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Scan Icon Red MP この記事はメトロイドシリーズ』に登場する「リドリー」について記述されています。

もしかしたらおまえの"ママ"も喰われちまって俺の細胞として生きてるかもしれないなあ?
ここか ここかな⁉ 挨拶ぐらいしろよ!
リドリー


リドリー』(Ridley) は、『メトロイドシリーズ』に登場するボスキャラクター。スペースパイレーツ最高司令官でサムス・アランの因縁の宿敵であり、彼女の前に幾度となく立ちはだかる悪魔のような存在である。

解説[]

特徴[]

スペースパイレーツ (宇宙海賊) 最高指揮官の座に君臨する、爬虫類型エイリアン。紫色を基調とした体色、細身かつ骨ばった大型翼竜およびドラゴンのような姿のクリーチャー。口には鋭い歯が生えており、爪の生えた4本指の剛腕と発達した後脚、背中には蝙蝠のような一対の翼があり、先端が鋭利な細長い尻尾を持つ。強靭な後脚で歩行移動を行い、背中の翼をはばたかせて空中を自由に飛翔・滞空することが可能。体長は約12フィート (約3.7m)、翼開張は約18フィートとされているが[2]、作品によって大きさ・外見的特徴などが若干異なる。

非常に好戦的・残忍な性格で、パイレーツ戦闘部隊やクリーチャー集団を率いて、嗜虐的に殺戮・略奪行為を行う。パイレーツの構成員の中でも群を抜いて凶暴かつ屈強で、野蛮で獰猛なパイレーツ軍をその圧倒的な強さやカリスマ性で以って一つにまとめ上げ、完全に統率している。さらに鳴き声に含まれた波長によって他のクリーチャーに刺激を与え、凶暴化させることも可能。パイレーツ最高指揮官の肩書に恥じないこれらの特性から、銀河連邦にはスペースパイレーツの中でも特に危険な存在と認知されており、その危険性の高さは、生物兵器としての資質に富んだメトロイドと同等であるとアダム・マルコビッチは指摘している。

見た目に反して高い知能を有しており、漫画版『メトロイド』では人語を解して流暢に会話を行い、皮肉じみた発言やブラックジョークなどを口にしている場面が見られるなど、地球人種・ヒューマノイドに近しい感性を持つ知的生物であることが判明している。ゲーム作品中では言葉を話すことはないが、宇宙科学アカデミーの研究員を惨殺してベビーメトロイドを奪い去ったり、宿敵であるサムスを執拗につけ狙うなど、行動の節々に狡猾さ・明確な知性が感じられる。

リドリーはサムスの両親を殺害した過去を持ち、さらに父親同然の存在であるグレイヴォイスの命やベビーメトロイドなど、彼女のかけがえのないものを次々と奪い取り、大きなトラウマを植え付けたサムスの因縁の宿敵として知られている。さらに亜種形態なども含めると『メトロイドシリーズ』の大半の作品に登場しており、ゲーム終盤にサムスの前に立ち塞がる強敵として描かれていることが多い。『スーパーメトロイド』以降の作品では、リドリーのテーマ曲として定着した専用の戦闘BGMがアレンジなどを施されながら度々使用されている。

武器・弱点[]

リドリーの攻撃能力は非常に高く、戦闘時には多彩な攻撃手段を使用して荒々しく激しい猛攻を繰り広げる。口から発射する高熱の火炎・火球や熱線による遠距離攻撃だけでなく、鋭い歯による噛み付き、突進攻撃、手の爪を利用した斬撃など、大柄な体格を生かした接近戦を得意としている。特に尻尾による攻撃は脅威であり、尻尾を振り払ったり、先端にある鋭利な突起物で獲物を刺突する。細身の体型に似合わず怪力で、前腕や後脚を使って敵を掴み上げて軽々と持ち上げ、地面・壁などに激しく擦り付けたり、勢いよく叩き付けるなどして致命傷を与える。

特定の弱点部位はなく、全身への攻撃が有効。あらゆる武器でダメージを与えることが可能。近年の作品では、プラズマビームスーパーミサイルが特効武器となっている。しかし、ずば抜けた耐久力・しぶとさを持ち合わせているため、ダメージを与え切れず戦闘が長引くことも少なくない。その性質上、並大抵の兵士・武器では全く太刀打ちできないため、リドリーに対抗できる者は様々な武器・能力を持つ最強の戦士、サムス・アランを除いて他にいないと言っても過言ではない。

経歴[]

Samus Menu Pose M1 ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。

前史[]

Ridley in the cockpit MMZ

パイレーツ最高司令官のリドリー (マガジンZ)

スペースパイレーツの残虐非道な司令官として名高いリドリーだが、彼がいつどのような経緯でパイレーツに所属したかなど、詳細な出生・経歴については定かではない。コスモ歴20X5年以前の時点で既に最高指揮官の座に君臨しており、戦闘部隊を率いて惑星間貿易船を強襲するなど、数々の海賊行為を働いていたという。
また、リドリーは鳥人族の高度なテクノロジーに強い関心を持っており、これを奪い手中に収めようと画策していた。サムスがゼーベスに移住する前、リドリーはパイレーツの戦力を集中させ、鳥人族の主要拠点「惑星ゼーベス」を襲撃した。しかし、惑星全体に展開された防護シールドによって侵入を阻まれ、鳥人族の反撃を受けやむなく撤退した。

コロニーK-2Lへの襲撃[]

はじめにこの星にいる連中を黙らせろ 切り刻め!!
久しぶりの血と肉だ まずは殺戮を存分に楽しめ!!
お宝はその後ゆっくりいただく!!
リドリー


獲物を求めて密かにオールドバードの宇宙船を追跡していたリドリー達は、辺境の惑星「コロニー K-2L」から大量のエネルギー波動を検知する。宇宙船の高エネルギー源として利用されるアフローラルタイト採掘所が存在するとみたリドリー達は、エネルギー資源の略奪作戦を敢行。K-2Lの大気を電磁波で取り囲むことで退路を断ち、電子ビームによるマッピングで地形確認およびエネルギー発生源の特定を行い、万全の準備態勢を整えて出撃した。採掘施設を完全に占領したパイレーツ達は、K-2Lの住人全員を虐殺した後、略奪したエネルギー資源を詰めたコンテナを母艦に輸送する作業に取り掛かろうとしていた。
この襲撃事件の最中、リドリーは惑星の住人である3歳の少女と遭遇した。純粋無垢なその少女は、惑星の原住生物を両腕で抱え、恐怖に身を震わせながらも、リドリーと友達になろうと試みた。だが、好戦的で殺戮を良しとするリドリーに対して、彼女のこの好意的な行動は全く意味をなさなかった。リドリーは彼女に対して少しばかり悲哀の表情を浮かべたものの、すぐさま口から熱線を放出して少女を焼き払おうとした。しかし、少女の母親が火炎攻撃から我が子を庇い、その命を代償に少女の命を救ったのだった。このとき一命をとりとめた少女の名はサムス・アラン。後に銀河有数の実力を持つバウンティーハンターにまで成長し、両親の仇敵であるリドリーを討ち倒すことになる。
ちょうどその時、惑星地表部に着陸していたパイレーツのマザーシップで大爆発が起こった。この爆発はサムスの父親がパイレーツによる資源略奪を阻止するため、その生命と引き換えに、シップに積み込まれていたアフローラルタイトを誘爆して引き起こしたものだった。母艦の爆発によってパイレーツが強奪・回収したエネルギー資源はすべて水の泡となり、パイレーツの戦闘部隊も全滅。爆風に巻き込まれたリドリーは辛うじて生存したものの、全身に重傷を負うこととなった。瀕死状態のリドリーは、焦土と化したK-2Lの地で地球人種の亡骸を喰らいながら何とか生き延び、その後救援に駆けつけたパイレーツ別働隊に保護されたという。

ゼーベス侵攻[]

体力を回復したリドリーはパイレーツ司令官の座に復帰、戦闘部隊を率いて悪行の限りを尽くした。パイレーツの犯罪行為は日を追うごとに過激さを増していき、その被害規模は銀河連邦警察の手に負えない段階にまで拡大しつつあった。力を蓄えたリドリーは、かつて襲撃に失敗したゼーベスを再び襲撃することを決意。以前の失敗を糧にして、まずゼーベス周辺に展開された銀河連邦の警備網を手薄にさせるため、辺境の惑星ジグラードを占領。連邦警察がこの陽動部隊の鎮圧に集中している隙に、巨大戦艦を旗艦とした主戦力をゼーベスへと差し向け、惑星の防御シールドを突破して侵攻を開始した。パイレーツの計画は用意周到であり、さらにマザーブレインが鳥人族を裏切りパイレーツ側に加担。劣勢となった鳥人族はなすすべもなく、ゼーベスを放棄・離脱するよりほかなかった。
銀河連邦軍はこの緊急事態を解決すべく、軍の主力艦隊をゼーベスに派遣、惑星に集結したパイレーツ本隊を撃滅する大規模な掃討作戦を試みたが、盤石な防御を誇る惑星拠点とマザーブレインという強力な後ろ盾を同時に獲得したパイレーツの徹底抗戦により、作戦は失敗に終わった。この事件以降、ゼーベスはパイレーツの本拠地たる要塞惑星として機能するようになり、強い支配種に隷従する特性を持つパイレーツ達は、マザーを支配種として認識して付き従い、司令塔である彼女の戦闘指揮を受けて的確に行動するようになった。
銀河連邦警察に所属していたサムスは、故郷のゼーベスがパイレーツの襲撃を受け陥落したとの報を耳にして、ゼーベスが連邦軍とパイレーツの対立で戦火に包まれる前に生存者を救出するため、現場へと急行した。惑星中枢のツーリアンに侵入したサムスは、育ての親であるマザーブレインやグレイヴォイスが鳥人族を裏切った事実を知り、激しく動揺。同時に姿をあらわしたリドリーを目前にして、K-2Lでの惨劇がフラッシュバックされPTSDを発症、戦闘不能の状態にまで追い込まれた。リドリーは捕虜となったサムスと対面して、K-2L襲撃時に自身が致命傷を負ったことを思い出し激昂。殴る蹴るなどの攻撃で痛めつけ、悪辣な罵詈雑言を浴びせかけるなど、肉体的・精神的に追い詰めてサムスを終始圧倒した。しかし、サムスに同行していたクリーツモークの機転による攪乱作戦で、エネルギー施設が爆破されるなどゼーベス基地内は大混乱に陥り、戦闘指揮官であるリドリーもツーリアンを離れ、現場の対応に追われることになった。

ゼロミッション[]

コスモ歴20X5年、リドリーのマザーシップ率いるスペースパイレーツ艦隊は、SR388から帰還途中であった調査船を襲撃。輸送中だった未知の生命体「メトロイド」を強奪した。これはマザーブレインの命令によるものだった。リドリー達は、奪取したメトロイドをゼーベスに持ち帰り、生体兵器として利用するための準備を開始したのだった。
事態を重く見た銀河連邦は、最強の戦士サムス・アランにメトロイドの殲滅を依頼。サムスは単身でゼーベスへと潜入。通称「ゼロミッション」が開始された。
Cutscene Ridley Arriving at Zebes MZM

ゼーベスに帰還したリドリー (ゼロミッション)

その間、銀河連邦は陽動作戦を敢行。アダム・マルコビッチ司令官の座乗艦「VIXIV Ⅳ (ビクシヴ・フォー) 」を中心とした連邦艦隊が、パイレーツの主要艦隊との交戦を開始。マザーブレインを中核とした (恐らく鳥人文明の技術を取り込んだとされる) 技術分野の飛躍的発展により、パイレーツ全体の戦闘能力が以前よりも向上していたようで、連邦軍を終始圧倒した。しかし、戦闘の最中、ゼーベスの異変を察知したリドリーは、マザーシップを虚数跳躍させる準備に入っていた。敵の意図を察したアダムは戦艦を駆り追撃に向かったものの、性能の違いと損傷が災いし追撃は間に合わなかったようで、敵の戦線離脱を許してしまう。
Defeat Ridley MZM

サムスに敗北するリドリー (ゼロミッション)

ゼーベスに帰還したリドリーは、サムスの侵攻を阻止するため、ノルフェア深部に向かった。エリア探索中のサムスは、上空から迫り来る巨大な気配を感じ振り返った。彼女から大切なものをことごとく奪っていった「悪夢」ともいえる存在、リドリーはその凶悪な姿をサムスの目前に現した。だが、鳥人族にパワードスーツを託され、バウンティーハンターとなって数々の戦いを切り抜けてきたサムスには、もう臆するものは何もなかった。サムスの猛攻にリドリーは封殺され、全身を炎に焼かれ消滅したのだった。

プライムシリーズ[]

クローン再生、機械化されたメタリドリーが登場。詳細は該当記事参照。

SR388での死闘[]

パイレーツ壊滅後、SR388でメトロイド殲滅任務を終え、唯一の個体となったベビーメトロイドを持ち帰ろうとしていたサムスであったが、スターシップまで辿り着いた時、プロテウスリドリーベビーメトロイドを奪いに現れる。しかしながら苦闘の末、サムスとの戦闘に敗れる。その後、一部パーツを残して居なくなっている。

復活と敗北[]

Ridley First Encounter SM
サムスのゼーベスへのファースト・アタック、通称:ゼロミッションで倒されたはずのリドリーだったが、何らかの経緯で完全復活を遂げ、研究資料として保管されたベビーメトロイドを奪取すべく、スペースコロニーを強襲。アカデミーの研究員達を惨殺し、救難信号を受け現場に駆けつけたサムスをも退け、ベビーを奪い取りゼーベスの要塞基地に帰還。
その後、リドリーを追跡してゼーベスに単身潜入したサムスとノルフェア深部にて決戦。激闘の末に敗北。サムスの猛攻を受けたリドリーは爆発四散して絶命したのだった。

銀河連邦によるクローン化[]

ゼーベスでの任務を終えた後、サムスのパワードスーツ表面に付着していた細胞を採取した銀河連邦の過激派組織は、軍事利用を目的としたメトロイドのクローン個体の復元に成功する。このクローニング作業時、メトロイドだけでなく、白い体毛に覆われ鳥のような姿を持つ未知の生物の復元にも成功していた。この個体は「リトルバード」と名付けられ、研究員のペットとしてボトルシップで飼育研究されていた。
しかし、ボトルシップで生体兵器の暴走事件が発生した際、リトルバードは混乱に乗じて飼育員を殺害して脱走。他のクリーチャー達を特殊な波長を持つ鳴き声で操り、施設各所で暗躍した。リトルバードは、クローン技術で復元されたリドリーの幼生体だったのである。
脱皮変態により成体となったリドリーは、パイロスフィア地熱発電所でサムス達の前に出現。死亡した筈の仇敵を目にして、サムスは激しく動揺し、PTSD症状により身動きが取れず戦闘不能となってしまう。リドリーは以前の記憶があるかのようにサムスを付け狙い、無力なサムスを掴み上げ、息の根を止めようとしたが、アンソニーの援護射撃による妨害を受け失敗する。
激昂したリドリーは、アンソニーを溶岩に叩き落とし、サムスとの決戦に挑んだ。しかし、完全復活を遂げたサムスの猛攻の前に敗れ去り、全身に深手を負い、命からがら逃走する。発電所の壁を突き破り、ROOM MWに到達したリドリーは、地に伏せて体力回復を図ったが、そこに居合わせたクイーンメトロイドに襲われ絶命。メトロイドにエネルギーを吸収され、ミイラ化した状態の遺体が後に残されたのだった。

Xによる寄生[]

リドリー (クローン個体) の遺体は、ボトルシップの爆破が決行される直前に施設外に運び出され、その後BIOLOGIC宇宙生物研究所にある保管施設で冷凍保存されていた。B.S.Lの調査任務中、サムスはこの遺体を発見。当初は外壁の向こうにいるリドリーに現在のスペックでは到底入り込めず、体質上冷凍環境に長居できないサムスはこれを見逃す他なかった。
偶然にもリドリーが保管されている冷凍保管庫内にメインエレベーター停止から脱出を図ったサムスが入り込む。サムスは破壊を決行しようとした瞬間、リドリーの体内でコアXが蠢き、直後体内から出て何処かに飛び去った。崩折れたリドリー。Xに喰らいつくされたそれは最早ただの骸だった。サムスはさらなる活路を開くべく、骸の下に開いた穴に入る。
その後、セクター1 SRXを探索していたサムスは、SRXの最深部に位置する大部屋に到達した。その部屋にあったものは、ボトルシップで見たものと同様のミイラ状になったリドリーの遺体だった。その遺体は目を見開き、赤い眼光を発した後、リドリーに酷似したさらに大型の生物に変貌を遂げた。これはXの擬態したリドリー、ネオリドリーであった。

生態[]

METROID Other M』劇中において、ボトルシップの研究員の手で意図せずクローン化されたことで、その特異な生態が明らかになった。小柄な幼生体から脱皮・変態を繰り返し行い、中間形態を経て成体のリドリーへと成長を遂げる。脱皮の際には軽微な出血を伴い、前形態の骨格・内部組織が剥離して、抜け殻のような形で後に残される。血液は全形態通して鮮やかな緑色。『Other M』劇中では変態後の抜け殻だけが発見されており、脱皮の過程や急速な成長原理に関しては詳細が分かっていない。

リドリーと同種族の個体は漫画『メトロイド サムス&ジョイ』に登場するグリードを除いて、登場しておらず、そのため種族の詳細な生態や生息域、社会や文化などに関しては一切不明となっている。

第1形態 (リトルバード)
リドリーの幼生体。ウサギとヒヨコを掛け合わせたような可愛らしい外見で、白い体毛に覆われた本体、頭部には赤色の鋭い眼と長く伸びた耳のような器官を備え、細長い脚で二足歩行を行う。ボトルシップで復元された個体は、その愛くるしい姿から生体兵器としての利用価値が見出せず、リトルバードと名付けられペットのような扱いを受けて飼育されていた。
サムスの膝丈にも及ばない小柄な生物で、成体と比べて攻撃能力などもかなり劣っているが、『Other M』劇中では、飼育ケージからの脱出のために死んだふりをして飼育員をおびき寄せて殺害したり、特殊な波長を持つ鳴き声を発して他のクリーチャーを凶暴化させ、自身の代わりにサムスを襲わせるなど、この時点で成体の持つ狡猾さや凶暴性の片鱗が垣間見られる。食性は雑食と推測され、キハンター星人の巣に蓄えられた蜜を長い舌で舐めとり、果実や小動物などの獲物を、鋭い小さな歯が並んだ裂けるかのような大口を開いて捕食する。十分な栄養分を摂取すると脱皮を行い、次なる第2形態へと成長を遂げる。
第2形態 (謎のクリーチャー)
巨大なトカゲのような中間形態。幼体が脱皮・変態したことで急速に大型化、成長に伴い発達した長い四肢と鋭利な刃の付いた細長い尻尾を獲得しており、成体時のリドリーに近い爬虫類型クリーチャーに変貌している。頭部から背中にかけて幼体時の白い体毛が若干残っており、後に翼となる骨格が肩部から突き出している。四足歩行で地上を進み、壁に張り付いて移動することも可能。筋力も強化され、巨体を生かした物理的攻撃で獲物に強烈な打撃を与えられるほどに成長している。ゲーム中では名称が明らかになっていないが、『Other M』ギャラリーなどでは謎のクリーチャーと呼称されている。
『Other M』劇中ではバイオスフィア試運場に出現。鳴き声を利用してボトルシップのクリーチャー集団を凶暴化・誘導して銀河連邦軍第07小隊のメンバーを襲撃させ、孤立したサムスの不意を突いて抑え込み、鋭利な尻尾を使って一方的に執拗な攻撃を行った。耐久力は成体に劣るようで、アンソニーの発射したプラズマ砲が1発命中しただけで負傷しており、次弾を受ける前に施設の壁を突き破って逃亡している。
第3形態/成体 (リドリー)
前述の第2形態からさらに脱皮を行い、より巨大化したリドリーの最終形態。背中に翼が形成され、空中を自由に飛行することが可能になったほか、新たに火炎放射能力も獲得している。全身の筋肉が発達して攻撃性が増大、さらに耐久力も大幅に上昇している。脅威レベルは最大クラスと推測され、通常火器での撃破は困難であると考えられる。一般に『メトロイドシリーズ』におけるリドリーはこの形態を指し、他の亜種形態もこの姿を起点として変化している。

バリエーション[]

リドリーには様々な亜種形態が存在する。詳細は各記事を参照。

ネオリドリー
メトロイド フュージョン』に登場。BIOLOGIC宇宙生物研究所冷凍保管庫に保存されていたリドリーのミイラにXが寄生、取り込んだ遺伝子情報を基に擬態した変異体。
メタリドリー
メトロイドプライム』『メトロイドプライム3 コラプション』などに登場。スペースパイレーツの遺伝子工学・サイボーグ技術によって復元されたリドリーのメタフォームで、オリジナルとは別個体。
オメガリドリー
『コラプション』に登場。ノリオンの戦闘でサムスに敗北したメタリドリーが、パイレーツの本拠地であるウルトラガスへ帰還、フェイゾンシード内部で回復して完全復活を遂げた強化形態。極度のフェイゾン汚染によって様々な能力が向上しており、フェイゾンエネルギーを利用した強力な攻撃を仕掛けてくる。
メカリドリー
ゼロミッション』に登場。リドリーが自身の力を誇示するために作り上げた強力な戦闘兵器。リドリーの姿を模したロボットであり、本人ではない。歩行ユニットや飛行ユニットが取り付けられていない未完成の状態で、マザーシップの艦橋付近にある大部屋に放置されていた。自律的に稼働し、口から吐き出す火炎やミサイル、眼から放つ緑色のビームなどで敵を撃退する。
プロテウスリドリー
サムスリターンズ』に登場。身体の一部に金属製のアーマーをつけた個体で、ゲーム最終盤でSR388に単身で出現、ベビーメトロイドを奪おうとした。
グリード
漫画『サムス&ジョイ』『メトロイドEX』に登場。リドリーと同族の大型クリーチャー。

各作品における特徴[]

メトロイド[]

Ridley M1

リドリーと対峙するサムス (初代)

初登場。小ボスの部屋Ⅱの小ボス。取扱説明書ではマザーブレインによってコントロールされたゼーベスの先住生物と紹介されており、近年の設定との差異が見られる。体は紫色で、翼の皮膜や目の色は黄緑色。シリーズでは最も小柄な体型となっており、サムスと同程度の身長しかない。
行動パターンは非常に単調で、ステージの定位置でジャンプを繰り返し行い、地面を跳ねる炎の弾を口から連続的に吐き出して攻撃する。炎の弾は通常のビームやミサイルでは相殺できないが、アイスビームで凍結させることが可能。すべて凍結させると次の弾を発射しなくなり、攻撃しやすくなる。また、リドリーの待ち受ける部屋には段差のある空中足場があり、高い場所にリドリーが陣取っている。部屋の下方には溶岩に似た紫色の液体物質が満たされており、中に入ると継続的にダメージを受けることになるが、バリアを取得していればダメージが軽減される。
ミサイルやスクリューアタックなど、サムスの持つすべての武器が有効。地形を貫通する波動ビームを取得している場合は、床下でジャンプを繰り返しつつビームを連射することで、自身の被ダメージを抑えつつ効果的に攻撃することができる。さらにステージの段差付近でボール状態となり、連続して爆弾を設置・爆発させることで、爆風を利用してダメージを与えることが可能。本作の仕様上、ボムジャンプ時にサムスが無敵状態となるため一方的に攻撃することができるが、前述の波動ビームの戦法と比較して時間がかかる。撃破すると新たにミサイル75発を獲得可能。さらにブリンスタ左上部に位置するリドリーの彫像が反応、もう1体の小ボス、クレイドを撃破して両方の彫像を起動させることにより、惑星中枢のツーリアンへと続く道が開放される。

スーパーメトロイド[]

初代『メトロイド』および『ゼロミッション』の時系列でサムスに倒されたオリジナルの個体が、復活を果たして登場。ディレクターを担当した坂本賀勇によると、本作でシリーズの物語を完結させる構想があり、そのために初代『メトロイド』でサムスが倒したリドリー (およびパイレーツのボス達) を宿敵として再登場させ、紆余曲折を経て両者を対決させるシナリオを開発前段階から決定していたという。
体長約12フィート、翼開張18フィートと、サムスと同程度の体長だった『メトロイド』の個体と比較してかなり大型化しており、暗紫色の骨ばった細身の本体と赤い皮膜のある翼、不気味に光る黄色の鋭い目が特徴[3]
ゲーム冒頭、宇宙科学アカデミーが設置されたスペースコロニーを単身で襲撃、施設内の研究員をすべて殺害した後、研究対象としてカプセルに保管されていた最後のメトロイド、ベビーメトロイドを強奪しようと企んだ。しかし、救難信号を受けてコロニーに駆けつけたサムスと遭遇、戦闘になる。戦闘時のリドリーは体当たりや火炎放射、尻尾を振り回すなどの攻撃手段を取る。標準装備のノーマルビームで攻撃するとダメージを与えられる。リドリーがビームを100発以上受ける、もしくはサムスのエネルギー残量が減少して瀕死状態になると、リドリーがベビーを奪い取り撤退して戦闘が強制終了される。さらに同時に自爆装置が作動し、サムスもコロニーからの脱出を余儀なくされ、リドリーの後を追跡、パイレーツ基地が位置するゼーベスへ再び潜入することとなる。
RidleySM

咆哮を上げるリドリー。

その後、ノルフェア深部に位置する古代遺跡エリアで再びリドリーと対決することになる。エリア深部に位置する縦長の部屋で、サムスが部屋に侵入した際には誰もいないが、時間差でリドリーが暗闇から姿を現して咆哮を上げる。下方から多量の塩酸が上昇してステージ下部を満たし、それと同時にリドリーは空中へ飛び上がり、戦闘となる。
初戦闘時のステータスをはるかに凌ぐ強力なボスクリーチャーとなっており、耐久力が非常に高いため長期戦となる可能性が高い。全身への攻撃が有効で、チャージビームミサイルスーパーミサイルなどの武器でダメージを与えられる。ダメージを与え続けると体が紫色から赤色に変化してゆく。
Samus defeats Ridley SM

粉々に砕け散るリドリー (スーパー)

撃破時の挙動が特殊で、耐久力が尽きるとリドリーはサムスを捕えるべく追跡し、接触すると後脚でサムスを掴み上げてステージ中央部まで移動。叫び声を上げながら爆発炎上して、全身が崩れ落ちて絶命する(一定時間回避し続けるとそのまま爆発し始める)。撃破に成功すると、クレテリアに置かれた謎の彫像の一部が反応するようになる。他の4体のボスクリーチャーも撃破していれば、最終エリアのツーリアンへの道が開放される。
戦闘時には以下の攻撃をランダムに行う。
突進攻撃
ステージ上方に飛び上がり滞空した後、勢いをつけてサムスの立ち位置に向かって高速で突進を行う。
火炎放射
口から複数の火球を連続発射。発射された火球は空中を直進、攻撃対象や壁などにぶつかると小爆発を起こす。火球および衝突時の爆発にダメージ判定がある。
掴み攻撃
後脚でサムスを掴み上げて継続的にダメージを与える。レバガチャ操作を行うことで拘束状態を解除できる。

メトロイド フュージョン[]

Frozen Ridley MF

冷凍保存されていたリドリーの死骸 (フュージョン)

ゲーム序盤から中盤にかけて、メインデッキ冷凍保管庫内で、『スーパーメトロイド』の個体とよく似た姿・大きさのリドリーの死骸が冷凍保存されている様子が確認できる。この段階では保管庫の壁に阻まれて内部にある死骸に接近することはできない。ゲーム中盤、停止したメインエレベーターから迂回路を探している道中で偶然にも冷凍保管庫内に到達。サムスがリドリーの死骸に近づくと、部屋に侵入したXが死体から遺伝子情報を奪い去って行き、形態を維持できなくなった死骸は粉々に崩れ落ちてしまう。
ゲーム終盤、セクター1 SRXの最下層に潜入したサムスはリドリーの死骸と再遭遇する。しかし、これはリドリーの遺伝子情報をコピーしたXが擬態した姿であり、サムスが接近すると赤色に発光する目を見開き、擬態元よりも巨大なネオリドリーへと変貌。雄叫びを上げてサムスに襲いかかる。ネオリドリーを撃破し、擬態を解除したコア-Xを体内に吸収すると、スクリューアタック能力が覚醒する。
なお本作より前の時系列に位置する『スーパーメトロイド』劇中でサムスが完膚なきまでに粉砕し、その後ゼーベスが自爆崩壊したことで回収も不可能に近いはずであったリドリーの死骸がB.S.Lで保管されていた理由は『フュージョン』劇中では明らかにされておらず、2004年当時『ゼロミッション』公式Q&Aコーナーでその点に関する質問を受けた坂本賀勇は「一応設定はありますが、ここではお答えできません」と回答していた[4]。後に発売された『METROID Other M 』でこの設定の詳細が描写され、積年の謎が解き明かされた。

メトロイド ゼロミッション[]

Ridley Battle 01 MZM

リドリーとの戦闘 (ゼロミッション)

リメイク元作品の『メトロイド』と同様、リドリーエリアのボスとしてサムスに襲いかかる。本体の色は赤褐色、翼の皮膜や目の色は赤色。公式ホームページでは狡猾の死神と紹介されており、過去作品の個体と比較して、上半身の筋肉が発達した筋肉質なビジュアルとなり、火炎や尻尾だけでなく、前腕を使った攻撃パターンも追加されている。
本作のリドリーはゲーム開始時点ではゼーベスを離れ、外宇宙に進出して活動していた。サムスがクレイドを撃破してエレベーターブリンスタに戻る際、リドリーの乗り込んだマザーシップが進路を変えて移動を開始するムービーが挿入される。その後、サムスがノルフェア深部に突入するタイミングで宇宙航行を終えたマザーシップがゼーベスに到着。地上に降り立ったリドリーは、進撃を続けるサムスを阻止すべくゼーベス地下要塞に急行する。その後、リドリーエリア深部にある大部屋で戦闘を行うことになるが、サムスが初めて部屋を訪れた際には誰もいない。大部屋の先にある小部屋で未詳アイテムを取得後、再び大部屋に引き返してステージ右端で振り返ると、上空からリドリーが出現。甲高い雄叫びを上げながらサムスの目の前に立ち塞がり、戦闘となる。なお、リドリー出現時にはステージの両端部が崩れ落ち、下方にある溶岩が露出する。溶岩に落ちるとダメージを受けるため、なるべくステージ中央か外縁部に陣取って戦うのが望ましい。
破壊力の高いチャージビームミサイルスーパーミサイルなどの武器が有効。後方からの攻撃は尻尾で弾かれてしまうため、本体前面もしくは下部に向けて攻撃を行う必要ある。ミサイル50発分に相当するダメージを与えると撃破可能。撃破するとブリンスタ左上部にあるリドリーの彫像が反応、サムスが像に近づくと口を開け、ツーリアンへの道が開かれる。
本作のリドリーは足元に当たり判定が無いため、腕に掴まれないように注意しながらリドリーの足元を陣取るように行動すれば、ノーダメージ撃破も可能。本作のポスター解禁条件の一つである、アイテム回収率15%クリアを目指すための重要なテクニックとなっている。また、通常ルートではクレイド→リドリーの順でボスを撃破するが、テクニック・隠し通路を利用したシーケンスブレイクにより、先にリドリーを倒すことも可能となっている。
戦闘時には、以下の攻撃パターンをランダムに使用する。
火球攻撃 (小)
サムスがステージの左右両端にいるときに使用。ステージ上に着地後、口から小さな火球を連続的に大量放出して攻撃する。火球はビームなどで破壊可能で、補給アイテムがドロップする場合がある。
火球攻撃 (大)
大きな火球を前方に向けて数発同時に発射。火球はゆっくりと地面に落下していく性質があり、壁にぶつかっても消滅せず、そのまま壁伝いに落下していく。この火球もサムスの武器で破壊可能。この行動の後、攻撃パターン4に移行する確率が高い。
掴み攻撃
Ridley Battle 02 MZM

掴み攻撃 (ゼロミッション)

サムスがリドリーの腕に触れた際に発動。サムスの頭を屈強な腕で掴み上げて空中に飛び上がり、口から大量の火球を吐き出して攻撃する。腕の中に掴まれ拘束されたサムスはほとんど身動きが取れず、常にダメージを受け続ける。この拘束状態はボタンを不規則に連打するレバガチャ操作を行うことで解除可能。
尻尾振り回し
サムスがステージ上に立っている時に使用。長い尻尾を振り回した後、斜め前方に向かって振り下ろして攻撃。
尻尾の刺突
尻尾振り回し攻撃を使用時にサムスがリドリーの背後に回ると高確率で使用。尻尾をステージに向かって垂直に何度も突き刺しながら、サムスに向かって迫り来る。タイミングを見計らって足元をくぐり抜けて退避するとよい。

METROID Other M[]

クローン個体が登場。銀河連邦軍の一部過激派が秘密裏に行っていた生体兵器の研究過程で、偶然が重なって誕生。オリジナル個体は『Other M』以前の時系列を描いた『スーパーメトロイド』において、サムスの手により爆発四散して死亡したが、ゼーベスから帰還したサムスのパワードスーツにリドリーの細胞片が付着しており、メディカルチェックの際に銀河連邦の研究員がこれを採取。細胞片からメトロイドを復元する実験を行った際、同時にリドリーの幼生体「リトルバード」も予期せず復元していた。その後、生体兵器としての利用価値が無いと判断されペットのように飼育されていたが、リトルバードは研究員を殺害して飼育ケージから脱走。奇抜な成長過程を経て、パイロスフィアで最後の脱皮を行い成体となり、地熱発電所でミッションを遂行中だったサムス達の前に立ち塞がる。
Ridley Lethal Strike MOM

リーサルストライクで致命傷を与える (Other M)

リドリーとの戦闘が始まる直前に、サムスの装備しているスーパーミサイルプラズマビームがアクティブとなり、この2つの武器が有効な攻撃手段となっている。センスムーブなどで距離を置き相手の攻撃を回避しつつ、最大までチャージしたビームやスーパーミサイルで反撃する、ヒット&アウェイの戦法が基本戦術となる。また、攻撃を繰り返しているとリドリーがダウン状態となるときがあり、このときリーサルストライクを使用すれば大ダメージを狙える。
戦闘時には、以下の行動をランダムに行う[5]
尻尾振り回し攻撃
地上にいるときに使用。前方に向かって尻尾を振り払って攻撃。尻尾の攻撃範囲が広く、センスムーブなどを利用して範囲外に退避する必要がある。
火炎放射
Ridley Boss Battle 03 MOM

火炎放射で広範囲を攻撃 (Other M)

地上で使用する攻撃パターン。首を左右に振りながら火炎放射を行う。攻撃範囲が広くダメージも大きいが、センスムーブなどで十分に距離を置けば当たることはない。火炎に向かってセンスムーブを行うとダメージを受けるので、回避する方向には注意すること。
近接格闘
Ridley Boss Battle 01 MOM

強力なパンチでサムスを狙う (Other M)

地上にいるときに使用。右腕と左腕を交互にすばやく振り払い、殴るような動作で攻撃。センスムーブや、距離を置くことで着実に回避できる。
雄叫び
地上にいるときに使用。攻撃技ではなく、雄叫びを上げてサムスを威嚇する。このとき大きな隙が生じるため、コンセントレーションを使用してエネルギー・武器残弾の回復を狙えるほか、スーパーミサイルで反撃する絶好のチャンスとなる。
壁引きずり投げ
Ridley Grab Attack MOM

反撃するサムス (Other M)

地上で使用する攻撃技。大きく左手を振りかぶり、サムスを掴んで壁に叩きつけ、壁を引き摺るようにして連続ダメージを与える。『大乱闘スマッシュブラザーズX』のアドベンチャーモード「亜空の使者」内のイベントムービーにおけるリドリーのアクションの逆輸入と推測される。
壁を引き摺った後、空中に飛び上がり、手に掴んだサムスめがけて火炎放射でトドメの攻撃を行う。この攻撃の直前にはチャージビームが発射でき、それによって攻撃を中断させ被害の軽減が可能。
火炎弾爆発
Ridley Boss Battle 02 MOM

ステージを覆いつくす爆炎 (Other M)

空中で使用する攻撃パターン。ステージ中央部まで移動した後、上空から巨大な火炎弾を発射して攻撃する。着弾した火球は爆炎となり、ステージ上で放射状に広がっていく。迫り来る熱波はセンスムーブでは回避できないので、タイミングを合わせてジャンプする他ない。
空中尻尾突き刺し
Ridley Boss Battle 05 MOM

地上のサムスを空中から狙う (Other M)

空中で使用する攻撃パターン。滞空しながら尻尾の刺突でサムスを付け狙う。攻撃のタイミングが不規則なので、相手の動きをよく読んで回避する必要がある。
黒色化
Ridley Boss Battle 06 MOM

黒色の強化形態 (Other M)

しばらく攻撃を続けていると、リドリーが黒色のオーラをまとった強化形態に移行する。このオーラ発動時にはプラズマビームでの攻撃が完全無効となり、最大チャージ弾であっても弾き返されてしまう。スーパーミサイルを当てると強化状態を解除可能で、元の紫色の通常形態に戻る。
リドリーの体力メーターが0になると、サムスに不意打ち攻撃を試みるも失敗。火炎放射で熱した壁を体当たりで突き破り、地熱発電所から逃走する。

メトロイドプライム フェデレーションフォース[]

サブゲームモード「ブラストボール」において、リドリーのメックペイントが用意されている。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ[]

『for Nintendo 3DS』を除く全ての作品に様々な形式で登場している。
大乱闘スマッシュブラザーズ
Planet Zebes Ridley SSB

ステージ「惑星ゼーベス」の背景にいるリドリー (スマブラ64)

ステージ『惑星ゼーベス』の背景で飛行している姿が確認できる。『スーパーメトロイド』と同一のグラフィックが使用されている。
大乱闘スマッシュブラザーズDX
Samus vs

オープニング映像 (スマブラDX)

OPムービーで『スーパーメトロイド』冒頭シーンが再現されており、ベビーメトロイドのカプセルを奪い取ろうとするリドリーがサムスと交戦している様子が描写されている。また、フィギュアとしても登場。
大乱闘スマッシュブラザーズX
Ridley Artwork SSBB

アートワーク (スマブラX)

ストーリーモード『亜空の使者』において、ファイター達と敵対する亜空軍のボスキャラクターとして登場。『研究施設』でピカチュウと行動を共にしていたサムスの不意を突いて出現。強靭な腕でサムスを捕捉して空中に舞い上がり、激しく壁に擦り付けて絶大なダメージを与えるが、空中でピカチュウのかみなりの直撃を受け地面近くに墜落。態勢を立て直したリドリーを相手に、窮地を脱したサムス&ピカチュウのタッグで真正面からの対決を行うことになる。戦闘時には『スーパーメトロイド』のコロニーでの戦いを思わせる画面奥からの突撃や、突風、体当たりなどで攻撃を仕掛けてくる。
ストーリー後半ではメタリドリーも登場。同一個体かどうかは不明。
リドリー・メタリドリー共に、残り体力が少ない状態でアイテム『スマッシュプレート』をぶつけることで、フィギュアにすることも可能。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
ステージ「パイロスフィア」のステージギミックとして登場。ゲーム開始から一定時間が経過するとステージの背景に出現、翼を広げて画面手前に向かって滑空を行い、ステージ上へと降り立つ。『Other M』準拠のデザインとなっており、口から吐き出す火球や引っ掻き攻撃などでファイター達の戦闘に乱入してくる。またステージ下部にあるタンク型オブジェクトに触れることでパワーアップ状態となり、攻撃力強いが強化される。
あらゆる攻撃でダメージを与えることが可能で、一定のダメージを与えて怯ませると、アシストキャラとして仲間にすることができる。さらに強力な攻撃でふっとばして撃墜することも可能であり、タイム制乱闘などでは他のファイターと同様に撃墜数スコアに加点される。
フィギュアとしても登場。『Other M』準拠のモデルで、他にも「リトルバード」「謎のクリーチャー」のフィギュアも獲得できる。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
詳細記事:リドリー (スマブラ)
Ridley Artwork 01 SSBU

アートワーク (SPECIAL)

海外での高い人気・要望に応えて、正式にファイターとしてスマブラ参戦を果たした。高い機動力とパワーをあわせもつ、ユニークな重量級ファイターとしてデザインされている。火炎攻撃や尻尾による刺突、翼を使った多段ジャンプなど、原作シリーズでも使用する数々の攻撃技を使用可能。

戦闘曲[]

シリーズで馴染み深いリドリーの戦闘BGMの初出は『スーパーメトロイド』で、この時点では動く鳥人像ドレイゴンなど、他のボスクリーチャーと共通の戦闘曲だった。後発の『メトロイド フュージョン』『メトロイドプライム』などのシリーズ作品でこの戦闘曲がアレンジされ、リドリーの専用BGMとして定着した経緯がある。

なお、この楽曲は初出の『スーパーメトロイド』では脱出BGMとしても使用されている。『フュージョン』『Other M』などの後発作品でも同様の用途で使用されている。

スーパーメトロイド「大ボス対決BGM(リドリー,ドレイゴン)」
  • サントラ「スーパーメトロイド“SOUND IN ACTION”」28番 収録
メトロイドフュージョン「(ネオリドリー戦)」
メトロイドプライム「vs.メタリドリー」[6]
メトロイドゼロミッション「(リドリー戦)」
メトロイドゼロミッション「(メカリドリー戦)」
メトロイドプライム3 コラプション「vs.メタリドリー」
  • 『プライム1』のものと同じ
メトロイドプライム3 コラプション「(オメガリドリー戦)」
METROID Other M「宿敵リドリー」[7]
メトロイド サムスリターンズ「(プロテウスリドリー戦1)」
メトロイド サムスリターンズ「(プロテウスリドリー戦2)」
メトロイド サムスリターンズ「(プロテウスリドリー戦3)」
大乱闘スマッシュブラザーズX大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U「vs.リドリー」
大乱闘スマッシュブラザーズX大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U「vs.メタリドリー」
  • 『プライム1』のものと同じ
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U「宿敵リドリー」
  • 『Other M』のものと同じ
Nintendo Land「(リドリー戦)」
Metroid Prime Hunters: First Hunt「(Survivor)」
  • 『ハンターズ』本編には収録されなかった

オフィシャルデータ[]

取扱説明書[]

小ボスの部屋Ⅱの主。空中に飛び上がって火を吹く。惑星ゼーベスの先住生物で、マザーブレインによってコントロールされている。

メトロイド 取扱説明書


リドリー (ノルフェアのボス)
宇宙科学アカデミーを全滅させた憎むべき海賊の最高幹部。空中を飛行しながら長い尻尾と火炎放射で攻撃してくる。

スーパーメトロイド 取扱説明書


書籍[]

リドリー / ノルフェア / 体長: 約12フィート (翼開張: 18フィート)

翼を持ちながら、しかも発達した前肢をも持っているたいへん進化した翼竜。その前肢には顕著な4本の指があり、物をつかむことができる。したがって脳の発達も著しく、道具を使うこともできる。おそらくゼーベス星人よりも高い知能を持っているものと推測され、分布域も広範にわたり他の惑星でも生息が確認されている。

ゲーム・オン! 1994年5月号 スーパーメトロイド特集 THE BIOLOGY OF ALIENS


公式サイト[]

ユージ 18才男性:
Q. メトロイドシリーズは謎が多いですが、パッと思いつくところで、メトロイドフュージョンの時、冷凍室に保存されていたリドリーは一体何だったのでしょう?銀河連邦の人たちまた何か企んでたんでしょうかねえ?

坂本:
A. 一応設定はありますが、ここではお答えできません。近い将来に明らかになるかも?

METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE METROID FAQ 22


カメペット 18才男性:
Q. スペースパイレーツの総司令官リドリーはゼーベス星人には見えませんが、なぜゼーベス星人が大半を占めるスペースパイレーツの総司令官に成れたのですか。

坂本:
A. 群を抜いて悪く、強かったからではないでしょうか?

METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE METROID FAQ 32


NAME:スペースパイレーツ第三部隊所属特殊工作員 AGE:19 SEX:男
QUESTION:
今回もすばらしいの一言です。細かい設定までちゃんと出来ていて、いやはやすばらしい・・・。では質問の方に。今回のストーリーの位置づけはメトロイドプライムのあとのストーリーなのでしょうか。それと今回スペースパイレーツが出てきますが・・・と言うことはやはりリドリーも登場するのでしょうか。

ANSWER:
最後までプレイされると分かると思います。

メトロイドプライム2 ダークエコーズ オフィシャルサイト Q&A No.019


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ[]

宇宙海賊ゼーベスの幹部。
見た目に反して
高い知能を持つ。
サムスがメトロイドの
幼生体を持ち帰った
SR388事件後に、
宇宙アカデミーを強襲。
これを壊滅に追い込み、
メトロイドを奪還する。
邪悪な翼で宙を舞う、
サムスの宿敵。

大乱闘スマッシュブラザーズDX フィギュア説明文 リドリー


スペースパイレーツの幹部。
翼竜のような姿をしているが、
高い知能を誇り、残忍でもある。
サムスが宇宙科学アカデミーに
持ち帰ったベビーメトロイドを
奪い、メトロイドの悪用を計画。
翼を活かして、縦横無尽に飛び、
口から吐く炎と長い尻尾を
振り回しながら攻撃してくる。
サムスの両親を殺した張本人で
あり、両者の因縁は深い。

大乱闘スマッシュブラザーズX フィギュア説明文 リドリー


シリーズを通してサムスの前に立ちはだかる
ライバル。「スマブラ」では、ファイターたちの
共通の敵として、パイロスフィアに出現する。
ふっとばすかダウンさせると、最後に攻撃した
ファイターの味方になり、ともに戦ってくれる。
タイム制の乱闘で撃墜することができれば、
倒したファイターに撃墜ポイントが「1」加わる。

大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U フィギュア説明文


登場作品[]

豆知識[]

  • 『スーパーメトロイド』冒頭、スペースコロニーで戦闘となるリドリーは、ノーマルビームを100発受けるとベビーのカプセルを取り落とす。
  • 『スーパーメトロイド』のリドリーの鳴き声は『ゴジラ』シリーズに登場する「アンギラス」の鳴き声とよく似ている。

脚注[]

  1. ゲーム・オン! 1994年5月号 スーパーメトロイド特集 『THE BIOLOGY OF ALIENS』より。
  2. ゲーム・オン! 1994年5月号 スーパーメトロイド特集 『THE BIOLOGY OF ALIENS』より。
  3. 取扱説明書などに掲載されているコンセプトアートでは、全身がオレンジ色の姿で描かれている。
  4. METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE METROID FAQ 22
  5. 名称は『任天堂公式ガイドブック METROID Other M』などから抜粋
  6. 『スマブラX』より。
  7. 『スマブラ for Wii U』より。

関連項目[]

  • クレイド - スペースパイレーツの幹部級クリーチャー。
メトロイドに登場するクリーチャー一覧
ブリンスタ メロ | ゼブ | ジーマ | スクリー | リッパ | ウェーバー | リオ
小ボスの部屋Ⅰ メム | ギガ | スクリー | ジーラ | リッパ | サイドホッパー | 偽クレイド
ノルフェア メラ | スクウィプト | ポリプ | ソーバ | ガメト | リッパⅡ | ドラコーン | マルテビオラ | ゲルーダ
小ボスの部屋Ⅱ ゼボ | ホルツ | ビオラ | マルテビオラ | デスギーガ
ツーリアン リンカ | 砲台 | メトロイド | ゼーベタイト
ボス クレイド | リドリー | マザーブレイン
スーパーメトロイドに登場するクリーチャー一覧
陸棲生物 ジーマ | メタルジーマ | スクリー | メタリー | ジーラ | カクタック | サイドホッパー | ボヨン | ビトン | チュート | プヨ
飛行/浮遊生命 メロ | リッパ | リッパⅡ | ウェーバー | リオ | ゼブ | ギガ | ゼボ | コーベン | アトミック | ブル
溶岩棲生物 スクウィプト | ドラコーン | デスギーガ | ゲルーダ | ガメト | アルコーン | ソーバ | ビオラ | メラ | マルテビオラ | ホルツ
水棲生物 アウッチ | エビア | オウム | シーザ | スカルテトラ | ゾア | ヤード | メム
障害物 ローリングストーン | 作業ロボット | 剣山トラップ | 火柱プロミネンス | プロミネンス | リンカ | ビーム砲台 | ゼーベタイト
固定生命 ガドラ | カーゴ | グラップラー | サムスイーター | ポリプ | ナミヘ | フーネ
友好/無害 エテコーン | ダチョラ | ホタリー | コズミック・バグ | トリッパ | プワンプ | タトリ | シャクトール
パイレーツ ゼーベス星人 | メタルゼーベス星人 | ゾーロ | キハンター星人 | マグドール星人 | 偽クレイド
メトロイド メトロイド | メトロイドモドキ | ベビーメトロイド
ボス バトル鳥像 (通常/金) | スポア・スポーン | クロコマイアー | ボツーン | クレイド | ファントゥーン | ドレイゴン | リドリー | マザーブレイン
メトロイド ゼロミッションに登場するクリーチャー一覧
ブリンスタ ジーマ | リッパ | スクリー | ウェーバー | ゼブ | メロ/メロの巣 | メーマ | カラームツーターの実 | デスギーガ
クレイド ジーラ | リッパ | ギガ | リオ | サイドホッパー | バリスト | ガドラ
ノルフェア ソーバ | リッパ | リッパⅡ | メラ | スクウィプト | ガメト | ドラコーン | マルテビオラ | ゲルーダ | ポリプ | カラームツーター/カラームツーターの実 | デスギーガ | バリスト
リドリー ビオラ | マルテビオラ | ゼボ | ホルツ | デスギーガ | ガドラ
クレテリア リッパ | スカルテトラ
ツーリアン リンカ | 砲台 | メトロイド | ゼーベタイト
チョウゾディア ジーマ | アトミック | 作業ロボット | メーアイ | ゼーベス星人
ボス ディオルム | ムーア | キル・ギル | クレイド | リドリー | マザーブレイン | 大軍神 | メカリドリー
METROID Other Mに登場するクリーチャー一覧
小型 リオ | ヒムラ | メラ | ウェーバー | スクリー | サイクロー | ジュリオン | スカルテトラ | ジーマ | スノーマ | ソーバ | ゾーロ | ブル | ヒートブル | グリッパー | ポイズングリッパー | FGⅡ-グラハム | FG-1000 | リングビームユニット
中型・大型 サイドホッパー | デスギーガ | バリスト | ヴォルフォン | フラワナ | ドラゴティクス | ギガエール | サンドファング | グルガンジー | ファンブルアイ
その他 マザーブレイン | ベビーメトロイド | ポウ | ヅル | ワッジ | リトルバード | ジーマホログラム | ゼーベス星人ホログラム
エイリアン ガルマン星人 | グリプト星人 | グリプト星人・ストロンガー | キハンター星人 | メイジ・キハンター星人 | サイボーグゼーベス星人 | サイボーグゼーベス星人・エリート | アスボロー星人 | マグドール星人 | カイラス星人 | レドギア星人 | デスバルク星人
ボス ヒュージ・バラッグ | ナミヘ&フーネ | キング・キハンター星人 | 謎のクリーチャー | ゴヤケード | RB-176 | バラモーク | リドリー | ナイトメア | クイーンメトロイド | メトロイド | ファントゥーン
大乱闘スマッシュブラザーズ 関連項目
ゲーム作品 スマブラ64 | スマブラDX | スマブラX | スマブラfor 3DS & Wii U | スマブラSP
ファイター サムス | ゼロスーツサムス | リドリー | ダークサムス
ステージ 惑星ゼーベス | ブリンスタ | ブリンスタ深部 | ノルフェア | フリゲートオルフェオン | パイロスフィア
アイテム スクリューアタック | パワーボム
アシストフィギュア メトロイド | マザーブレイン | ダークサムス
ボス リドリー | メタリドリー
背景・敵キャラ ウェーバー | 鳥人像 | クレイド | パラサイトクイーン | ジーマ | リオ | キハンター星人 | メトロイド | FGⅡ-グラハム | ゾーロ | ジュリオン
その他 フィギュア | amiibo | スピリッツ
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