そこで下された決定が連邦の行動を左右するときもある…
つまり事実上 連邦の中枢はゼーベスと言ってもいい…
宇宙海賊 (スペースパイレーツ) はそれを知っていたのか…?
『ツーリアン』(Tourian) は、スペースパイレーツがゼーベスに築いた地下要塞の中枢エリア。エリア最深部には、組織を統括するマザーブレインが待ち構えている。
解説[]

ゼーベスの中枢に位置するツーリアン (スーパー)
ゼーベスの中枢に位置する最高機密エリア。金属製の設備や機械類、複雑に入り組んだパイプなどで構成された人工的な区画であり、一部の部屋の床下は灼熱の溶岩 (もしくは塩酸)で満たされている。エリア最深部にはパイレーツを統括する巨大機械生命体、マザーブレインが設置されており、組織を管轄する最高司令部として機能している。エリア内部はリンカやゼーベタイト、ビーム砲台など対侵入者セキュリティシステムでマザーを警護している。
パイレーツの研究施設としての機能も兼ね合わせており、生体兵器としての利用を目的に増殖させた多数のメトロイドをエリア内に解き放ち、実験場として利用していた。高熱の溶岩に満ちたツーリアンはメトロイドの生育に適した好条件の環境であったため、解き放たれたメトロイドはエリア内で活発に行動している。
このように、ツーリアンは要塞の最重要エリアであるため、ツーリアンへと続くエレベーターには厳重なセキュリティロックがかけられて、容易に到達できないようになっている。クレイドやリドリーなどといった、パイレーツの幹部級のボスクリーチャーを撃破しない限り、このセキュリティロックは解除できない。
かつて鳥人族が繁栄していた時代には、ツーリアンはマザーブレインと共に協議を行う行政区として使用されていた。鳥人族はその高度な技術・思想によって銀河社会に多大な影響を及ぼす先進種族であったため、この行政区で審議・決定された内容が銀河連邦の行動を大きく左右することも少なくなかった。かねてからゼーベスの占領を画策していたスペースパイレーツは、2度目のゼーベス侵攻の際に惑星の中枢であるツーリアンを襲撃した。同時に自身の創造主である鳥人族に対して不信感を募らせていたマザーブレインが反逆を起こし、ゼーベスは完全に陥落してパイレーツの要塞惑星と化してしまった。利害関係の一致したパイレーツ・マザーの両者によって、ツーリアンは彼らの最高機密エリアとして生まれ変わったのであった。
各作品における特徴[]
メトロイド[]
エレベーター入口 (初代)
クリーチャー[]
スーパーメトロイド[]
- 復活したスペースパイレーツによって新たに再建されたツーリアンが登場。ゼーベスの4つのエリアに存在するボスをすべて倒した後、クレテリアに位置する謎の彫像部屋から侵入が可能。なお、初代『メトロイド』および『ゼロミッション』劇中で自爆装置によって破壊された旧ツーリアンは、クレテリアに一部原型を留めた状態で破棄されている。
- エリア内部の随所にメトロイドが出没する部屋があるが、これらはグレーゲートで閉ざされており、部屋の中のすべてのメトロイドを倒すことで先に進めるようになる。また、ビーム砲台やリンカなどの障害物も続投している。
アイテム[]
- ハイパービーム (イベントにより取得)
クリーチャー[]
メトロイド ゼロミッション[]
入口 (ゼロミッション)
- 大まかなマップ構成はリメイク元の『メトロイド』と共通しているが、入口がある縦長の通路が区分けされ、右の通路から迂回するような設計となっているほか、マザーブレインの手前の通路が大きな広間に改変されているなど、変更点も多い。クレテリアに続く通路やセーブルームの追加など、ゲーム仕様上の変更点も多い。
- エリア内には多数のメトロイドが生息している。今作は『スーパー』と同じくメトロイドが出没する部屋はグレーゲートで閉ざされており、部屋の中のすべてのメトロイドを倒すことで先に進めるようになる。また、ビーム砲台やリンカなどの障害物も続投している。本作では新たに緑色の強化されたリンカも登場している。エリア深部にはボスのマザーブレインが待ち構えており、撃破することで自爆装置が作動、脱出イベントが開始される。リメイク元作品とは異なり、『スーパーメトロイド』のようにエレベーターでクレテリアにまで移動した後、スターシップに搭乗して惑星から離脱しなければ脱出が完了しない。
- さらに第2部ストーリーでは、伝説のパワードスーツおよびパワーボムを入手後、クレテリアを経由して爆破後のツーリアンに再潜入することが可能となっている。マザーブレインの設置されていた部屋の周辺が爆破の影響で完全に荒廃し、全体的に紫色の錆びたようなカラーリングとなり、地形の大半が崩れやすいフェイクブロック・スルーブロックに置き換わっている。また、エリアの床下を満たしていた溶岩が変質して緑色の強酸となっている。ツーリアンにあるアイテムはこの段階から取得できるようになるため、アイテム回収率100%クリアの際には必ず立ち寄る必要がある。この荒廃した地形は、後に『スーパーメトロイド』で旧ツーリアン跡地として再び登場することになる[1]。
アイテム[]
クリーチャー[]
- リンカ
- メトロイド
- マザーブレイン
METROID Other M[]
- オープニングムービーで登場。『スーパーメトロイド』終盤の戦闘を3Dモデルで映像化したもので、ツーリアンの金属質の内装デザインがリアルに描写されている。また、ストーリー終盤においてボトルシップに秘密裏に建設された極秘ユニット、セクターZEROの存在が明らかとなるが、このユニットでは凍結しないメトロイドが増殖・育成され、ツーリアンのような様相を呈しているととある女性研究員によって言及されていた。セクターZEROはストーリー中で分離・破壊されるため、ゲーム中でエリア内部を探索することはない。
オフィシャルデータ[]
取扱説明書[]
ツーリアン [TOURIAN]
サムスに破壊されたが、どこかに再建されたらしい。各エリアのボスを全て倒すと道が開かれるという。
書籍[]
惑星ゼーベスの中枢。最深部には、機械生命体の「マザーブレイン」が存在する。
任天堂公式ガイドブック メトロイド ゼロミッション
登場作品[]
- メトロイド
- スーパーメトロイド
- メトロイド ゼロミッション
- METROID Other M (ムービー・台詞中に登場)
- メトロイド サムスリターンズ (オープニングで言及)
- メトロイド (マガジンZ)
脚注[]
- ↑ 「マザーブレインの台座下にアイテムが隠してある」「そのすぐ次の部屋の、左の壁の向こうに空間(ゼロミッションではアイテムの隠し部屋、スーパーでは新ツーリアンからの脱出ルート)が存在する」など、「スーパー」を意識したと思われる配置となっている。
関連項目[]
メトロイドシリーズのエリア一覧 | |
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メトロイド | ブリンスタ | ノルフェア | 小ボスの部屋Ⅰ | 小ボスの部屋Ⅱ | ツーリアン |
Ⅱ / サムスリターンズ | 地表 | エリア1 | エリア2 | エリア3 | エリア4 | エリア5 | エリア6 | エリア7 | エリア8 |
スーパーメトロイド | スペースコロニー | クレテリア | ブリンスタ | ノルフェア | 難破船 | マリーディア | ツーリアン |
フュージョン | メインデッキ | セクター1 SRX | セクター2 TRO | セクター3 PYR | セクター4 AQA | セクター5 ARC | セクター6 NOC |
ゼロミッション | ブリンスタ | ノルフェア | クレテリア | クレイド | リドリー | ツーリアン | チョウゾディア |
Other M | メインセクター | バイオスフィア | クライオスフィア | パイロスフィア | セクターZERO | バイオウェポンリサーチセンター |
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