奴は、Xに寄生されているようだ。奴のように…
人間の脳細胞を応用したマシンは珍しくない。
このことが、Xの寄生を許してしまった理由だ。
『ボクス』(Security Robot B.O.X.) は、B.S.Lに配備されていた大型警備ロボット。単に『警備ロボット』とも呼称される。
解説[]
BIOLOGIC宇宙生物研究所施設内の警備を行う自律思考型ロボット。銀河連邦、もしくはその関連組織が製造したものと推測される。本体に備わった機械製のレッグユニットで歩行・ジャンプ移動を行い、ボム・ミサイルランチャー等の多彩な武装で侵入者を撃退する。
ボクスは人間の脳細胞を応用したコンピュータ(人間の脳髄よりも遥かに巨大)により制御されており、この生体コンピュータ部をXに寄生され、制御不能となり暴走してしまった。
戦闘[]
セクター3 PYR (初戦)[]
今後、襲われた場合は、破壊してもかまわない。君の安全を最優先とし、特別に許可する。
- セクター3 PYRの砂漠環境エリアで、サムスは初めて暴走したボクスと遭遇する。データルームで「スーパーミサイルデータ」をダウンロードした直後、振動と共に破壊音が鳴り響くイベントが発生。往路を引き返すと、破壊されたハッチによって退路が断たれており、付近の床も大きく損壊していた。さらに振動が大きくなり、その発生源を辿ってデータルームまで戻ると、暴走したボクスが部屋のハッチを破壊する様子を目撃。そのまま戦闘開始となる。
- 弱点は本体中央のコアユニットで、それ以外の箇所には攻撃が通用しない。チャージビーム、スーパーミサイルでダメージを与えられる。ボクス本体が大柄な事もあり、ジャンプで飛び越えることは不可能。天井に設置されたはしごに掴まり、ぶら下がった状態で回避・攻撃することになる。
- ダメージを与えていくと、コアユニット・レッグユニットの装甲が徐々に破壊され、内部の生体組織が露わになっていく。一定量のダメージを与えると、部屋の天井を突き破って逃走、戦闘終了となる。天井から落ちてきた瓦礫を伝って、ボクスの逃走経路を辿っていくと、セクター3のエントランスまで帰還できる。
- 初回戦闘時のボクスは、以下の攻撃パターンをローテーションで使用する。ボムの火炎のパターンさえ覚えればノーダメージ撃破も容易にできる。
- 突進攻撃
突進攻撃
- ジャンプ攻撃
- 突進の直後や、サムスとの距離が離れている時に使用。左右に短く3連続でジャンプを繰り出す。接触するとダメージを受けるが、はしごに掴まれば確実に回避できる。
- ボム
- ジャンプ攻撃の直後に使用。立ち止まってレッグユニットを蠢かせ、本体上部からカプセル状の爆弾を発射する。爆弾は放物線軌道で地面に落下、時間経過で爆発。特定の周期で伸長・収縮を繰り返しつつ両サイドに広がっていく火柱を発生させる。爆弾自体にもダメージ判定があり、破壊は不可。
天井で火柱を回避
- なお、爆弾を射出する前後はグレーの発射機構に阻害され、ボクスの弱点 (コアユニット) にダメージを与えられない。
セクター6 NOC (再戦)[]
かなり、パワーアップしているようだ。
したがって、油断しては危険だ、気をつけろ。
- ナイトメアを撃破、その帰路でセキュリティーレベル4のロックを無断解除・ディフュージョンミサイルをダウンロードした後、アダムからボクス追討命令が下される。この時、ボクスは制御部に人間の脳細胞を応用した生体コンピューターを使用しており、それをXに寄生されたのが暴走の真相である旨が説明される。セクター6に侵入したボクスを撃破後は速やかにセクター6を立ち去るよう命じられ、サムスは現地に向かうのだった。
- 現地に到着したサムスはボクスを捜索するが、なかなか遭遇しない。新たに獲得した装備を活用して、以前は進めなかったNOC最深部へと到達する。そこにはシャッターで厳重に閉ざされた極秘エリアの入口があった。シャッターに接近すると監視カメラに発見され、警告アナウンスが鳴り響く。それ以上先に進むことができず、サムスは冠水した部屋まで引き返すが、そこへ警報を聞いて駆け付けたと思しきボクスが出現、戦闘開始となる。
セクター6 NOCでの再戦
- エリア両端のゲート前は水没しておらず、ボクスの接近攻撃は届かないため、一応の安全地帯となっている。しかし、安全地帯からはボクスの弱点 (コアユニット) を攻撃できないため、リスクを承知で天井のはしごに掴まり、隙を見て本体を攻撃しなければならない。なお、はしごは地形で隠されており、ボムまたはパワーボムの爆風で露出させる必要がある。
- 再戦時のボクスは、以下の攻撃パターンを使用する。
- ジャンプ攻撃
- 初戦でも使用した攻撃パターン。初戦時よりもジャンプ高度が上がっており、天井の低さも相まって被弾しやすい。最も警戒すべき攻撃と言える。ゲート前の安全地帯にいれば確実に回避できる。また、天井のはしごの端に捕まっていることでも回避可能。
- 突進攻撃
- 初戦でも使用した攻撃パターン。戦闘開始直後に使用、サムスに向かって急接近する。その後もサムスとの距離がある程度離れている時に使用してくる。はしごの他、ゲート前の段差を乗り越えることはできないので、そこが安全地帯となっている。はしごに掴まろうとする際に被弾しやすいため、注意する。
- ミサイル攻撃
- 前回のボムに代わって使用。ボムと同一のモーションで、本体上部から4発のミサイルを連続発射する。ミサイルには追尾性能があり、サムスの後を執拗に追いかけて来る。ビーム連射で破壊可能なので、早めに処理すると良い。ボムと同様、射出する前後はグレーの発射機構に阻害され、ボクスの弱点 (コアユニット) にダメージを与えられない。
- ミサイル攻撃の直後は、高確率でジャンプ攻撃を使用してくるため、はしごに掴まっている場合は叩き落されないよう注意する。また、ミサイルはゲート前の安全地帯にも唯一届く攻撃となっている。
コア-X[]
- 十分なダメージを与えると、ボクスは破壊され、残された生体コンピュータ部分が擬態を解除してコア-Xに変異。ビームタイプのコア-Xで、ウェイブチャージビームを発射して攻撃してくる。ビームを発射する時に開く目のような部位が弱点。
- この段階では漏電がなくなったことにより、水中は安全となる。
- 破壊して中身を吸収すると「ウェイブビーム」能力が覚醒。この部屋から引き返すことはできず、唯一の通路である極秘エリア前のシャッターを開放できるようになる。
オフィシャルデータ[]
書籍[]
暴走中の警備ロボのボクスにスーパーミサイルで対抗する
唐突に、自揺れとともに天井から現れるボクス。暴走中の、セクター3の警備ロボットだ。
基本的には、天井のはしごにつかまりながら、スーパーミサイルでボクスの中心部を攻撃しよう。ただし、ボクスが放出するボムは、爆発後に高い火柱を左右に展開するので注意。ボクスは、ある程度ダメージを受けると、登場時と同じ天井のほうへ逃げ去ってしまう[1]。
ボクスは左右に動きながら、一定のタイミングでボムを放出してくる。はしごにつかまったまま左右に動きつつ火柱をかわし、隙を見てボクスの真上から攻撃する。
ボムを放出する直前に、ボクスは動きを止める。その瞬間を狙って、中央の黄色い部分へミサイルを連射。はしごから落ちた場合は、可能なかぎりすばやく戻ろう。
火柱を避けるには、放出されたボムの真上で待機して爆発を待つのがポイント。炎に追われることになったら、ひとまず逃げ、次の攻撃チャンスを待つこと。任天堂公式ガイドブック メトロイド フュージョン
パワーアップしたボクスのミサイル攻撃に注意しよう
揺れの原因を求めて少し上層に戻ると、パワーアップした警備ロボットのボクスが登場する。パワーボムを仕掛け、天井を覆うブロックを吹き飛ばそう。天井にははしごが出現するので、それにつかまりながら、ボクスの中心部に向けてチャージビームやミサイルで攻撃しよう。
ボクスとコア-Xを倒して巨大な「X」を吸収すると、ウェイブビームの能力が覚醒する。
はしごを出すことが先決。はしごにつかまらないと、ボクスとの戦いは苦しい。はしごから右下にボクスを見て、ミサイルやチャージビームで攻撃しよう。
攻撃するときは、はしごのいちばん左から行おう。そこなら、ボクスが近づいてきたときに、タイミングを合わせた攻撃がしやすくなるのだ。
ボクスの放つミサイルは誘導装置つきだが、サムスのビームで簡単に撃ち落とすことが可能。ミサイルが迫ってくる前にビームを連射すれば、ダメージは受けない。任天堂公式ガイドブック メトロイド フュージョン
登場作品[]
豆知識[]
- セクター3 PYRで初遭遇した際、ボクスが暴走していた理由は劇中で明らかにされていない。
- この時点ではアダムには単なる故障による暴走と判断されていたようで、ボクス撃退後にナビゲーションルームに戻ると、そのまま別のミッションの指示を受けることになる。
- その後セクター6 NOCでの再戦前に、初めてボクスがXに寄生された旨の言及がなされる。この台詞の流れから、セクター3での初回戦闘時にはまだ寄生されておらず、サムスによって外装が破壊された生体組織が露出してしまったことで、Xの寄生を許してしまった可能性が考えられる。
- しかし、もしセクター3での初遭遇時点でXに寄生されていなかった場合は、ボクスが暴走してデータルームを破壊していた理由をうまく説明できない。
- 少々強引だが「プログラムの誤作動により暴走した説」「サムスをSA-Xと誤認して退路を断った説」「銀河連邦暗部による遠隔指令でサムスのパワーアップを妨害していた説」「Xが高度な知能を持つことを察知してデータルームを破壊した説」などが挙げられる。
- プロトタイプ版『フュージョン』や没データのボクス (初回戦闘) は、製品版と異なる仕様が散見される。
- プロトタイプ版『フュージョン』では、ボムをビームやミサイルで破壊可能だった。
- ボムではなく、再戦時のように誘導ミサイルを発射して攻撃する没データが存在する。製品版では適用されていない[2]。
脚注[]
- ↑ "登場時と同じ天井のほうへ" とあるが、実際はデータルームの壁を破壊して登場するはずで、天井からは出現しない。執筆者のミスと考えられる。
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=UPXTZwwjGEw
関連項目[]
メトロイド フュージョンに登場するクリーチャー一覧 | |
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メイン | ナード | ナミヘ | フーネ | ジーマ |
SRX | ナード | ハラーサン | モーシン | シーザ | ヤメーバ | リッパ | ゲルバス | ヤード |
TRO | ゾーロ | リオ | デスギーガ | プヨ | スカルテトラ | リッパ | アウッチ | カーゴ | サムスイーター |
PYR | ゲルーダ | サイドホッパー | ソーバ | ナミヘ | フーネ | アウッチ |
AQA | シーザ (通常・金) | スカルテトラ | アウッチ | プワンプ | ヤード | エビア | カーゴ |
ARC | ジーラ | チュート | ウェーバー | ゲルバス | リッパ | カーゴ | スカルテトラ |
NOC | ゾゾロ | メム | アウッチ | プヨ | ブル |
人型 | ゾンビのような研究員 | ゼーベス星人 (通常・水中・金) | キハンター星人 | ジェネシス |
X関連 | X | コア-X | コールドX | ガドラー | ゲロン | ゲロン (空調システム) | ミミック |
その他 | エテコーン | ダチョラ | メトロイド (アルファ・ガンマ・ゼータ) |
ボス | マルカラ | 鳥人像 (通常・金) | ザザビー | イシュタル | ボクス | バリアコアX | オペレーター | ゲドゥ | ナイトメア | ネオリドリー | SA-X | オメガメトロイド |