『テルリアン系』(Federation Solar System)は、『コラプション』に登場する惑星系。
解説[]
テルリアン系は『コラプション』に登場する惑星系。銀河連邦勢力圏の外縁に位置しており、主系列星らしき1つの恒星と、その重力で周囲を公転する少なくとも3つの惑星で構成されている。テルリアン系は連邦勢力圏防衛上の軍事的要衝であり、惑星ノリオンにある銀河連邦ノリオン基地が、 勢力圏外で活動する反連邦勢力や圏外文明からの侵略に対する最初の防衛線として機能している 。エネルギー資源「ブリオジェル」の原産地である惑星ブリオや、科学的・軍事的インテリジェンス収集のための拠点とされている惑星エリシアもここに属しているため、連邦にとって非常に重要な惑星系となっている。
惑星[]
テルリアン系では少なくとも3つの惑星の存在が確認されている。
- 惑星ノリオン
- 岩石惑星。連邦の最初の防衛ラインであり、オリンパスが旗艦を務める連邦第7艦隊の母港でもあるノリオン基地が存在する。大規模な部隊が駐留するほか、衛星軌道上には惑星防衛システムを構成する超長距離対空キャノンが配備されている。
- 元々は生命維持が困難な不毛の天体であったが、オーロラユニット486の主導による大規模なテラフォーミングによって環境が改善され、森林で覆われた惑星へと変化した。
- 惑星ブリオ
- 作中10年前に銀河連邦により発見された岩石惑星。
- 惑星表面の48%は灼熱の荒野、更に48%は厚い氷に覆われており、赤道付近に存在する残り4%の僅かな熱帯雨林地帯が唯一の生命圏となっている。ここで産出される「ブリオジェル」という物質は精製すると高性能なエネルギー資源となり、連邦軍のオリンパス級戦艦やサムスのスターシップにも使われるなど、銀河連邦にとって重要な意味を持つ惑星となっている。
- かつてはブリオニアンという種族が非常に高度な文明を築き上げており、彼らの遺跡やブリオジェル精製施設などが残っているが、現在は滅亡している。また、もう1つレプティリカスという種族がおり、こちらは現在も残っているが非常に原始的な文明水準に衰退、野生化してしまっている。
- 惑星エリシア
- 巨大ガス惑星。その性質上地表での生存は不可能だが、その大気圏上層部には、作中より約1500年以上前にチョウゾによって建造された大規模な浮遊施設『スカイタウン』が存在している。
- スカイタウンは元々天文学的な研究のために設計されており、かつてチョウゾ達はここで探査機による深宇宙の情報収集・解析を行なっていた。施設の管理・維持は、彼らが創り出した自己複製と自己認識の能力を持つロボットの一群「エリシアン」によって行われ、その営為はチョウゾが惑星を経った後も数世紀間続くことになる。
- エリシアは作中より数十年前に銀河連邦に発見された。それ以降はエリシアンと連邦の間に結ばれた「エリシア条約」に基づき、連邦からの補給を受ける代わりにオーロラユニット217と共に活動して、データベースに蓄積されていたチョウゾたちの知識や、基地の観測システムにより収集した様々な諜報データを銀河連邦に提供していた。
登場作品[]
関連項目[]
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