この記事は『メトロイドシリーズ』の「ダークサムス」について記述されています。 - 『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』の「ダークサムス」については、ダークサムス (スマブラ)をご覧ください。
この啓示を受け入れぬ事の愚かさを我々は知った。
我々は、今、唯一無二の忠誠を我々の解放者、偉大なるダークサムス様に捧げると誓おう。
『ダークサムス』(Dark Samus) は、サムス・アランの遺伝子情報を基にして誕生した究極のフェイゾン生命体。サムスと同等の戦闘能力を持ち、知略を巡らせ全宇宙をフェイゾンで汚染するため暗躍した。
解説[]
高度な戦闘能力と知性を備えたフェイゾンエネルギー生命体。サムス・アランの遺伝子情報 (マトリクス) を基に本体を構築、サムスのパワードスーツを複製した黒色の外殻を身にまとい、オリジナルに匹敵する高性能の武装・戦闘能力を持ち合わせている。サムスに酷似したその姿を目撃したスペースパイレーツの戦闘員が、黒いパワードスーツを着用したサムス本人であると誤認してパイレーツログ内で「ダークサムス」と呼称。以降、この仮称が様々な組織間・データ上にて正式名称として採用された。
元来、ダークサムスはサムスと似た形質を持つ人型生命体ではなく、惑星フェイザに生息するフェイゾン生命体の一種に過ぎなかった。メトロイドプライムとして知られるこの特殊な生命体は、隕石を利用してターロンⅣに飛来。クレーター中心部でフェイゾンを生成・流出させる汚染源 (フェイゾンシード) として機能していたが、この危機的状況を憂いた現地のチョウゾ達によって地底深くに封印され、長らく活動不能となっていた。その後、ターロンⅣを訪れたサムス・アランがこの封印を解き、クレーター深部でメトロイドプライムと対決。戦闘に敗れたメトロイドプライムは、自爆の寸前に触手を伸ばして、サムスを道連れにしようと企んだが、これは失敗に終わった。しかしこのとき、フェイゾンスーツおよびサムスの遺伝子情報の取得に成功。これらの情報を基に身体を再構成して、最強のフェイゾン生命体、ダークサムスとして蘇ったのである。
フェイザ原産の高エネルギー放射性物質、フェイゾンを原動力としており、多量のフェイゾンを摂取することで自己再生が可能なほか、新たな武器・能力の獲得、耐久力の向上など、自身に様々な強化を施すことができる。それゆえダークサムスはフェイゾンを積極的に捜索・吸収してパワーアップを図り、最終的には全宇宙をフェイゾンで汚染させるべく策略を巡らせ、スペースパイレーツなどの巨大戦力を率いて暗躍した。しかし一方で、フェイゾンを過剰吸収すると形態維持が困難となり、自己崩壊を起こすという致命的な弱点も同時に有していた。
高度な戦闘能力と知能を合わせ持ち、自己保存のためフェイゾン汚染の拡大を推し進めるダークサムスの存在は、スペースパイレーツやメトロイドに比肩する銀河の脅威そのものであった。銀河最強の戦士サムス・アランは、自身の複製とも言えるこの強敵を相手に、全宇宙の存亡を賭けた激闘を繰り広げることとなる。
来歴[]
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ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。 |
誕生[]
- インパクトクレーターの地下深くに封印されていたメトロイドプライムは、ターロンⅣのフェイゾン汚染源の破壊のため、封印の地を訪れたサムス・アランと激しい戦闘を繰り広げた。メトロイドプライムは多彩な攻撃手段と並外れた耐久力を持つスパイダー形態を経て、甲殻を脱ぎ捨てた最終形態のプライムヘッドに変異。通常兵器を無効化するプライムヘッドにサムスは苦戦を強いられるが、プライムヘッドの放出したフェイゾンをアームキャノンに吸収し、フェイゾンビームとして攻撃に転用し反撃、過剰量のフェイゾン照射によりダメージを蓄積させ、ついにメトロイドプライムの撃破に成功した。
- 自己崩壊したメトロイドプライムは巨大なフェイゾン塊へと姿を変え、その不安定な性質からまさに大爆発を引き起こそうとしていた。自爆の寸前、メトロイドプライムは目前にいるサムスに向かって触手を伸ばし、彼女を道連れにしようと試みた。しかし、この行動はサムスが着用していたフェイゾンスーツを引き剥がすだけに留まり、これと引き換えに束縛から解放されたサムスはその場から即座に脱出。この爆発によりインパクトクレーターの地下組織は完全に崩壊し、ターロンⅣの地表を蝕むフェイゾン汚染には終止符が打たれた。すべてを見届けたサムスは、スターシップに搭乗、激闘の地を後にしたのだった。
- しかし、これはフェイゾンを巡る長い闘いの序章に過ぎなかった。崩落したインパクトクレーターの爆心地に小さなフェイゾン溜まりが残されており、そこから謎の黒い腕が突き出された。手の甲には不気味に光る眼球があり、周囲を見渡している。この腕こそが、メトロイドプライムがサムスのパワードスーツのマトリクスを読み取り、新たな姿となって蘇ろうとする兆しだったのだ。
エーテルでの暗躍[]
- ダークサムスとして
- その後、パイレーツ補給部隊を追跡していたブラボー中隊が、エーテル周辺の宙域で消息を絶つ事件が発生。銀河連邦から捜索依頼を受けて惑星に不時着したサムス・アランは、何者かの攻撃により全滅した中隊の基地跡を発見、さらに兵士達の亡骸を利用する謎の暗黒生命体= イングと遭遇した。さらに施設内を探索すると、サムス自身に酷似した人型生命体、ダークサムスの姿を発見。時空の歪みに姿を消したダークサムスの後を追って、サムスは未知の世界へと果敢に飛び込んだ。
- 瘴気渦巻くダークエーテルで、運良く安全圏のセーフゾーンに着地したサムスの目前には、大量のフェイゾンを吸収しているダークサムスの姿があった。サムスが立ち上がろうとした刹那、ダークサムスはアームキャノンを発砲。これにより彼女の背後にあったライトクリスタルが破壊され、サムスを防護していたセーフゾーンが瞬く間に消滅。同時に崖の上からイングの尖兵達が連れだって出現、勝利を確信したかのような素振りで立ち去るダークサムスに代わり、瘴気に苦しむサムスに対し容赦なく追撃を行った。サムスは辛うじてダークエーテルからの脱出に成功したものの、この事故の影響でパワードスーツの大半の装備・能力を喪失してしまう。
- その後2人のサムスは敵対し、エーテル・ダークエーテルの各地で幾度となく戦闘を繰り広げた。初戦はアーゴンに設置されたパイレーツ基地施設内、フェイゾン反応炉にて行われた。保管された多量のフェイゾンを吸収する宿敵の姿を発見したサムスは、高台から飛び降りて歩み寄り、気配を感じ取ったダークサムスも振り返ってサムスを見据えた。両者の睨み合いが続いたが、ダークサムスの先制攻撃で戦闘の口火が切られた。ダークサムスはフェイゾンを利用した強力な攻撃を次々と繰り出したが、巧みな戦闘スキルでサムスはこれを見事に打ち破った。ダークサムスは苦しみもがき、衝撃波を発生させ周囲のフェイゾン保管庫を爆破させた後、青色粒子状に飛散して跡形もなく消滅した。だがこのとき完全に消滅した訳ではなく、水底に眠る神殿トーバス下層部、水底神殿大祭壇の地で粒子を集結させ、全身を再構築して復活を果たす。サムスの目の前に再臨したダークサムスは高らかに笑い、粒子状に霧散して再び姿を眩ませてしまう。
- 以降しばらくの間、ダークサムスはサムスの前に出現しなかったが、聖なる浮遊要塞ホレイトで両者は再遭遇することとなる。サムスがトーバスに引き返そうとした際、ダークサムスは要塞とエレベーターを繋ぐホレイト大空中橋を爆破して彼女の進行を妨害したが、サムスはスパイダーボール能力を駆使してこれを難なく突破した。その後、パワーボムを獲得してホレイト最奥部の探索が可能になったサムスは、ダイナモコントロールステーションの倉庫にてダークパイレーツを抹殺する宿敵の姿を目撃[1]。多量のフェイゾンを蓄積したことでブーストボールやスーパーミサイル、透明化能力など、様々な強化能力を獲得したダークサムスは、大展望台エレベーターにサムスを誘い込み、満を持して再戦を挑んだ。しかし、銀河最強のバウンティ・ハンターは全戦力で以ってこれを退け、ダークサムスは敗北。蓄積されたダメージに耐えきれず、ホレイト大展望台の最上階から落下して消滅した。しかし、この時点においても絶命した訳ではなかったようで、サムスが大空聖堂キーを収集している間、エーテル・ダークエーテルに残存する多量のフェイゾンを吸収して、力を蓄えていたものと考えられる。
- アーゴン、トーバス、ホレイトの3つの拠点にある各聖堂を復旧させ、すべての大空聖堂キーを回収したサムスは、イングを統べる最強の存在、エンペラーイングを倒すべく暗黒の大空聖堂に突入。激しい攻防の末にこの撃滅に成功し、最後の惑星エネルギーを奪還した。エネルギーを失い安定性を欠いたダークエーテルは崩壊を開始、サムスは聖堂前庭に設置された唯一のポータルに向かいライトエーテルへの脱出を試みたが、地面から伸びた巨大なフェイゾン塊がポータルを覆い隠し、彼女の行く手を阻んだ。気配を察して振り返ったサムスの目の前には、ホレイトで打倒したはずの宿敵、ダークサムスの姿があった。対面した両者はアームキャノンを構え、最終決戦に臨んだ。ダークサムスは内骨格が透けて見えるほどの過剰量のフェイゾンを吸収、蓄積されたエネルギーの暴走で体内構造が不安定な状態となり、形態維持のため余剰フェイゾンを放出して攻撃に転用していた。ダークサムスは惜しみなく繰り出す最高威力の攻撃でサムスを圧倒したが、放出した拡散フェイゾンビームを逆利用され、同質エネルギー注入によって過負荷が発生、自己崩壊を起こしまたしても敗れ去った。致命的なダメージを被ったダークサムスは憎き宿敵に向かって手を伸ばそうとしたが、力尽きて消滅。同時にフェイゾン塊が消失し、解放されたポータルを利用して、サムスはダークエーテルからの脱出に成功。かくして闇は打ち払われ、光の戻ったルミナスから脅威は去ったのである。
- だが、ダークサムスは消滅したダークエーテルと運命を共にしてはいなかった。サムスが去ったルミナスの傍ら、近くの宇宙空間に青い粒子が散らばっていた。やがてそれは再び集まり、ダークサムスの姿を取る。脅威は、まだ消えてはいなかった。
パイレーツの洗脳と戦力の拡充[]
- かろうじてダークエーテルから脱出・生存していたダークサムスは、宇宙空間を航行していたスペースパイレーツの戦艦、コロッサスの内部に侵入。幸運にも艦内には、パイレーツがエーテルで回収した多量のフェイゾンが貯蔵されていた。ダークサムスは貯蔵庫内にあるフェイゾンを残らず吸収、ライトスーツに似た形状の新たな外殻をまとい、完全復活を遂げたのである。コロッサスの乗組員の30%を瞬く間に抹殺したダークサムスは、復活に伴い獲得した精神支配能力を利用して、残りすべての搭乗員を洗脳。自身に忠誠を誓う従順な配下に仕立て上げ、次なる作戦を実行に移すための手駒とした。
- ダークサムスは全宇宙を自らのエネルギー源であるフェイゾンで完全汚染させる計画を始動、その障害となるであろう銀河連邦やサムス・アランを圧倒して、作戦の成功を確固たるものにすべく行動を開始した。コロッサス艦内のパイレーツを配下に加えた後、ダークサムスは彼らの前から忽然と姿を消した。パイレーツ達の間には動揺と混乱が生じたが、大部分の信心深い門弟達はこれを忠誠心を試す試練であるとして耐え、偉大なる指導者の再臨を待ち続けた。その後しばらくして、ダークサムスは巨大な怪物、リバイアサンを引き連れてコロッサスへと帰還。リバイアサンの生成したワームホールを潜り抜け、一行は全宇宙のフェイゾンの源である惑星フェイザに到達。聖地フェイザで指導者は、フェイゾンに関する豊富な啓示を授け、感銘を受けた門弟達は戦艦コロッサスの動力源をフェイゾンを利用したものに換装。さらにダークサムスの指示を受け、リバイアサンの頭蓋に人工知能や指令用コンソールを増設するなどの改造を施し、自軍の巨大旗艦に仕立て上げた。
- 戦力を整えたダークサムスは、恐るべき計画の第一歩を踏み出した。攻撃指令を受けたパイレーツ戦闘部隊は、トレーニングミッションでガフラー系を航行中であった銀河連邦軍の最新鋭戦艦、ヴァルハラを急襲。最新鋭戦艦であろうとフェイゾンを動力とした戦艦コロッサスとの性能差はいかんともしがたく、戦闘経験が浅い連邦の訓練兵達はもれなく虐殺され、破壊されたヴァルハラは宇宙空間に無残に浮かぶ墓標と化した。パイレーツ達はヴァルハラの艦橋に搭載されていたオーロラユニット313を強奪して聖地へと帰還。ダークサムスは奪取したオーロラユニットをフェイザの惑星核に直結させ、精神感応を利用して惑星そのものを意のままにコントロールする驚異的な能力を獲得した。これにより成熟したフェイゾンシードを自由に送り出して目標地点に正確に着弾させられるようになり、自然発生的にシードを放出していた過去のフェイザと比較して、より計画的かつ効率よくフェイゾン汚染を拡大させることが可能になった。
- リバイアサンを利用した最初の攻撃目標には、パイレーツの本拠地が置かれた惑星ウルトラガスが選ばれた。ワームホールを抜けて急速に接近する謎の飛行物体を確認した現地のパイレーツは迎撃を試みたが、強力な対空兵器を持たない彼らの抵抗はまるで意味を成さなかった。地表に穿たれたリバイアサンは新たなフェイゾンシードとなり、とめどなくフェイゾンを放出して惑星を汚染。現地のパイレーツやメタリドリーはフェイゾンの洗礼を受けて従順な門弟と化し、恣意的に惑星の汚染を促進させたのである。結果として、ウルトラガスは第2のフェイザとも言える高純度フェイゾンの満ちた惑星へと変質していった。
開戦[]
- 準備を終えたダークサムスは、満を持して銀河連邦に対する攻撃を開始した。まず手始めにオーロラユニット313を利用して連邦のネットワークシステムに不正アクセスを実行、フェイゾン性のウィルスを送り込み、全システムの汚染を試みた。ユニット242を含むすべてのオーロラユニットがウィルスに感染し、連邦の中核ネットワークに大きな悪影響が生じたが、セキュリティプロトコルの作動によってネットワークをシャットダウンし、銀河連邦軍の科学者が対ウィルス用のワクチンを開発・投与したことで、感染拡大は辛うじて阻止された。しかし、大部分の防衛システムがダウンして機能不全となり、銀河社会は無防備な状態に陥ってしまう。銀河連邦軍のデーン提督は、この事件の背後にスペースパイレーツの存在があると確信し、辺境宙域で最前線基地として機能する惑星ノリオンに連邦軍艦隊を集結させ、自らもオリンパス級戦艦に乗船して陣頭指揮を執り、臨戦態勢を整えた。さらにサムス・アラン、ランダス、ゴアとガンドレイダの4人の優秀なバウンティ・ハンターをオリンパス艦内に召集、ウィルスで汚染されたオーロラユニットの機能復旧任務と、パイレーツの行動調査を依頼した。
- しかし、ダークサムスの計画はデーン提督の推察を上回るほど、恐ろしく用意周到であった。銀河連邦軍が非常事態の対応に追われ混乱している隙を突き、連邦にとって重要な3つの惑星_ブリオジェルの精製施設があるブリオ、スカイタウンの存在するエリシア、そして連邦軍基地が置かれた惑星ノリオン_をフェイゾンで汚染すべく、フェイザから3体のリバイアサンを送り込んだのである。それぞれのリバイアサンには、戦闘支援を行うパイレーツ戦艦が同行した。また、強力な惑星防衛システムが設置されたノリオン基地に確実にリバイアサンを着弾させるため、ダークサムスは自ら陣頭に立ち部隊を統率。これに同行した従順な門弟達は、ワームホールを潜り抜けた直後に連邦艦隊に奇襲を仕掛け、惑星に降り立った地上部隊は手筈通りに破壊工作を実行、防衛システムを無力化した。
- 計画は順調に進んでいたかに思えたが、リバイアサンの落下衝突を待つ段階でサムス達がノリオン戦線に介入。彼らは手分けしてパイレーツの地上部隊を殲滅し、停止した惑星防衛システムの復旧に成功したのである。このまま超長距離キャノンが発射されれば、宇宙空間でリバイアサンが破壊されノリオンの汚染計画が失敗に終わってしまう。そこで、ダークサムスは策を講じた。サムス達が防衛システムの起動装置に集結したところに襲撃を仕掛け、意思を込めたフェイゾン波動を放出して4人のハンター全員を汚染したのである。この攻撃でサムス達を戦闘不能の状態に持ち込めば、計画を完遂させることが可能であり、仮に相手が運良く危機を乗り越え生き延びたとしても、フェイゾン汚染の進行で洗脳を受け、自身の手先として利用できるという巧妙な算段であった。
- ダークサムスの攻撃を受けたハンター達は気絶して戦闘不能となった。しかし辛うじて攻撃を耐え、意識を取り戻したサムスの努力によって超長距離キャノンが起動、惑星に突入する寸前のリバイアサンを間一髪で破壊した。かくしてノリオンでの作戦は失敗に終わったが、ダークサムスが同時に攻撃を試みたブリオ、エリシアの2つの惑星の制圧には成功しており、惑星環境・原住生物をフェイゾンで汚染した上、パイレーツ部隊を駐屯させ自軍の拠点としたのであった。
ハンターの洗脳[]
- ノリオンでの戦闘から2週間後、ランダス、ゴア、ガンドレイダの3人のハンター達が目覚めた。ダークサムスの攻撃を受けて昏睡状態にあった彼らは、体内でフェイゾンを生成する驚異的な特性を新たに獲得していた。銀河連邦は彼らのこの特性を有効利用すべく、ハンター達にフェイゾン強化装置= PEDを提供。同時にリバイアサン衝突でフェイゾン汚染された惑星の偵察や、パイレーツの本拠地を探る諜報任務を彼らに命じた。各地に派遣されたハンター達はPEDを活用してそれぞれの任務を順調に遂行していたが、それこそがダークサムスの計略であった。PEDの使用に伴い、ハンター達の体内フェイゾン汚染は急速に進行。1週間後には全身がフェイゾンに侵され、完全に意識を奪われてしまったのである。ダークサムスは、フェイゾンの洗礼を受け自身に忠誠を誓うようになった3人の戦士達を歓迎し、彼らの持つ高い戦闘能力を見越して、それぞれの惑星拠点でパイレーツ部隊を統率する司令官に任命した。
- ノリオンでの戦闘から1ヶ月後、昏睡状態のサムス・アランが長い眠りから目覚めた。彼女もまた体内でフェイゾンを生成する能力を獲得しており、この特性を有効活用できるよう、銀河連邦からPEDを組み込んだ専用パワードスーツが支給された。先行派遣されていたハンター達からの通信が途絶えて1週間が経過しており、連邦内部ではハンター達が全滅するなどの最悪の事態が想定されていた。銀河連邦・オーロラユニット242から各種任務の代行、および消息を絶ったハンター達の安否確認の依頼を受けたサムスは、フェイゾンで汚染された惑星ブリオへ急行した。しかし、他のハンター達と同様に、サムスの体内細胞にも洗脳の起点となりうるフェイゾン因子が植え付けられていたのである。
- ダークサムスはブリオ、エリシア、ウルトラガスのフェイゾンの洗礼を受けた3つの惑星に新たに司令官となった屈強なハンター達を派遣し、各惑星の拠点防衛、および拠点に侵攻するサムスの襲撃を命じた。サムスは銀河最強と揶揄されるほどの凄腕のバウンティ・ハンターであり、彼女を抹殺、もしくは洗脳して支配下に置くことができれば、いずれの場合もダークサムスにとって有益な結果に繋がるからである。しかし、サムスはフェイゾン汚染に屈することなく、敵となったかつての戦友を次々と撃破し、各惑星のフェイゾンシードを首尾よく破壊してまわった。しかし、シードを破壊する度に多量のフェイゾンを全身に浴びることとなり、彼女の体内フェイゾン汚染率はみるみる増大していった。パイレーツ戦闘員の中には、次々と拠点を壊滅させ前進を続けるサムスに対して動揺する者もいたが、ダークサムスは自身の勝利を信じて疑わなかった。フェイゾンによって体を蝕まれ、自らが直接手を下さずとも、彼女が遠からぬうちに屈服すると確信していたのである。
ダークサムスの最期[]
- 各地で観測されたフェイゾン汚染の解消と、ウルトラガスのパイレーツ基地壊滅を達成した銀河連邦軍は、さらにサムスの協力によってウルトラガスの遠隔地に残されたリバイアサンの確保にも成功した。連邦軍主力艦隊はこのリバイアサンの持つワームホール展開能力を利用して、遠い宇宙の果てに位置する惑星フェイザに長距離ワープ移動を行い、総攻撃を開始した。ウルトラガスの戦火から逃れ、フェイザに集結していたパイレーツの残党部隊がこれを迎え撃つ。連邦艦隊に同行したサムスはスターシップに乗り込み、宿敵ダークサムスを討伐するため、単身で惑星フェイザへと突入した。
- フェイザの地表に降り立ったサムスは、純粋フェイゾンで構成された惑星環境の影響で全身の汚染が急速に進行し、体内フェイゾンが暴走する緊急事態に見舞われたが、PEDスーツの安全装置をマニュアル起動させ、フェイゾンを体外に排出することで辛うじて難を逃れた。だが、サムスのフェイゾン汚染率は最大値にまで上昇、スターシップの本人認証システムで判別がつかなくなるほど、彼女の体組織は激変。さらに大気・土壌中のフェイゾンが徐々に彼女の体内に蓄積されていく。汚染が進行していつ精神を支配されるやもしれないこの危機的状況下で、サムスは惑星に棲息する奇怪なフェイゾン生命体の攻撃を退けながら、フェイザ最深部へと急いだ。
- 惑星の最深部に降り立ったサムスは、因縁の宿敵、ダークサムスとついに対面した。ダークサムスは、故郷フェイザで過去最大量のフェイゾンを体内に吸収して極めて高い戦闘力を獲得しており、万全の態勢でサムスの来訪をしかと待ち続けていたのだ。さらに配下のハンター達が有していた特殊能力の一部を継承し、フェイザから無尽蔵に供給されるフェイゾンエネルギーを利用した分身生成・自己修復能力も新たに獲得、過去最高級の戦闘形態に進化を遂げていたのである。サムスはこの強敵に対して、フェイゾンエネルギーを利用した最強武装で以って対抗した。過去の戦闘と同様に、過剰量のフェイゾンを照射して自己崩壊を誘発することが、ダークサムスを撃破する唯一の手段だったからだ。
- しかし、ダークサムスはまだ奥の手を隠し持っていた。惑星核と直結させたオーロラユニット313を地底から呼び出し、それと一体化したのである。フェイゾンを利用した多彩な攻撃手段と、堅牢な装甲を備えたオーロラユニットにはサムスも苦戦を強いられたが、弱点の生体ユニットを的確に狙ってフェイゾンの照射を続け、激闘の末ついにユニットの撃破に成功。オーロラユニット313は損壊、フェイゾンを過剰吸収したダークサムスは苦しみ悶え、霧散して完全に消滅した。さらにオーロラユニットがフェイザの惑星核と接続されていたことが原因で、連鎖反応が生じてフェイザ全体にダメージが拡散され、最終的に惑星が大爆発を引き起こす事態に直結した。これはダークサムスにとって想定外の事態であり、最大の誤算であった。フェイザの爆風は戦闘中のパイレーツ部隊やリバイアサンをも巻き込み消滅させ、これによりダークサムスの計画に関するすべては水泡に帰した。フェイザの地表で起きた異常をいち早く察知した銀河連邦艦隊は、ワームホールを潜り抜けて戦線から急速に離脱。宿敵を倒したことで全身を蝕むフェイゾン汚染が解消されたサムスも、スターシップに乗り込み、崩壊するフェイザからの脱出に成功した。こうして、すべての事件の根源であるフェイザは完全に消滅し、全宇宙をフェイゾンで汚染するというダークサムスの野望は完膚無きまでに潰えたのであった。
能力[]
- 浮遊能力
- 空中に浮かび上がり、自在に浮遊移動することが可能。人型生命体で二足歩行が可能ではあるが、歩行移動は滅多に使用しない。空高く浮かび上がり、空中を高速で飛翔することも可能である。前形態のメトロイドプライム (ヘッド)の名残だと推測される。
- ワープ能力
- リバイアサンなど一部の特殊なフェイゾン生命体は、次元転移能力や、短期間での長距離移動を可能にするワームホール展開能力を有している。ダークサムスも例外ではなく、ショートレンジ (近距離) のワープ能力を有しており、宇宙空間を転移しながら惑星間を移動することが可能。ターロンⅣからエーテルに長距離移動する際に使用したほか、パイレーツ基地施設内で神出鬼没に出現して、様々な被害をもたらしたとする記録が残されている。
- サムス・アランから継承した武器・戦闘能力
ダークサムスのモーフボール設定画
- ビームウェポン
- フェイゾンエネルギーを使用した複数のビーム能力をアームキャノンから発射する。
- 冷凍光線
- ミサイルランチャー
- モーフボール変形能力
- 突進攻撃
- フェイゾンエネルギーを身にまとい、空中を超高速で突き進む。サムスが使用するシャインスパークとよく似ている。
- データハッキング能力
- 透明化能力
- モジュール機能によりスペースパイレーツのステルス技術を分析・応用した能力。全身を透明化して不可視の状態にすることが可能。
- 精神支配能力
- 『コラプション』で新たに獲得した能力。自らの意思を込めたフェイゾンを送り込み、汚染された生命体の精神を支配することができる。洗脳された対象は、ある程度の自我・思考能力は残されてはいるものの、ダークサムスに絶対服従を示す従順な下僕へと成り下がる。ダークサムスはこの洗脳能力を駆使してスペースパイレーツの巨大戦力を支配下に置き、さらにランダス・ゴア・ガンドレイダの3人の優秀なハンター達をも毒牙にかけた。
- 自らが他の生命体と融合して精神を支配する、イングのスナッチに似た寄生能力としても使用可能で、惑星核に直結させたオーロラユニット313と一体化することで、惑星フェイザを意のままに操りフェイゾン汚染の拡大を企んでいた。
- 分身生成能力
分身体を生成するダークサムス (コラプション)
各作品における特徴[]
メトロイドプライム[]
- アイテム100%取得時に見られるスペシャルムービーにおいて、自爆したメトロイドプライムの痕から黒い手が伸びてくる様子が見られる。これがダークサムスの誕生であることが示唆されている。
メトロイドプライム2 ダークエコーズ[]
- 初登場。幾度となくサムスの前に姿を現す。都合3回戦うことになる。初めての遭遇は審判の門ルミナセウスのスプリンターハイブCで、闇のルミナセウスにダークポータルで移動した先で対峙する。この時はサムスを守っていたライトクリスタルを破壊され、セーフゾーンが消失。イングに襲われてライトポータルに弾き飛ばされる形で撤退することになる。
ダークサムス1[]

フェイゾン反応炉でサムスと相対するダークサムス
- 2度目の相対は砂と荒廃の地アーゴンにあるスペースパイレーツの施設の中でも中核をなすフェイゾン反応炉であった。反応炉に貯蔵されたフェイゾンエネルギーを吸収しているダークサムスを発見したサムスは、高台から降り立ちダークサムスと向かい合った。そしてどちらともなくビームで攻撃を仕掛け、戦闘を開始する。
地面からわずかに浮いて、体勢を崩さず高速で移動するのが特徴的。その速さと障害物のためにロックオンが外れてしまうこともある。攻撃パターンはこの時点で5種類ある。
- シールド展開
- 自身の周囲に青色のシールドを展開して身を守る。シールド発生中はミサイルなどの武器は弾かれる。攻撃に転用することも可能で、サムスが近距離にいると使う傾向があるほか、ダークサムス自ら急接近して使用してくることもある。
- ミサイル
- 空中に浮かび上がり、浮遊した状態で狙いを定めた後、アームキャノンからミサイルを発射して攻撃。サムスのミサイルと同等の能力であると考えられる。まれに連射することがある。
体力が減ってくると行動パターンが増え、空中に浮かび上がってからスーパーミサイルの様な強力なエネルギー弾を発射するようになる。
ボール状の不透明な青いオーラを纏い突進攻撃も行う。この攻撃はオーラが完全に解けるまで無敵状態である。
ダークサムスを倒すと青い粒子状になり飛散する。動作停止していた足場型のエレベーターが作動し、ダークビームが保管された保管庫4に行けるようになる。
ダークサムス2[]
- 粒子となって消えたダークサムスだが、水底に眠る神殿トーバスを探索するサムスの前に再び現れ、高笑いした後に消失。次は聖なる浮遊要塞ホレイトに現れ、ホレイト大空中橋を落下させてサムスの進む道を阻もうとした。そして今度はホレイトの大展望台前倉庫に現れ、ダークパイレーツ達を倒しフェイゾンを吸収する。そしてサムスの接近に気づいて大展望台エレベーター入口で待ち構え、エレベーターを起動させてお互いの退路を断ち、戦闘となる。
- 前回で使用した攻撃に加え、フェイゾンをさらに吸収したことにより新たな装備を獲得している。意外な事にダークビームも有効なダメージソースとなる。
- ブーストボール
- モーフボール状態になり、高速で移動して体当たり攻撃を仕掛ける。ピンボールのように障害物に当たって跳ね返るため、軌道が予測しにくい。また、攻撃中は完全無敵である。
- 透明化
- 透明化し、通常のバイザーでは視認できない状態になる。ダークバイザーに切り替えれば視認できるようになるが、透明化を解除するとダークバイザーの視界が悪化してしまう。この装備は恐らくスペースパイレーツのステルス装置を奪取したものと思われる。
- 冷凍光線
- 着弾すると凍り付くアイススプレッダーのような攻撃を放つ。
- 撃破すると激しく悶え苦しみ、大展望台の防護壁を破壊して落下、再び粒子となって飛散する。
ダークサムス3&ファイナル[]
登場シーン
- ダークサムス3はある程度ダメージを与えると不可視状態になる。ダークバイザーではホワイトアウトしてしまい視認できないため、エコーバイザーを使って戦う必要がある。ダークサムス3に一定のダメージを与えると、「ダークサムス ファイナル」に移行し、球状のフェイゾンの塊になる。この状態ではあらゆる攻撃が通用しなくなるが、拡散フェイゾンビームをチャージビームで集めてフェイゾンビームにし、撃ち返すことでダメージを与えられる。しばらくすると通常の姿に戻りサムスの攻撃が通用するようになるが、ダメージを与えると再びフェイゾンの塊になる。体力が少なくなると通常の姿に戻らなくなるため、フェイゾンビーム以外でとどめを刺すことはできない。
- ダークエーテルからの脱出中での戦闘となるため、この戦闘では時間制限が存在し、0になる前に撃破できないとゲームオーバーとなる。なお、ゲームオーバーになってすぐに再開するとエンペラーイング撃破直後、脱出開始からの再開となる。
- フェイゾンビーム
- 空中に浮かび上がり、巨大なビームで周囲を薙ぎ払う。
- シールド展開
- 近距離で衝撃波を放つ。
- フェイゾンキャノン
- 空中で球状のバリアを張り、フェイゾンの弾を撃ってくる。
- 拡散フェイゾンビーム
- 多数のビームを撒き散らす。このビームはチャージビームで吸収可能。
メトロイドプライム3 コラプション[]
- 作中最大の敵として、ゲーム開始当初から幾度となく現れる。しかし今回実際に交戦するのはゲームの最終盤、フェイザの最深部においてのみである。
- ランダス・ゴア・ガンドレイダの能力や攻撃を模した行動パターンを持っている。また、体力が減少すると分身体のダークエコーズを最大2体出現させて連携攻撃を行ってくる他、体力を回復させようとしてくることもある。
- 撃退すると、オーロラユニット313と融合して戦闘続行となる。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ[]
- 詳細記事:ダークサムス (スマブラ)
アートワーク (SPECIAL)
- 次作『for Wii U/3DS』では、ファイターを支援するアイテム「アシストフィギュア」として参戦。『コラプション』準拠のデザインに変更されている。召喚されるとステージ上をくまなく浮遊移動して、敵ファイターを発見するとフェイゾンを利用した3種類の攻撃ワザを使用してダメージを与える。前作同様、フィギュアも用意されている。
- 最新作『SPECIAL』では、正式にファイターとして参戦。サムスのダッシュファイターという位置付けで、サムスと共通の攻撃ワザを使用し、それらは性能もほとんど共通しているものの、モーションを中心に細かい挙動・仕様への変更点が見受けられ、キャラクター性能はサムスのそれとは似て非なるものとなっている。
オフィシャルデータ[]
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ダークサムス
メトロイドプライム2 ダークエコーズ
ダークサムス分析 07.202.07
奴はフェイゾンを吸収して、力を増幅させているようだ。
脅威レベルは既にプラチナ-AAA級に達している。フェイゾンをこれ以上奴に渡してはならない。
ダークサムス
セキュリティ警報:全部隊、戦闘配備につけ!
メトロイド繁殖エリアにダークサムスが侵入。フェイゾンを死守せよ!パイレーツに栄光あれ!
ダークサムス
全システム及び全部隊に警報を発令。データネットワークに不正なアクセスを確認した。
ダークサムスがデータネットをハックした!我々の秘密を知られてしまった。見つけ次第抹殺せよ!
ダークサムス
セキュリティ報告 07.199.07
ダークサムスをメトロイドタンク付近で発見。
封入タンクを破壊しようとして途中で逃走。メトロイド盗難の件も奴の仕業かもしれない。
ログブック[]
エーテル外生物 - ダークサムス1
メトロイドプライム2 ダークエコーズ
体内に多量のフェイゾンを感知しました。
形質および装備は、サムス・アランの遺伝子情報を元に構成された可能性があります。
フェイゾンエネルギーを原動力とし、シールドも展開可能など、戦闘能力の脅威レベルは高位です。
エーテル外生物 - ダークサムス2
アームキャノンの強化を感知。複数のビーム能力を獲得しています。
また、新たにブーストボールの能力が追加されました。
ステルスフィールド発生装置により、透明化能力を獲得。
フィールド発生時、通常の光学バイザーに対して不可視になります。
バイオスキャンの結果ターゲットは欠損、劣化を起こすことなく身体の再構築を行えると判明。
この能力により、脅威レベル上昇。
ダークサムス3
過度のフェイゾン吸収により過剰フェイゾンエネルギーの暴走が体内に起こり、
形態維持に不安定性が生じています。
自身の安定性を確保するため、余剰フェイゾンエネルギーを強力なビームや防護シールドとして放出します。
また、常時高レベルなフェイゾンエネルギーを放出しており、ダークバイザーでは白光化により不可視です。
脅威レベルは最高位です。
ダークサムスファイナル
フェイゾンエネルギーの暴走が顕著化。質量が肥大し、体積変動が発生。
膨張時にはフェイゾンエネルギーの球体に変化します。
球体変化時には、フェイゾンエネルギーが全ての攻撃を無効化しますが、
同質エネルギーの注入による過負荷を起こせば崩壊します。
攻撃時に放つ拡散フェイゾンビームは、アームキャノンで吸収可能です。
パイレーツログ6 妨害者の出現
メトロイドプライム2 ダークエコーズ
スペースパイレーツ暗号化データを解読しました。
解読したデータをログブックに転送します。
タイトル:妨害者の出現
ログ06.362.2「妨害者の出現」
緊急事態だ!あの最悪のハンター サムス・アランが現れた。
しかし、奇妙なことに彼女の狙いは、フェイゾンにあるようだ。
あらゆる場所に出没しフェイゾンを集めてゆく。
彼女のフェイゾン入手の邪魔さえしなければ、我々を攻撃することはない。
あの新しい黒いスーツに何らかのパワーを与えるのが目的だろう。
兵士たちは、ダークサムスと呼んでいる。今はその名が似合う。
パイレーツログ10 二人目のサムス
スペースパイレーツ暗号化データを解読しました。
解読したデータをログブックに転送します。
タイトル:二人目のサムス
ログ07.159.9「二人目のサムス」
何ということだ!不時着した宇宙船から、また,サムスが現れた。
我々は、さらに二人目のハンターを相手にせねばならないのか?
しかし、二人のサムスが敵対しているという偵察員の報告もある。
もし、報告に間違いがなければ、我々にもチャンスがある。
サムスが共通の敵ならば、フェイゾンの供給を条件にダークサムスと同盟を結べる可能性がある。
これは好事の兆しかもしれない。
ボス系 - ダークサムス
メトロイドプライム3 コラプション
サムスの形質を複製したフェイゾンエネルギーで構成された、生命体です。
体内のフェイゾンエネルギー量は、過去最大になっています。
惑星フェイザから、フェイゾンエネルギーを吸収することで自己再生が、可能です。
また、体内のエネルギーを一部分裂させ、自分自身と同レベルの戦闘能力を有する分身を発生することもできます。
復活後のダークサムスは、意思を込めたフェイゾンを送り込み
相手を汚染し、その精神を支配することが可能になりました。
黒い悪魔
メトロイドプライム3 コラプション
連邦のフェイゾン回収の阻止を図った我々の作戦は、開始早々ものの見事に失敗した。
連邦船が、惑星エーテルを離脱するタイミングに、我々は間に合わなかったのだ。
こうして、一部のフェイゾンは連邦の手に渡ってしまった。
しかし、愚かな事に連邦は大部分のフェイゾンを未回収のまま惑星エーテルを後にしたのだ。
おかげで、我々は可能な限りのフェイゾンの回収に成功する。
ところが、宇宙空間を航行する間に、我々のフェイゾン貯蔵庫内で、とんでもない事態が発生していた。
なんと、あのダークサムスが、よみがえったのだ!
確実に言える…我々は呪われている!
黒い悪魔は、回収フェイゾンの全てを吸収し、一瞬の間に我々乗組員の内の30%を抹殺してしまった。
奴は、思いのままに戦艦コロッサス内を徘徊し、妖術を使って乗組員の精神を惑わしている。
我々は助けを呼ぶこともできず正気を保っている乗組員は、もう僅かしか残っていない。
全ては、今、黒い悪魔の手中に落ちてしまったのだ。
書籍[]
ダークサムスは、1作目で倒されたメトロイドプライムがサムスのマトリクスを取りこんでよみがえった姿。
任天堂公式ガイドブック METROID Other M
公式サイト[]
NAME:フェイゾン AGE:13 SEX: 男
QUESTION:
ダークサムスはいったい何者ですか教えてください。
ANSWER:
それは次の作品を楽しみにしてください。
NAME:クアドラアクシス AGE:14 SEX: 男
QUESTION:
ダークサムスってやっぱりメトロイドプライムのスタッフロールの後のムービーに出てきたあの手なんですか?
ANSWER:
そうです。「あの手」を見ていない方は機会があれば前作をプレイしてみてください。アイテム回収100%を達成しなければ見れないのですが・・・
NAME:対ルミナス用防衛システム AGE:14 SEX: 男
QUESTION:
ダークサムスはどうやって、ターロンIVから、エーテルに移動したんでしょうか?もう一つ、ルミナスは、クアドラアクシス、完全機械化要塞、すごい、防衛システムなど作り上げ科学が発達しているのに、隕石を予知出来たのでは?予知したなら、破壊または、最小限に抑えられたのでは?
ANSWER:
ダークサムスはショートレンジ(近距離)のワープ能力を持っています。その力を利用してエーテルに移動したんですね。 ルミナスは予知能力は持っていないので、隕石落下の予見は出来なかったようです。全力を尽くしたものの、隕石の破壊力が勝ってしまったのでしょうね。
NAME:hiro AGE:19 SEX:男
QUESTION:
ダークサムスは前作「メトロイドプライム」のラストでサムスのパワードスーツからフェイゾンスーツが吸収されたのと関係があるのでしょうか?
ANSWER:
フェイゾンスーツからサムスの情報を読み取り、生まれた可能性が高いです。
ダークサムス
惑星エーテルでのサムスとの戦いで、一度は消滅したかに思われていたが、パイレーツが回収したフェイゾンエネルギーのコンテナから復活し、ふたたびサムスたちの前に立ちはだかる謎に包まれた存在。パワー源であるフェイゾンを回収してさらにパワーアップし宇宙全体の支配を企む。フェイゾンを使って他人を汚染し、操る特殊能力を新たに身に付けている。
大乱闘スマッシュブラザーズ[]
エネルギー物質"フェイゾン"を
吸収することで強化される
フェイゾンエネルギー生命体。
サムスに敗れたメトロイド
プライムが死に際にサムスの
スーツのマトリクスを吸収。
それを砕け散った己の細胞と
ともに再構成することで
ダークサムスとして蘇った。
"フェイゾン"を求めたどり着いた
惑星エーテルでサムスと対峙する。大乱闘スマッシュブラザーズX フィギュア「ダークサムス」説明文
非常に高い戦闘力の他に、自己再生、洗脳、
分裂など恐るべき力を持つフェイゾン生命体。
黒いサムスのような姿からその名がついた。
呼び出されると正面にアームキャノンを構え、
速射弾を撃つ。中距離では相手を追いかける
誘導弾。そして近距離周囲にフェイゾン放出と
相手のいる距離で3つの攻撃を使い分ける。
登場作品[]
- メトロイドプライム
- メトロイドプライム2 ダークエコーズ
- メトロイドプライム3 コラプション
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
豆知識[]
- 英語版のログブックにおいて、パイレーツはダークサムスのことを三人称で「she」と呼んでいる。洗脳後もそう呼んでいることからダークサムスの性別は女性ではないかと思われるが、それ以外に判断できる要素はない。
ギャラリー[]
関連項目[]
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- ↑ イング族と友好関係を築いていたはずのダークサムスがダークパイレーツを抹殺していた経緯は不明である。