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『'''坂本賀勇'''』(さかもと よしお) は、日本のゲームクリエイターである『メトロドシリーズ』の主な開発者の1
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『'''坂本賀勇'''』(さかもと よしお/Yoshio Sakamoto) は、日本のゲームクリエイター。1959年7月23日生まれ。奈良県出身。血液型はO型。大阪芸術大学芸術学部デザン学科卒業。任天堂企画開発本部 企画開発部 第1プロダクショングループ統括
   
== 作品 ==
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== 人物 ==
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それなりのコストを掛けて誰に売るつもりなのか分からないようなモノを、マジメに商品化して平然と売る
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奈良県出身であるため、社内では「鹿」というあだ名で呼ばれていたこともあったという。
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マニアックだったり、ドメスティックだったり、個性的であったりするものが多い
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ニッチ路線の傾向が強いゲームデザイナー
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2010年に行われた『Game Developers Conference 2010』では、初の海外公演を行った。
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『メトロイドシリーズ』の開発に多く関与しており、シリーズの統括責任者として開発・監修を行っている。そのため、各種メディア等で「『メトロイド』の生みの親」として紹介されることも多いが、初代『メトロイド』から続く『メトロイドシリーズ』は、スタッフ全員の意見を出し合い、様々な試行錯誤を重ねることでゲームシステムが確立されていったという経緯があり、坂本氏だけで『メトロイド』のフランチャイズを立ち上げたわけでは無いため、「『メトロイド』の生みの親」と呼ばれることには抵抗があると述べている。<ref>[https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/slsjr3oj/vol1/index_gdc1.html]</ref>
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== メトロイドシリーズ ==
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主に敵キャラクターのデザインを担当。
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前作『[[メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS]]』から着想を得て
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アクションゲームにドラマ性を持たせ、ゲーム終盤ではプレイヤーのコントロールを一時的に奪い、演出表現を入れるという、当時では珍しい手法を導入
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自宅に帰ってシャワーを浴びているときにも本作のBGMが聞こえてくるほどであったという。
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チーフディレクターを担当。本作は企画開発第一部のみで開発が行われた。氏はこれまでに内部のラインだけでゲームの開発を行った経験が無かった
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さらにストーリー性とドラマ性を色濃くさせ、「無言のストーリーテリング」と評価を得ていた『スーパーメトロイド』の手法から「言葉によるストーリー展開」に踏み出しました
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本作の開発は初めての試みも多く、絶えず不安を感じていたという。特に2001年に行われたE3直前期には不安感が最高潮に達しており、部長に「どや、『フュージョン』は?」と開発の進捗状況を問われた際には「いや『コンフュージョン』です」と返答したというほど、混乱していたという<ref>[http://metroid.jp/metroid_version1/interview/deve05.html 『METROID FUSION & METROID PRIME 開発者インタビュー 開発秘話』]より</ref>
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; [[メトロイド ゼロミッション]]
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ディレクターを担当。
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プロデューサーを担当。
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=== メトロイドプライムシリーズ ===
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; [[メトロイドプライム]]
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== 関与作品 ==
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坂本氏が開発に関与した作品を以下に挙げる。
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=== ゲーム作品 ===
 
* ゲーム&ウオッチ ドンキーコング (1982) : デザイナー
 
* ゲーム&ウオッチ ドンキーコング (1982) : デザイナー
 
* ドンキーコングJR. (1982) : デザイナー
 
* ドンキーコングJR. (1982) : デザイナー
 
* レッキングクルー (1985) : デザイナー
 
* レッキングクルー (1985) : デザイナー
 
* バルーンファイト (1985) : ディレクター
 
* バルーンファイト (1985) : ディレクター
* Gumshoe (1986) : デザイ
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* Gumshoe (1986) : ゲームデザイン/キャラクタデザイン
* '''[[メトロイド]] (1986) : ディレクター'''
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* '''[[メトロイド]] (1986) : ゲームザイン(サポート)/キャラクターデザイン'''
* 光神話 パルテナの鏡 (1986) : ゲームデザイン
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* 光神話 パルテナの鏡 (1986) : ゲームデザイン(サポート)
 
* 銀河の三人 (1986) : ディレクター? (地球戦士ライーザの移植版)
 
* 銀河の三人 (1986) : ディレクター? (地球戦士ライーザの移植版)
 
* 中山美穂のトキメキハイスクール (1987) : ディレクター
 
* 中山美穂のトキメキハイスクール (1987) : ディレクター
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* Balloon Kid (1990) : ディレクター
 
* Balloon Kid (1990) : ディレクター
 
* X (1992) : ディレクター
 
* X (1992) : ディレクター
* カエルの為に鐘は鳴る (1992) : シナリオ
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* カエルの為に鐘は鳴る (1992) : シナリオ/コンセプトアドバイス
 
* ハローキティワールド (1992) : スペシャルサンクス
 
* ハローキティワールド (1992) : スペシャルサンクス
 
* '''[[スーパーメトロイド]] (1994) : ディレクター'''
 
* '''[[スーパーメトロイド]] (1994) : ディレクター'''
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* ファミコン探偵倶楽部PartⅡ うしろに立つ少女 (1998) : ディレクター/シナリオ
 
* ファミコン探偵倶楽部PartⅡ うしろに立つ少女 (1998) : ディレクター/シナリオ
 
* トレード&バトル カードヒーロー (2000) : ディレクター/ゲームデザイン/スクリプトライター
 
* トレード&バトル カードヒーロー (2000) : ディレクター/ゲームデザイン/スクリプトライター
* バルーンファイトGB (2000)
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* バルーンファイトGB (2000) : ディレクター
* とっとこハム太郎 〜ともだち大作戦でちゅ〜 (2000)
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* とっとこハム太郎 〜ともだち大作戦でちゅ〜 (2000) : プロデューサー
 
* ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝 (2001) : スーパーバイザー
 
* ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝 (2001) : スーパーバイザー
 
* '''[[メトロイド フュージョン]] (2003) : チーフディレクター'''
 
* '''[[メトロイド フュージョン]] (2003) : チーフディレクター'''
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* トモダチコレクション 新生活 (2013) : プロデューサー
 
* トモダチコレクション 新生活 (2013) : プロデューサー
 
* リズム天国 ザ・ベスト+ (2015) : ゼネラルプロデューサー
 
* リズム天国 ザ・ベスト+ (2015) : ゼネラルプロデューサー
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* ポケットカメラ (1998) : アディッショナルスタッフ
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== 外部リンク ==
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* [https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/slsjr3oj/vol1/index.html 社長が訊く 坂口博信×坂本賀勇]
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** [https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/slsjr3oj/vol1/index_gdc1.html 坂本賀勇 GDC講演内容]
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== 脚注 ==
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<references/>
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{{DEFAULTSORT:サカモトヨシオ}}
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[[カテゴリ:実在の人物]]

2016年5月19日 (木) 11:21時点における最新版

坂本賀勇』(さかもと よしお/Yoshio Sakamoto) は、日本のゲームクリエイター。1959年7月23日生まれ。奈良県出身。血液型はO型。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。任天堂企画開発本部 企画開発部 第1プロダクショングループ統括。

人物

それなりのコストを掛けて誰に売るつもりなのか分からないようなモノを、マジメに商品化して平然と売る

奈良県出身であるため、社内では「鹿」というあだ名で呼ばれていたこともあったという。

マニアックだったり、ドメスティックだったり、個性的であったりするものが多い ニッチ路線の傾向が強いゲームデザイナー


2010年に行われた『Game Developers Conference 2010』では、初の海外公演を行った。

『メトロイドシリーズ』の開発に多く関与しており、シリーズの統括責任者として開発・監修を行っている。そのため、各種メディア等で「『メトロイド』の生みの親」として紹介されることも多いが、初代『メトロイド』から続く『メトロイドシリーズ』は、スタッフ全員の意見を出し合い、様々な試行錯誤を重ねることでゲームシステムが確立されていったという経緯があり、坂本氏だけで『メトロイド』のフランチャイズを立ち上げたわけでは無いため、「『メトロイド』の生みの親」と呼ばれることには抵抗があると述べている。[1]

メトロイドシリーズ

メトロイド

主に敵キャラクターのデザインを担当。

スーパーメトロイド

前作『メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS』から着想を得て

アクションゲームにドラマ性を持たせ、ゲーム終盤ではプレイヤーのコントロールを一時的に奪い、演出表現を入れるという、当時では珍しい手法を導入

自宅に帰ってシャワーを浴びているときにも本作のBGMが聞こえてくるほどであったという。

メトロイド フュージョン

チーフディレクターを担当。本作は企画開発第一部のみで開発が行われた。氏はこれまでに内部のラインだけでゲームの開発を行った経験が無かった

さらにストーリー性とドラマ性を色濃くさせ、「無言のストーリーテリング」と評価を得ていた『スーパーメトロイド』の手法から「言葉によるストーリー展開」に踏み出しました

本作の開発は初めての試みも多く、絶えず不安を感じていたという。特に2001年に行われたE3直前期には不安感が最高潮に達しており、部長に「どや、『フュージョン』は?」と開発の進捗状況を問われた際には「いや『コンフュージョン』です」と返答したというほど、混乱していたという[2]

メトロイド ゼロミッション

ディレクターを担当。

METROID Other M

プロデューサーを担当。

メトロイドプライムシリーズ

メトロイドプライム

関与作品

坂本氏が開発に関与した作品を以下に挙げる。

ゲーム作品

  • ゲーム&ウオッチ ドンキーコング (1982) : デザイナー
  • ドンキーコングJR. (1982) : デザイナー
  • レッキングクルー (1985) : デザイナー
  • バルーンファイト (1985) : ディレクター
  • Gumshoe (1986) : ゲームデザイン/キャラクターデザイン
  • メトロイド (1986) : ゲームデザイン(サポート)/キャラクターデザイン
  • 光神話 パルテナの鏡 (1986) : ゲームデザイン(サポート)
  • 銀河の三人 (1986) : ディレクター? (地球戦士ライーザの移植版)
  • 中山美穂のトキメキハイスクール (1987) : ディレクター
  • ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 (1988) : デザイナー/シナリオ
  • Balloon Kid (1990) : ディレクター
  • X (1992) : ディレクター
  • カエルの為に鐘は鳴る (1992) : シナリオ/コンセプトアドバイス
  • ハローキティワールド (1992) : スペシャルサンクス
  • スーパーメトロイド (1994) : ディレクター
  • Teleroboxer (1995) : ディレクター
  • ゲームボーイギャラリー (1997) : アドバイザー
  • BS探偵倶楽部 雪に消えた過去 (1997) : 制作協力
  • ファミコン探偵倶楽部PartⅡ うしろに立つ少女 (1998) : ディレクター/シナリオ
  • トレード&バトル カードヒーロー (2000) : ディレクター/ゲームデザイン/スクリプトライター
  • バルーンファイトGB (2000) : ディレクター
  • とっとこハム太郎 〜ともだち大作戦でちゅ〜 (2000) : プロデューサー
  • ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝 (2001) : スーパーバイザー
  • メトロイド フュージョン (2003) : チーフディレクター
  • メトロイドプライム (2003) : スペシャルサンクス
  • あつまれ!! メイド イン ワリオ (2003) : スーパーバイザー
  • メトロイド ゼロミッション (2004) : ディレクター
  • ワリオワールド (2004) : アドバイザー
  • まわるメイド イン ワリオ (2004) : プロデューサー
  • さわるメイド イン ワリオ (2004) : プロデューサー
  • メトロイドプライム2 ダークエコーズ (2005) : スペシャルサンクス
  • メトロイドプライム ピンボール (2006) : スペシャルサンクス
  • メトロイドプライム ハンターズ (2006) : スペシャルサンクス
  • リズム天国 (2006) : プロデューサー/ゲームデザイン
  • おどるメイド イン ワリオ (2006) : プロデューサー
  • 高速カードバトル カードヒーロー (2007) : プロデューサー
  • ピクロスDS (2007) : スーパーバイザー
  • メトロイドプライム3 コラプション (2008) : スペシャルサンクス
  • リズム天国ゴールド (2008) : ゼネラルプロデューサー
  • うつすメイド イン ワリオ (2008)
  • メイドイン俺 (2009) : プロデューサー
  • あそぶメイドイン俺 (2009) : プロデューサー
  • トモダチコレクション (2009) : プロデューサー
  • METROID Other M (2010) : プロデューサー
  • みんなのリズム天国 (2011) : ゼネラルプロデューサー
  • キキトリック (2012) : スーパーバイザー
  • ゲーム&ワリオ (2013) : プロデューサー/ゲームデザイン
  • トモダチコレクション 新生活 (2013) : プロデューサー
  • リズム天国 ザ・ベスト+ (2015) : ゼネラルプロデューサー
  • ポケットカメラ (1998) : アディッショナルスタッフ

外部リンク

脚注