メガロイド

メガロイド
巨大化したメガロイド
基本情報
英語名	Megaroid
出現地	リベルデ
特徴	人工製造されたメトロイド亜種
攻撃	エネルギー吸収
弱点	冷気 過剰エネルギー
登場作品	メトロイド サムス&ジョイ

より凶暴にして従順…
メトロイドを超えた生物兵器の誕生だ‼
こいつを俺の兵隊として増やせば…ククク…

ドラグード

『メガロイド』(Megaroid) は、漫画作品『メトロイド サムス&ジョイ』に登場するメトロイドの亜種。

解説

漫画『メトロイド サムス&ジョイ』第2話～第4話に登場。宇宙海賊ドラグードによって人工的に開発されたメトロイド亜種。メトロイドと同様のエネルギー吸収能力を持つ生命体で、孵化直後は結晶体のような姿で浮遊能力も備わっている。成長後は浮遊能力を喪失、発達した脚部 (あるいは触手) で歩行移動するほか、口の牙で噛み付くようにしてエネルギー吸収を行う。完成したのは1体だけであり、別個体は存在しない。

作中での行動

…… ドラグードは最近よく
海賊仲間に自慢話をしているらしい
「オレはメトロイド以上の力を手に入れた」…と

サムス・アラン

ドラグードはかつて偶然、メトロイドが生息する惑星に降り立った。メトロイド襲撃により部下の大半を失い恐怖しながらも、ドラグードはメトロイドの持つエネルギー吸収特性に兵器としての資質を見出し、魅了されていた。その後、生還したドラグードは独自に入手したメトロイドの死骸をサンプルとして研究を続け、遂に "メトロイドを超えた生物兵器" の製造に成功。これをメガロイドと名付けた。

辺境の惑星リベルデに着陸したドラグード達は、宇宙船内で人工培養していたメガロイドを孵化させ、銀河連邦の依頼により海賊討伐のため訪れたサムス・アランを迎え撃とうとした。しかし、メガロイドを制御するための精神コントロールが完了する前に放出準備を進めており、制御されてないメガロイドは、超硬ガラスを破壊して脱走。ドラグードの部下達は瞬く間にメガロイドの餌食となり、生命エネルギーを吸収されてしまう。

制御不能となったメガロイドは全身から触手を伸ばし、宇宙船・戦闘部隊・運用兵器の全てから無尽蔵にエネルギーを吸収することで、急速に巨大化。これにより宇宙海賊ドラグードは全滅。ジョイの報せを受け現場に駆け付けたサムスは、対メトロイドにおける常套戦法 ──アイスビームによる凍結・スーパーミサイルでの爆破を試みるが失敗。爆発四散したかに見えたメガロイドだったが、これは自己増殖のため自ら爆ぜたのであり、絶命していなかった。サムスは無数の小型メガロイドに纏わりつかれ、戦闘不能となってしまう。

メガロイドには、より強力なエネルギー源に引き寄せられる特性があった。この性質によりサムスはメガロイドの餌食となり、その場に居合わせていたジョイは襲われず無事で済んだのである。この特性を理解したジョイは、救難信号用のたいまつを熱源として利用、小型メガロイドの群れをパゴス火山へと誘導した。その間、サムスはプラズマビーム/アイスビーム併用による熱衝撃で、全身に取り付いたメガロイドを爆裂粉砕。ジョイの元へと急いだ。その後、パゴス火山に到着したサムスは、小型メガロイドの群れに取り囲まれ危機に瀕していたジョイを救出。パワーボム・スーパーミサイルを用いて休火山を爆破、溢れ出た高温のマグマに焼かれて、小型メガロイドは全滅したのであった。

登場作品

• メトロイド サムス&ジョイ

豆知識

• 成長後、浮遊能力を喪失するメガロイドの生態的特性は、メトロイド原種と共通している
  • SR388系列のメトロイドは、成長してゼータ/オメガメトロイドになると浮遊能力を失う
  • フェイゾンメトロイドも、変異形態のフェイゾンホッパーになると浮遊能力を失う
• エネルギー吸収により成長した後のメガロイドの外観は、特撮ドラマ『ウルトラセブン』等に登場する宇宙人「チブル星人」を彷彿とさせる
  • 宇宙船を取り込んだ際の巨大メガロイドには、特撮ドラマ『ウルトラマン』等に登場する四次元怪獣「ブルトン」を思わせる、フジツボのような意匠も確認できる