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ドレイゴン』(Draygon) は、マリーディアに生息する巨大水棲生物。スペースパイレーツの幹部格クリーチャー。

解説[]

要塞惑星ゼーベスの水湿原エリア「マリーディア」に出現する巨大甲殻類。卵生の生物で、同エリアに生息するエビアが脱皮を行い成長した形態と推測される。水中を高速で泳ぐことが可能で、突進や尾の鋭利な突起物で攻撃を行う。食性は肉食で、口から吐き出す粘液で敵の身動きを封じた後、強靭な6本の歩脚で掴み上げ捕食する。時として大型の水生動物も餌食となる。

全身を覆う緑色の甲羅は鎧のように硬く、その高い防御力であらゆる攻撃から身を守っている。腹部周辺だけが甲羅に包まれておらず弱点となっているが、水中での機動力・耐久力の高さにより、撃破が困難となっている。水棲生物であるため、電気性の衝撃にも弱い。

ドレイゴンは、ツーリアンへの道を塞ぐ4体のボスクリーチャーの一角を成している。撃破するとクレテリア謎の彫像が反応、ドレイゴンに対応する像が自壊、道を開く鍵となる。

戦闘[]

ドレイゴンとの戦闘はマリーディア最奥部、水中にある大部屋で行われる。ガドラを倒して部屋に入ると、水底にエビアの群れが出現。周辺をゆっくり遊泳しており危害は無い。エビア達が背景に姿を消すと、部屋の上部からドレイゴンが出現。戦闘開始となる。

全身を覆う外殻は堅く、サムスの武器を無効化する。唯一の弱点は腹部で、ミサイルスーパーミサイル等でダメージを与えられる。最初はオレンジ色だが、ダメージが蓄積されると次第に赤黒く変色していく。

Evirs before Draygon Boss Battle SM

壁の電撃砲台は早めに破壊しておくと良い

部屋の左右の側壁に設置された3基の砲台は、放置していると電撃を発射してサムスを攻撃してくる。ミサイル系の武器で破壊可能で、戦闘前にすべて破壊しておくと良い。破壊後は放電状態の基部だけが残される。この基部に接触すると感電してダメージを受けてしまうが、後述の方法でドレイゴン早期撃破にも利用できる。

戦闘中、ドレイゴンは以下の攻撃パターンをローテーションで使用する。

突進[1]
Draygon Appearance SM

突進攻撃

水底にいるサムスを狙い、部屋上部から斜め方向に急降下、V字軌道で部屋上部へと戻っていく。これを左右・数回繰り返し行う。地上でモーフボールになると突進を回避できる。
ドレイゴンが接近してきた時は攻撃のチャンスで、斜め方向に銃口を向けると弱点の腹部が狙える。しかし、ダメージ蓄積と共に突進のスピードが速くなっていき、弱点の狙撃・突進の回避が難しくなっていく。
粘液の放出
Draygon releases mucus SM

粘液の放出

突進攻撃が終わった後、左右いずれかの方位からゆっくり出現。口から無数の粘液を放出する。粘液にダメージ判定は無いものの、サムスが粘液に触れると動きが遅くなり、身動きがとりづらくなる。粘液が付着すると、ドレイゴンはゆっくりとサムスに接近、脚で捕獲して後述の掴み尻尾攻撃を行おうとする。
粘液はビーム照射等で消滅するため、ドレイゴンの反対側の位置に回り込み、ビーム連射で除去すると良い。パワーボムを使えば画面全体の粘液を一掃できる。サムスが粘液に触れなかった場合、ドレイゴンは姿を消し、再び突進攻撃のパターンに移行する。
掴み尻尾攻撃[2]
粘液が付着したサムスを掴み上げ、楕円軌道で水中を泳ぎ、一時停止して尻尾を突き刺し大ダメージを与える。最も警戒すべき攻撃パターンで、サムスを拘束している間、何度も繰り返し行う。拘束状態はレバガチャ操作で振りほどける。掴み攻撃がキャンセルされると、ドレイゴンは再び突進攻撃のパターンに移行する。
Samus defeats Draygon with Grapple Beam SM

グラップリングビームを利用して容易に撃破可能

あらかじめ側壁の砲台3基を破壊していれば、掴み尻尾攻撃は早期撃破のチャンスにもなる。拘束された状態で砲台の基部にグラップリングビームを撃ち込むと、ドレイゴンを感電死させることが可能。腹部を狙う方法より簡単かつ確実に倒すことができる。ただし、サムス自身も感電によるダメージを受ける "諸刃の剣" ともいえる攻略法で、エネルギーに余裕がある状態でなければ使用できない。

オフィシャルデータ[]

取扱説明書[]

ドレイゴン (マリーディアのボス)
鎧のような硬い甲羅を持ち、高い防御力を持っている。

スーパーメトロイド 取扱説明書


書籍[]

深い眠りから目覚め、そいつはあらわれた!どうやら、油断したようだ。やつが吐き出した粘液が身体にまとわりつく。動きを奪われ、もがき苦しんでいたわたしは、そいつに抱きかかえられてしまった。こんな抱擁だけはごめんだ。わたしはぐいぐいとしめつけられ、気が遠くなる。逃げださなければ、逃げないと、わたしは……。

任天堂公式ガイドブック スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分


ドレイゴン / マリーディア / 体長: 約12フィート

巨大な甲殻類生物。卵生で、脱皮をくりかえし成長する。尾にあたる部分に鋭利な触角があり、外敵を攻撃するために使う。また、6本の歩脚は非常に力が強く、ときには大型の水生動物をも捕食する。その際には、口から粘性の高い液を吐き、相手を動けなくしてから攻撃してくるので、注意が必要だ。

ゲーム・オン! 1994年5月号 スーパーメトロイド特集 THE BIOLOGY OF ALIENS


登場作品[]

豆知識[]

  • ドレイゴンの鳴き声は『ゴジラ』シリーズに登場する「アンギラス」の鳴き声とよく似ている。
  • 『スーパーメトロイド』のプログラマー、藤井康彦氏によると、ドレイゴンをグラップリングビームで感電死させる倒し方は、大ボス攻略コンセプトの「必ずどこかに弱点を作る」という大前提の元で、苦戦したプレイヤーを驚かせることを想定して、意外性を狙って実装したという[3]
  • 藤井康彦の証言によると、ドレイゴンの開発当初の仮名称は「ダンコーン」であった。その名の通り、男根に似たリアルでグロテスクな姿だったらしい。
    • あまりに不適切なビジュアルだったため、ディレクターがデザイナーに修正させ、現在の形におさまったという。
  • ドレイゴンは『スーパーメトロイド』に登場する四天王ボスの中で唯一、他のシリーズ作品に登場していない。
    • 後発作品のみカウントすると、リドリーは『ゼロミッション』『Other M』等で、クレイドは『ゼロミッション』『ドレッド』で、ファントゥーンは『Other M』で再登場を果たしている。
  • メトロイド ドレッド』で、ダイロンの背景にある巨大タンクを見ると、ドレイゴンとよく似た形状の生命体が収まっている。
    • サムスが電力供給をした後はタンク全体が凍り付き、内部を確認できなくなる。

ギャラリー[]

脚注[]

  1. 公式攻略本では「ヒットアンドアウェイ」と紹介されている。
  2. 公式攻略本では「ベアハッグ」と紹介されている。
  3. https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=11663&page=1&id=225354

関連項目[]

  • エビア - ドレイゴンの幼体と考えられる。
スーパーメトロイドに登場するクリーチャー一覧
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