『フェイゾン強化装置』(Phazon Enhancement Device) 、略称『PED』は、銀河連邦が開発したテクノロジー。
解説[]
概要[]
銀河連邦が開発した戦闘用デバイス。フェイゾンエネルギーを利用し、アーマーの外骨格や武器系統を一時的に強化するハイパーモードの発動機能を装着者に付与する。
PEDは、惑星エーテルのパイレーツ基地跡から押収された研究資料をもとに、同時に回収されたフェイゾン鉱石を開発中の新兵器のエネルギー源として採用することで完成した。
作中ではおもにPED装甲兵のアーマーや、サムスのPEDスーツ、彼女とともに依頼を受けたバウンティハンターの装備に搭載された。
連邦軍においては、PED内蔵の新型アーマースーツがまず銀河連邦ノリオン基地に配備されたPED装甲兵デルタチームによってテストされ、順次他の部隊に配備されていった。
潜在的リスク[]
PED装甲兵の例ではフェイゾンによる疾患のリスクが懸念されていた。しかし、バックパックからフェイゾンをデバイスに供給し、アーマー装着者とフェイゾンを離隔する設計が功をなしてか、採用以来兵士のフェイゾン病発症は報告されなかった。
サムス達ハンターの装着例では、体内のフェイゾンを利用するシステムが仇となり、結果的に彼らの体内フェイゾン汚染の加速やハイパーモードの暴走を誘発する一因となってしまった。(しかし、PEDを装着しなければダークサムスに植え付けられたフェイゾンを体外に排出する手段を得られず、より悪い状況に立たされていた可能性も考えられる。)
使用例[]
PED装甲兵[]
PED内蔵新型アーマーを着用した特殊な銀河連邦兵士。背面部に装着したバックパックにフェイゾンを積載しており、ここからフェイゾンエネルギーを肩部のPED本体に供給することでハイパーモードを発動する。作中ではサムスやハンターたちのPEDに先駆けて登場し、ハイパーモードで多数のパイレーツ戦闘員を圧倒する驚異的な戦闘力を披露した。
兵士の身体から離隔されたバックパックにフェイゾンを充填する安全策のためか、配備依頼兵士たちのフェイゾン病の発症例は報告されていないという。
サムスのPEDスーツ[]
ノリオンで大破したサムスのバリアスーツを連邦が修復する際、PEDを追加することで誕生したスーツ。このスーツの獲得によってサムスは任意のタイミングでハイパーモードを発動できるようになった。連邦兵士のものと違い、サムスたちハンターはダークサムスの襲撃以降フェイゾンを体内で精製できる能力を発現したため、バックパックなしで体内のフェイゾンを直接利用する方式を採用している。しかし、これはのちに彼らのフェイゾン汚染の加速やハイパーモードの暴走状態の誘因となってしまった。
サムス以外のバウンティハンター[]
前述のとおり、サムスと同様、ランダス、ゴア、ガンドレイダの三人のハンターもPEDを供与されており、バックアップなしでハイパーモードを発動できる。最終的にフェイゾンの汚染によって彼らはダークサムスに精神を支配され、敵としてサムスの前に立ちはだかることになる。サムスとの交戦時には彼らもハイパーモードを発動してくる。
その他[]
一部のフェイゾン生命体は体内フェイゾンを活性化させ、ハイパーモードを発動することができる。またダークサムスに支配されたパイレーツ戦闘員やパイレーツ製メカノイドの一部もハイパーモードを発動してくることがある。彼らがPEDと同様の技術を用いているのかどうかは不明。
オフィシャルデータ[]
ログブック[]
フェイゾン強化装置
メトロイドプライム3 コラプション
銀河連邦データ、ダウンロード。
PX-013 :フェイゾン強化装置
データをログブックに転送しました。
フェイゾン強化装置=PEDは、エーテルで回収されたフェイゾン鉱石のエネルギーを研究中の新兵器に採用することで完成された。 PEDは、惑星ノリオンに配置された銀河連邦PED装甲兵デルタチームによってテストされている。
彼らは、アーマースーツ背部のバックパックにフェイゾンを貯蔵して、そこからPEDにエネルギーを供給している。 PEDが起動すると、一時的に、アーマースーツの外骨格と武器体系が、最大強化される。
なお、実験開始から今日現在に至るまで「フェイゾン病」の症状を示す兵員は現れていない。