『メック』(Mech) は、銀河連邦軍が開発した大型バトルアーマー。対パイレーツ白兵戦に特化した搭乗型兵器であり、軍の精鋭部隊「フェデレーションフォース」によって管理・運用されている。
解説[]
ダークサムス率いるスペースパイレーツの一団によってもたらされたフェイゾン汚染の危機は、サムス・アランの活躍によって阻止された。しかし、スペースパイレーツは完全に壊滅してはおらず、銀河社会はまだ平穏を取り戻してはいなかった。
コスモ歴20X6年、銀河連邦軍はパイレーツの殲滅を目的とした極秘オペレーション「ゴーレム」を発動。サムスのパワードスーツを基本モデルとした大型バトルアーマー「メック」の開発に成功。同時に過酷な訓練を耐え抜いた兵士を集めた軍の精鋭部隊「フェデレーションフォース」を結成し、これを新型兵器であるメックの搭乗者として採用した。
機体性能[]
メックのコックピット。様々なコンソールが集約されている。
- コックピット前面に映し出されるメイン画面には、自機メックのエネルギー残量やホバーゲージ、スコアなどが表示される。コックピットの操縦桿に設置された下部ディスプレイには、デフォルトではマップが表示されている。左にあるアイコンをタッチすることで詳細マップ、仲間の状態、各種ログなどの重要データを確認することが可能。
- デフォルト状態のメックのバイザー・発光部位は水色だが、このカラーリングは出撃の際、隊員毎に変更される。1Pは青色、2Pは赤色、3Pは黄色、4Pは緑色に自動設定され、各機搭乗者を判別しやすくなる。さらに「メックペイント」を使用することで、プレイヤーの好みに合わせて機体の塗装を変更可能。搭乗者の個性をアピールできる。
- 防御用のエネルギーシステムが搭載されており、最大値は99までとなっている。サムスのパワードスーツとは異なり、エネルギータンクの拡張はできない。敵からの攻撃でダメージを受けると、メックのエネルギーが徐々に減少。機体が損傷して随所から発煙するなど、目に見えて状態が悪化していく。エネルギーはリペアカプセルを使用することで回復できる。
- メックのエネルギー残量が0になるとダウンして、その場に倒れ込み完全に動作停止してしまう。機体内部にいるパイロットも脱出不可となる。味方がいる場合は、ダウンしたメックを修復・戦線復帰させることが可能。ダウンしたメックの付近に立ち、Aボタンを数秒間押し続けることでリバイブできる。また、リぺカプセル投射でもダウンしたメックを修復可能。[要出典]
装備・機能[]
アームキャノン[]
- メックの右腕に装備された主力兵装。サムスのアームキャノンと同等の性能を持つ。ターゲットをロックオンすることで、より正確な射撃を行うことが可能。さらにロックオン中に照準を移動させるロックオンフリーエイムを使用することで、ロックオン状態を維持しながら敵の弱点を的確に狙撃することもできる。
- 通常装備のパワービームを使用して攻撃することができるほか、ビームの威力を高めて発射する強力なチャージビームも使用可能。チャージビームは、チャージ時間に比例して段階的に威力が増大する。最大威力のチャージビームを発射する際には、メックのアームキャノンが大きく変形する。
- 後述のサブウェポンも、アームキャノンから発射して使用する。アームキャノン側面から選択したサブウェポンのホログラムが表示され、これにより現在選択装備中のウェポンを把握することができる。
サイドステップ[]
- 横方向に素早く移動することで、敵の攻撃を回避するアクション。対象物をロックオンしながらサイドステップを行うと、ターゲットを中心に円を描くように移動することが可能であり、これを利用して敵の背後に素早く回り込むこともできる。従来の『メトロイドプライムシリーズ』とは仕様が異なり、敵をロックオンしていない状態でもサイドステップを使用することができる。
ホバージャンプ[]
- 通常のジャンプ移動に加えて、空中を一定時間移動するホバージャンプが使用可能。ホバージャンプを使用するとメイン画面左上のホバーゲージが減少していき、残量が0になると落下する。ホバーゲージは地上に立つと自動的に回復され、これにより再度ホバージャンプが使用可能となる。サムスが過去に使用したグラビティブーストの操作感に近い。点在する足場をジャンプで移動する場面や、地面を伝ってくる衝撃波などの攻撃を回避する場面で重宝する。
サブウェポン[]
ミッション出撃前にサブウェポンを選択する
- 下記12種類のサブウェポンが使用可能。各ウェポン詳細は該当記事を参照。
メックのサブウェポン一覧 | |
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サポート | ドローン | リペアカプセル | シールドジェネレーター |
オフェンス | ミサイル | スーパーミサイル | ファイアショット | フリーズショット | ショックショット | センサーボム |
アシスト | スロービーム | デコイ | スキャンショット |
ブラストボール | アドレナリン | シールド | イジェクト | ミサイル | スロービーム |
- スペシャル・サポート
- ドローン - プレイヤーをサポートする自立思考型メカノイド。
- リペアカプセル - メックのエネルギーを回復するカプセル。
- シールドジェネレーター - 設置型シールドを展開する特殊弾。
- オフェンス
- ミサイル - 攻撃力の高い誘導弾。
- スーパーミサイル - 最大火力を誇る大型弾。
- ファイアショット - 同時に3発斉射される灼熱弾。
- フリーズショット - 対象を凍らせる冷気弾。
- ショックショット - 追尾性能を持つ電撃弾。
- センサーボム - 地面に設置する吸着型爆弾。
- アシスト
チップ[]
- チップスロットに装填することで、メックの基本性能を向上させる追加装備。最大3つまで所持することができる。メックの防御力を上げるものや、各種装備の威力や能力を高めるものなど、様々な効果のチップが存在する。
- エネルギー残量が0になってメックがダウンしたり、ミッションを途中で抜け出したりすると、装備していたチップが破損してしまい、使用不能となってしまう場合がある。
バリエーション[]
メックペイント[]
- 『カスタマイズ』で任意のメックペイントを選択することで、アーマーに塗装が施されたメックを使用することが可能。デフォルトでは「ノーマルカラー」に設定されている。ミッションをクリアすると入手できるメダルの取得数に応じて新しいメックペイントが解禁されていく。現在のペイント総数は29種類。
- 専用のamiiboを読み込ませることで入手可能な一部の特殊ペイントには、メックに追加能力を付与する効果がある。『バウンティーハンター』を使用すると、通常1ウエイトで3発しか装備できないミサイルの弾数が10発にまで上昇する。『ゼロスーツ』を使用すると、通常2ウエイトで1発しか装備できないスロービームの弾数が5発にまで上昇する。『浮遊生命体』を使用すると、通常2ウェイトで1発しか装備できないリペアカプセルの弾数が5発にまで増加する。
競技用メック[]

インディゴカラーの競技用メック。
- 銀河連邦軍が考案した訓練用競技『ブラストボール』で使用される専用メック。基本的な性能は戦闘用メックとほぼ変わらないが、ホバージャンプなどの一部のアクションは使用できない。また、ビームを発射すると照準に表示されているビームエネルギーゲージが減少していき、残量が少なくなるとビームを連射できなくなってしまう。ビームの発射を一時中断すると、ビームエネルギーが回復する。
- 補助装備として、ボールにビームを撃ちこむと出現する『シールド』『アドレナリン』『イジェクト』の3種類のアイテムを任意で使用できる。いずれか1つだけを所持することが可能だが、メックのエネルギーが0になると所持していたアイテムは失われる。
- チームに応じて、インディゴとゴールドの2種類のベースカラーが存在。通常のメックと同様に、豊富なメックペイントを使用することで、メックのビジュアルを自分好みに変更することも可能である。
オフィシャルデータ[]
公式サイト[]
銀河連邦軍が開発した「メック」。
選び抜かれた隊員「フェデレーションフォース」のみが搭乗できるこのバトルアーマーは、
さまざまなウェポンやチップを装着することにより、多彩な性能を発揮する。
「フェデレーションフォース」のみが搭乗できるバトルアーマー「メック」。
この「メック」の性能を最大限に駆使していくことが、スペースパイレーツとの戦いの攻略の鍵となる。
登場作品[]
豆知識[]
- Sammy Hall氏が手掛けたメトロイドプライム3 コラプションのコンセプトアートには、銀河連邦製と推測される大型ロボットのイラストが散見される。これらのロボットが、メックの原型となった可能性がある。