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銀河連邦のアーカイブには、君を襲った者の詳細なデータは存在しなかった。
しかし、鳥人族から派生した武闘型の民族の存在を示す記録が残っていた。
何らかの関係性はあるとみていいだろう。


マオキン族』(Mawkin) は、鳥人族の分派のひとつ。身体能力に優れた武闘型の民族であり、強大な軍事力による銀河支配を画策していた。

解説[]

Raven Beak Mural MD

ソウハ族を駆逐するマオキン族を描いた壁画 (MD)

チョウゾの派生種族のひとつ。身体能力・戦闘技術に秀でた武闘派の民族で、穏健派のソウハ族とは思想的に対立傾向にあったようである。ZDRに拠点を構えた部族は、卓越した頭脳と身体能力を有したレイヴンビークを族長として崇拝、彼の指揮下による "力による銀河支配" を目指す、過激な思想を有していた。ただし、レイヴンビーク以外の生存個体は確認されておらず、部族全員がそのような傾向にあったかは定かではない。
マオキン族の存在が初めて示唆されたのは『メトロイド サムスリターンズ』クリア特典の「チョウゾメモリー」である。鳥人兵士が同族を殺害するシーンを描いた [2d/10] のアートは、発売当時ファンの間で大きく物議を醸した。後発作品の『ドレッド』ではストーリ上、中心的な役割を担っている。

文化[]

かつての古代鳥人族が好戦的な種族であったことを踏まえると、その流れを組む古典・原理主義的な種族であった可能性が高い。かつて栄華を誇り、高度なテクノロジー・強大な軍事力で銀河にその名を轟かせた鳥人文明の再興を目指していたのであろう。根拠としては以下が挙げられる。
  • 鳥人兵士の武装・意匠に古代鳥人族の系譜が見られる
  • 現代兵器よりも、拳や槍を用いた近接格闘を多用する傾向にある
  • オールドバードの「翼を捨てた」発言等から考察するに、ソウハ族を筆頭とした穏健派は翼を持たないが、レイヴンビークは背中に翼を持つ
マオキン族の兵士は、古代鳥人族の甲冑 (およびサムスのパワードスーツ) とよく似た意匠のアーマーを着用しており、長柄槍を標準武装としている。兵士にも階級があると推測され、低級兵士は黒色、上級兵士は赤色、リーダー格の兵士は金色のアーマーを着用していたようである。高位の兵士は盾を装備している。なおSR388の警護任務についていた兵士達は階級に関係なく、青色のエネルギーシールドを装備していた。

歴史[]

ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。

マオキン族の起源[]

Chozo Archive 05 MD

ZDRでの狩猟生活 (MD)

マオキンの起源・初期の歴史について詳細は不明である。チョウゾアーカイブによると、ZDRを拠点としたマオキン族は、様々な基地・研究施設を設立。惑星内に生息するコルピウス等の巨大生物を狩り、戦闘技術の研鑽に余念が無かった。ダイロンのロボット群やロボット鳥人兵士ハヌビアの生物サンプル等の存在から、現代兵器の開発にも熱心に取り組んでいたと推測できる。
荘厳な建造物が林立するフェーレニアはマオキン族の聖域であり、かつてはこの地で儀式等が執り行われていた。部族のしきたりに背いた不服従者は死刑に処されていたようで、そうした罪人をバルエニアの水棲生物の餌食としていた描写も確認されている。

ソウハ族との協力関係[]

Chozo DNA Infusion Flashback 01 MD

サムス・アランの生体調整に立ち会うレイヴンビーク (MD)

詳細な時期は不明だが、マオキン族の長であるレイヴンビークが若き日のサムス・アランにDNAを提供していた事実が判明している。また、フェーレニアの壁画にはゼーベス星人マザーブレインと思しきシルエットが確認されている。これらの事実を総括すると、おそらくマオキン族はゼーベスに来訪した過去があり、オールドバードをはじめとしたソウハ族に対して協力関係にあった可能性が高い[1]
ゼーベスに生息する巨獣「クレイド」がマオキン族に捕獲され、何故かカタリス深部に監禁されていた事実も、この仮説を補強する材料となっている。

SR388での反乱[]

我々は同じ鳥人族であるマオキンと共に、SR388で暴走したメトロイドを封じ込めました。
より危険な生物となってしまったメトロイドは、惑星ごと破壊されるはずでした。

ところが…
レイヴンビークは…強硬な手段でそれを阻止しました。

『力』を妄信する彼の眼にメトロイドは…
自らが銀河を統べる力の象徴として映ったのでしょう。


Chozo Memory 10 HD MD

マオキン/ソウハ族はかつて協力関係にあった

惑星SR388に入植・開拓を行っていたソウハ族の一派にも、マオキン族は協力していた。チョウゾメモリーの描写によると、武装したマオキン族兵士は開拓チームの警護任務についていたようである。Xへの対抗手段として開発された「メトロイド」が暴走した際に、その抑制にも当たっていた模様。
Metroid Dread Chozo Memory 11 reenactment MD

ソウハ族を虐殺するレイヴンビーク (MD)

制御不能となったメトロイドを倒すべく、惑星自体を爆破する計画がソウハ族によって立案されるが、これにより2つの部族の関係は決裂することとなった。生体兵器としての資質に富むメトロイドが "銀河を統べる力の象徴" に映ったレイヴンビークは、その力を利用して自らが銀河を統べるという壮大な野望を抱く。その後、部下のマオキン族兵士を率いてソウハ族達を虐殺。惑星SR388の爆破を阻止した。
この時、メトロイドを制御する術を知るクワイエットローブだけは生かされた。彼はその後ZDRに連行され、科学研究員として実験体 Z-57号等の生体兵器開発に従事させられることになる。

マオキン族の滅亡[]

Chozo Archive 06 MD

帰還した兵士の異変を察するマオキン族 (MD)

レイヴンビーク達は、メトロイド捕獲計画を安全に遂行すべく、万全の準備のため一度母星であるZDRへと帰還した。しかし、これが悲劇の始まりであった。ZDRに帰還した鳥人兵士の中に、擬態したXが紛れていたのである。
Xは瞬く間に増殖、マオキン族の兵士達は皆その餌食となり全滅。レイヴンビークはこの未曾有のトラブルの対応に追われ、計画を断念せざるを得なかった。長きに渡る苦闘の末、レイヴンビークは辛くもXの封印に成功する。その間、サムス・アランの活躍によってメトロイドは既に絶滅してしまっていた。レイヴンビークの計画は水泡に帰したかに思われた。
だが、その一連の事件過程でサムスはメトロイドワクチンを投与され、メトロイドDNAを体内に宿していた。レイヴンビークはこれに目をつけ、サムスのメトロイドDNAを利用することを計画。Xの映像を銀河連邦に流し、サムスをZDRに呼び寄せるも、計画は失敗。最後のマオキン族 ── レイヴンビークはXの寄生により絶命。銀河支配を夢見た崇高なる戦闘部族は、こうして滅亡したのであった[2]

人物[]

オフィシャルデータ[]

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登場作品[]

豆知識[]

  • マオキン族という部族名は、現実世界においてタカやワシなどの鳥類が属する「猛禽類 (もうきんるい)」を捩って名付けられている可能性が高い。
    • 穏健派の「ソウハ族」と過激派の「マオキン族」という対立構造も、現実世界における「ハト派/タカ派」という言葉が由来になっていると思われる。

ギャラリー[]

脚注[]

  1. ゼーベスはスペースパイレーツによって二度の襲撃を受けている。この1回目の襲撃時、マオキン族がソウハ族の援護に駆け付け、ゼーベス星人と戦闘を繰り広げたとすれば、壁画の描写にも納得がいく。
  2. サムス・アランがマオキン族DNA (レイヴンビークにより提供) を継承しているため、厳密には彼女が最後の1人であり、滅亡してるとは言えない。しかし、好戦的な思想は継承されてないため、文化的観点で見ればマオキン族は滅亡したと言って良い。

関連項目[]

鳥人族 (チョウゾ)に関連のある項目
人物 オールドバード | グレイヴォイス | クワイエットローブ | プラチナチェスト | レイヴンビーク | Ou-Qua | Dryn | De'la
アイテム アイスビーム | ウェイブビーム | エイオンアビリティ | グラップリングビーム | グラビティスーツ | スーパーミサイル | スパイダーボール | スピードブースター | スピンブースト | スペイザー | スペースジャンプ | 伝説のパワードスーツ | ノーマルスーツ | バリアスーツ | パワーボム | プラズマビーム | ボム | ミサイル | モーフボール | ワイドビーム
テクノロジー アーティファクト神殿 | アモリチャージステーション | エイオン | エイオンアビリティアーティファクト | エネルギーステーション | オートム | オートラック | ガンズー | サイファ | 作業ロボット | シャーク | スターシップ | 鳥人族のDNA | ディガーノート | トータルリチャージステーション | 特殊溶解液 | 封印の像 | プロボ | マザーブレイン | メトロイド | モーフボールランチャー | ロボット鳥人兵士 | TPO
関連する惑星 ゼーベス | ターロンⅣ | SR388 | エリシア | ZDR
文化・歴史 大軍神 | チョウゾロア | チョウゾアーティファクト | 鳥人像 | チョウゾゴースト | 鳥人兵士 | ソウハ族 | マオキン族
メトロイドシリーズにおける知的種族・文明一覧
現存 地球人種 | ルミナス | フィリジシアン | レプティリカス | ヴォゾン | クリケン | クラフト| ゼーベシアン| キハンター| マグドール
滅亡 アレンビック | イング | ブリオニアン | エリシアン | ダイアモント | バイオンの古代種族
消息不明 チョウゾ (ソウハ族/マオキン族) | N'kren | イーラ | エノエマ | Monks of Grondheim
多種族間組織 銀河連邦 | スペースパイレーツ
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