『プロジェクトヘリックス』(Project Helix) は、スペースパイレーツにより実行された、生体兵器研究開発プロジェクトのコードネーム。フェイゾンとスペースパイレーツのDNAを融合させて強力な戦略兵器を開発するプロジェクトで、研究の結果、エリートパイレーツやオメガパイレーツなどのフェイゾン変異生命体を誕生させることに成功した。
歴史[]
黎明期[]
パラサイトへのフェイゾンの注入実験により、フェイゾン注入に体力や筋肉の増幅などの効果があることを知ったパイレーツは、ゼノムでの注入実験を経た後、同胞を対象とする実験を始めた。
プロジェクトの初期はパイレーツの胎児を使用してフェイゾン注入実験を行っていた。パラサイトの時と同様に、筋肉の質量の増加には成功したものの、脳組織が退化し制御不能となった。
ブレイクスルー[]
パイレーツの胎児を使用した実験は失敗に終わったが、その解決策として、研究チーム「Sclera」が実験に成功した「Vertigo」と呼ばれるフェイゾン変異体寄生虫を使用して計画を再始動。VertigoをDNAに融合させた個体は順調に成熟期に入り、トレーニング可能な状態に成長した。これがエリートパイレーツである。
エリートパイレーツ・アルファ[]
「エリートパイレーツ・アルファ」と呼ばれる個体は高濃度のフェイゾンが注入された、エリートパイレーツ用の実験体である。フェイゾンエリートと呼ばれ、短命であった。
エリートパイレーツ・ユプシロン[]
エリートパイレーツの中でも「エリートパイレーツ・ユプシロン」と呼ばれる個体は特にフェイゾンと相性がよく、注入量を飛躍的に増大した結果、精神的機能は維持しつつも質量の大幅な増加が可能になった。最大の特徴として、自己回復能力がある。フェイゾンが身近に存在するならば、それを吸収しフェイゾン装甲を修復できる。この実験体をベースとし、スペースパイレーツ軍の標準的な兵員にしようとした。コードネームは「オメガパイレーツ」である。
オフィシャルデータ[]
「プロジェクトヘリックス」
メトロイドプライム
スペースパイレーツ暗号化データを解読。
ログ 11.001.9
「プロジェクトヘリックス」
パイレーツの胎児を使用した最初の実験は失敗に終わった。 筋肉の質量の増加に成功したもののフェイゾンの注入過程で、脳組織が退化してしまうのだ。 結果、我々がエリートパイレーツと呼ぶ実験体は、制御不能となってしまった。 解決策として我々は研究チーム「Sclera」が実験に成功した「Vertigo」と呼ばれるフェイゾン変異体寄生虫の研究成果の使用にふみ切ることを決定した。 「Vertigo」フェイゾンをDNAに融合させた最新のエリートパイレーツの実験体群は順調に成熟期に入り、フィールドテストやトレーニング可能状態に成長している。
「オメガパイレーツ」
メトロイドプライム
スペースパイレーツ暗号化データを解読。
ログ 11.232.8
「オメガパイレーツ」
エリートパイレーツ・ユプシロンのフェイゾン性向によりすばらしい結果が生まれた。 フェイゾン注入量は飛躍的に増大し、結果、質量の大幅な増加が可能となった。 更に精神的機能は維持しつつ、エリート用の兵器を巧みに操る器用さも確認された。 そして、エリートパイレーツ・ユプシロンの最大の効果は、自己回復能力の発動である。 フェイゾンが身近に存在するならば、これを吸収し、損傷したフェイゾン装甲を回復できる。 この実験体は、我々の軍隊における新たなスタンダードとなる可能性が高い。 コードネームは、「オメガパイレーツ」である。
「スペシャルフォース」
メトロイドプライム
スペースパイレーツ暗号化データを解読。
ログ 11.369.4
「スペシャルフォース」
プロジェクトへリックスにおける、エリートパイレーツ観察記録。
高い攻撃力と多量の武器運搬能力を持ち、地上戦での理想的な主力となるだろう。
運動速度に難点はあるが、パイレーツの軍隊の前衛にエリートパイレーツ小隊を配備すれば、我々は、どんな戦局でも流れを変えることの出来る、中心軸を持つことになる。