがマオキン族の長レイヴンビークは、メトロイドを使った銀河社会の支配を計画し、ソウハ族を虐殺。メトロイドをコントロールするために生かされたクワイエットローブを残して全滅してしまう。その後、クワイエットローブもZDRにてサムスに手を貸した際、ロボット鳥人兵士に射殺されてしまう。これによってサムスに受け継がれた遺伝子を除き、ソウハ族は絶滅してしまったと考えられる。

登場作品

• メトロイド ドレッド

豆知識

• 穏健派の「ソウハ族」と過激派の「マオキン族」という対立構造は、ハト派及びタカ派という言葉が由来になっていると思われる。ソウハ族の英語表記は「Thoha」となっており、ハト(Hato)を捩っていることが分かる。

関連項目

• 鳥人族
• メトロイド (クリーチャー)
• SR388
• チョウゾメモリー
• チョウゾアーカイブ