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「異論は無いな?レディー」指令の最後に、アダムが常に付け加えた言葉だ。
私が必ず同意すると承知の上で、彼が発するこの言葉は、二人の信頼関係の象徴だった。


異論は無いな?レディー』(Any objections, Lady?) は、アダム・マルコビッチの有名な台詞。彼とサムス・アランの強固な信頼関係を象徴する台詞で、いくつかの『メトロイドシリーズ』作品で引用されている。

解説[]

ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。

アダム・マルコビッチは、常に冷静で非常に厳格な人物であり、普段はジョークなどは口にしない。しかし、サムス・アラン銀河連邦軍に所属していた頃、彼はミッションブリーフィングの締めくくり際して、サムスに対して「異論は無いな?レディー」と冗談交じりに問いかけていた。これは辛い過去を持ち、常に意地を張り心を閉ざしていたサムスの内情を気遣った、アダムなりの慈しみ・ユーモアの表現であった。『フュージョン』劇中のサムスは、この言葉は二人の信頼関係の象徴であったと振り返っている。

しかし、連邦軍所属当時のサムスは、自身を"レディー"等とからかい、子供扱いするかのようなアダムの発言に対する断固たる拒否と、的確なブリーフィングへの絶対的合意を示すため、この問いかけに対しサムズダウンで以って応えていた。後にサムスは、この受け答え方があまりに幼稚で、彼の気遣いを無為にする行動であったと自省している。

各作品における使用例[]

メトロイド フュージョン[]

サムスの回想シーンで初めてこの言葉について言及され、サムスの過去の一端が明らかになった。
本作のシナリオは、シップコンピュータの的確な指示・口調が、既に故人であったアダム・マルコビッチを彷彿とさせる導入から、コンピュータがアダムと同一の人格を持つことが徐々に明らかにされていく構成となっている。ゲーム終盤、B.S.Lの軌道を修正してSR388に衝突・爆破する最終指令を下す際、コンピュータが「異論は無いな?レディー」という台詞を付け加えたことで、コンピュータ≒アダム であることが決定的となった。

METROID Other M[]

サムスの回想ムービーで彼女の連邦軍所属時代が描かれ、アダムが「異論は無いな?レディー」と問いかける様子や、そうした行動をとった経緯についての言及がある。
また、劇中で以下のような引用も行われている。
  • メインセクター第07小隊と合流後、アダムのブリーフィング終了時にサムスが「了解だアダム。もちろん異論などない」と受け答える。
  • アダムとの通信が途絶えた後、デリーターを追跡時、無効化された橋を飛び越えるため、サムスは使用を制限されていた「スペースジャンプ」「スクリューアタック」能力を自主的に解禁する。この時、サムスは「異論はないな、アダム」と独白する。
  • アダムが自死を厭わずセクターZEROに潜入・自爆を試みる際、それを必死で制止しようとするサムスに対して「異論は無いな、レディ…」と口にする。彼の覚悟を察したサムスは、受け入れ難いこの問いに対してサムズアップ → サムズダウンで応じる。

メトロイド ドレッド[]

ゲーム冒頭、ZDRの地下エレベーターを用いてアルタリアに下降する際のムービーで、アダムが「異論はないな、レディー。」という言葉を使用している。
またゲーム終盤、アダムに扮したレイヴンビークが、メトロイド能力を覚醒させたサムスに対して自身への服従を強要、アダムが普段口にする「異論は無いな?レディー」とは異なる強い口調で「サムスよ、自らの使命を果たすのだ。これは命令だ。異論は認められない。」と命じる。おそらくこの台詞が決定打となり、サムスは現在会話しているアダムが偽物であることを確信する。

使用作品[]

豆知識[]

  • 日本語作品の字幕では、以下の表現・表記揺れが確認されている。
    • わかったな?レディー (フュージョン - こどもモード)
    • 異論はないな …レディ (Other M)
    • 異論はないな、レディー。(ドレッド)

関連項目[]

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