ブラッドワスプ

ブラッドワスプ
基本情報
英語名	Ram War Wasp
生息地	ターロンⅣ
出現地	チョウゾルーインズ
特徴	集団で行動する
攻撃	突進攻撃
登場作品	メトロイドプライム メトロイドプライム ピンボール

『ブラッドワスプ』(Ram War Wasp) は、ターロンⅣに生息するハチに似た小型飛行生物。

解説

様々な惑星で存在が確認されているワスプ種の一種であり、惑星ターロンⅣのチョウゾルーインズに棲息している。同エリアに棲息するターロンワスプと比較すると個体数が非常に少なく、チョウゾルーインズの一部エリアにしか出現しない。ハチに似た姿をしており、背面の翅を羽ばたかせて空中を飛行する。本体の色は暗い緑色で、腹部は赤色に発光している。

暗く湿気が多い場所に好んで巣を作る傾向がある。敵生物が接近するなどして巣に危険が迫ると、巣の中から群れを成して出現し、腹部の針を使って敵を迎撃する。

獲物を群れで取り囲んでから高速で旋回し、相手の方向感覚を狂わせてから一斉に襲いかかる撹乱戦法を得意としている。攻撃の際には一時停止し、仲間同士で特殊なシグナルを発することで合図を出し、攻撃を行う。

耐久力はあまり高くないため、パワービームを数発当てるだけで倒すことができる。

ブラッドワスプは、チョウゾルーインズに設置されたアイテム防御ユニットハイブトーテムの内部に巣を作り、集団生活を行っていた。これはかつてターロンⅣに居住していたチョウゾがブラッドワスプの特性に目をつけ、ハイブトーテムの護衛を行う生体ユニットとしてワスプを利用したものと推測される。

各作品における特徴

メトロイドプライム

初登場。ハイブトーテムを護衛する生体ユニットとして登場し、部屋に侵入したサムスを敵と見なして集団で襲いかかる。

ハイブトーテムの内部から現れた複数体のブラッドワスプは、サムスの周囲を高速で旋回し、腹部の針を使って突進攻撃を行う。この攻撃は、その場でタイミング良くジャンプするか、突進方向に対し横に移動することで比較的容易に回避することが可能である。

内部から出現した全てのブラッドワスプを倒すと、ハイブトーテムの内部構造が露出し、パワービームを使用してダメージを与えることが可能となる。一定のダメージを受けたハイブトーテムは上部ユニットを回転させ、内部からさらに多くのブラッドワスプを放出して敵を攻撃するよう仕向ける。これを3回繰り返すとハイブトーテムが完全に機能を停止し、内部に隠されていたミサイルタンクを入手することができる。

メトロイドプライム ピンボール

ターロンオーバーワールドのテーブルで、一定条件を満たすと出現するミニゲーム『ウォールジャンプ』に登場。翅を羽ばたかせて空中に静止しており、サムスがスクリューアタックを使用して壁を登る際に接触すると倒すことができる。

『プライム』に登場した個体とは異なり自ら攻撃行動を取ることはなく空中を浮遊しているだけで、サムスがスクリューアタックを用いているため全く害は無い。一部の個体は上下に移動しており、狙いを定めてからジャンプをしないと全滅させることは難しい。

オフィシャルデータ

ログブック

ブラッドワスプ

メトロイドプライム

スキャン

昆虫形態：ブラッドワスプ

敵の周りを高速旋回して方向感覚を失わせ攻撃します。

ログブック

湿気が多く暗い場所に好んで巣を作り、危険が迫ると群れを成して現れます。
敵を取り囲み、一斉に攻撃する際にある種のシグナルで呼び合う能力を持っています。

取扱説明書

ハチに似た姿を持つ飛行タイプの昆虫。多数で群れをなして攻撃してくる。

メトロイドプライム ピンボール 取扱説明書

書籍

特殊なシグナルをかわすことにより複雑な集団行動を行うワスプ。獲物の周囲を高速で飛び、方向感覚を狂わせてから襲いかかる。

任天堂公式ガイドブック メトロイドプライム

公式サイト

ブラッドワスプ
ハチに似た姿を持つ飛行タイプの昆虫。多数で群れをなして攻撃してくる。
撃破時スコア 1,000ポイント

メトロイドプライム ピンボール 公式サイト

登場作品

• メトロイドプライム
• メトロイドプライム ピンボール

豆知識

• 英語版ログブックではターロンⅣで唯一、真の集合精神（ハイブマインド）を進化させた種であるとされている。集合精神はサイエンス・フィクションの概念で、「複数の個体がひとつの意識を共有している状態」を意味する。ハイブマインドはその中でも特に、各個体の個性がほぼ完全に失われている点が特徴とされる。

関連項目

• ターロンワスプ