『銀河連邦戦艦ヴァルハラ』(G.F.S. Valhalla) とは、銀河連邦が所有していたオリンパス級戦艦の一つ。スペースパイレーツの襲撃に遭い、ガフラー系宙域に放棄されている。
解説[]
ヴァルハラはオリンパス級戦艦の一つであり、オーロラユニット313を搭載していた。内部構造は規格を同じくする銀河連邦旗艦オリンパスと共通する部分も多い。『コラプション』の物語が始まる数か月前、訓練航行の最中にスペースパイレーツの襲撃を受け、行方不明となっている。
物語中盤程、銀河連邦の偵察部隊により、ガフラー系宙域にヴァルハラの残骸が放置されているのが発見される。そしてオーロラユニット242から調査を要請され、スターシップでアクセス可能になる。
激しい戦闘により内部は荒れ放題となっており、さらに電力が停止しているため薄暗く、非常に不気味な雰囲気が漂っている。ゲートなどを動かす電力も途絶えているため、エネルギーセルによって電力を供給しなければ進めない場所もある。
戦闘により死亡した銀河連邦兵士やパイレーツの死体が至る所に存在し、スキャンすれば死因を特定できる。また、風化が進んでおり、ビームなどを撃つと消滅してしまう。パイレーツが持ち込んだと思われるフェイゾンメトロイドやフェイゾンホッパーなど、多数のフェイゾン生命体が生息している。オーロラユニット313が設置されていた部屋に入ると、奈落からメトロイドハッチャーが出現する。
最深部には、戦艦に突き刺さったまま放置されているパイレーツの突撃艇が存在する。内部にある端末をXレイバイザーを使って操作すると、旗艦化されたリバイアサンを制御するためのアクセスコードを入手できる。また、突撃艇の近くにはパスワードを入力する端末があり、ここにパスワードを入力すると、オーロラユニット313がパイレーツに持ち去られる間際に残したメッセージを聞くことができる。
敵[]
アイテム[]
- エネルギータンク ×1
- ミサイルタンク ×3
- シップミサイルタンク ×1
- エネルギーセル ×1
オフィシャルデータ[]
ログブック[]
記録[]
- 銀河連邦ログ
ヴァルハラの遭難
メトロイドプライム3 コラプション
銀河連邦戦艦ヴァルハラは、惑星ティヴァスで新しい乗組員を受け入れた後、訓練航海の最中に消息不明となる。緊急送信データの解析報告ではヴァルハラは、パイレーツ艦隊の襲撃を受けたとされている。
パイレーツの宇宙船は、フェイゾンエネルギーを動力源としていたとみられ、数の優位と合わせてヴァルハラを完全に圧倒する戦闘だったとみられる。
ヴァルハラの消息は、現在も不明であるが、戦闘中に破壊されたと推測される。
- スペースパイレーツログ
ヴァルハラ撃沈
メトロイドプライム3 コラプション
我々の指導者は、非常に広大な視野をお持ちである。憎むべき銀河連邦との戦争に、生ける惑星フェイザを利用する思惑を持っておられた。
そのために連邦のテクノロジーを頂戴しようと言うのだ!連邦のネットワークシステムを構成する有機コンピューター、「オーロラユニット」に狙いを定めるよう指示がなされた。
トレーニングミッション航海中の連邦戦艦ヴァルハラは、我々にとって格好の標的であった。訓練生ばかりの艦に搭載されたオーロラユニットは、まさに、盗ってくれと言わんばかりだ。
結局、連邦が誇る最新鋭戦艦もフェイゾンを動力源とする戦艦コロッサスの前では、赤子同然だった。動きを止めたヴァルハラを強襲し、大した苦労もなくオーロラユニットの奪取に成功した。
連邦の犬どもには、何の哀れみも感じなかった。我々は、奴らを宇宙の冷酷な深みへと投げ捨て、ヴァルハラの残骸をその墓標とした。
我々の完全なる勝利への序曲が鳴り響いた瞬間であった。