あなたのパワードスーツを修理するときにそのフェイゾン強化装置…略してPEDって言うんだけど、それを組み込んでみたわ。
『PEDスーツ』(Phazon Enhancement Device Suit: PED Suit) は、フェイゾン強化装置が組み込まれたサムス・アラン専用の特殊なパワードスーツ。サムスの体内で生成されるフェイゾンエネルギーを利用することで、戦闘能力を大幅に上昇させることが可能。
解説[]

PEDスーツ
スペースパイレーツの襲撃を受けた銀河連邦ノリオン基地に援護に駆けつけたサムス・アランは、パイレーツの破壊工作によって機能を停止した惑星防衛システムを再稼働させるため、ランダス、ゴア、ガンドレイダの3人のハンター達と協力し、基地施設内に存在するジェネレーターの復旧任務を遂行していた。その最中、外宇宙から謎の巨大隕石がノリオンに向かって急速に接近していることが判明。防衛システムの起動に成功したサムス達は、超長距離対空キャノンを発射して隕石を宇宙空間で破壊すべく、キャノンの制御室のあるコントロールタワーへ急いだ。しかし、サムス達の前にダークサムスが姿をあらわし、対空キャノンの発射を妨害。ダークサムスの放った最大出力のフェイゾンエネルギー波の直撃を受け、サムス達は戦闘不能となってしまう。辛うじて攻撃を耐えたサムスが防衛システムを起動させ、超長距離キャノンによって隕石の破壊に成功、土壇場でノリオンの危機は回避された。しかし、4人のハンター達は昏睡状態に陥ってしまう。
意識不明のサムス達を回収した銀河連邦軍の医療チームがメディカルチェックを実施したところ、驚くべき事実が発覚した。ダークサムスの攻撃の影響のためか、彼らの体構造が変化し、自身の体内でフェイゾンを生成することが可能となっていたのである。また、体内にフェイゾンが存在するにも関わらず、サムス達の健康状態にも全く悪影響がみられなかった。通常、フェイゾンに接触した生命体は、その放射線によって脳に支障を来して破壊的衝動に駆られ、最悪死に至る場合もあるフェイゾン病を発症することで知られているが、その兆候が見られないのである。これを受けて連邦の医療スタッフは、軍が開発していた試作段階のフェイゾン強化装置 = PEDを彼らに装備させ、有効活用するアイディアを提案した。
試作型のフェイゾン強化装置 = PEDは、バックパックに貯蔵されているフェイゾンを装着者が任意で消費することで、ハイパーモードを発動していた。ただし、バックパックのフェイゾン残量に上限がある、貯蔵フェイゾンの影響で装着者がフェイゾン病を発症する危険性を孕んでいるなど、多くの課題が残されていた。一方、体内で無尽蔵にフェイゾンを生成できるサムスの場合は、バックパックを装備する必要がなく、健康状態も極めて良好であることから、PEDの装着者として理想的なコンディションを獲得していた。このメリットに目を付けた銀河連邦メディカルスタッフは、パワードスーツの修復治療と同時に、昏睡状態のサムスに対してPEDの導入作業も実行したのだった。
PEDスーツを装着したサムスは、体内で生成したエネルギータンク1個分のフェイゾンエネルギーをPEDに注入することで、一時的にスーツの性能をを最大まで強化するハイパーモードを使用できる。ハイパーモード発動時にはスーツの外骨格が大幅に強化され、敵からの攻撃をほぼ完全に無効化することが可能。さらに武装も強化され、最高威力を誇るハイパービームやハイパーミサイルなどを使用できる。パワードスーツのモジュール機能も健在で、アイテムを取得することでスーツに様々な機能を追加することも可能である。
オフィシャルデータ[]
ログブック[]
PEDスーツ
メトロイドプライム3 コラプション
チョウゾのパワードスーツに、銀河連邦製の最新型フェイゾン強化装置=PEDを組み込んだ、特殊なスーツです。
(+)を押し続け、体内のフェイゾンエネルギーを、エネルギータンク1つ分PEDに注入すると、ハイパーモードが発動します。ハイパーモード中は、一時的にアーマースーツの外骨格と武器体系とが最大強化され、フェイゾンエネルギーを使用した強力な攻撃を行うことが可能です。
フェイゾンエネルギーを全消費するか、一定時間が経過するとハイパーモードは終了します。
取扱説明書[]
銀河連邦製のフェイゾン強化装置が組み込まれたスーツ。ハイパーモードを発動できる。
メトロイドプライム3 コラプション 取扱説明書
登場作品[]
関連項目[]
- フェイゾンスーツ - 『プライム1』の終盤で獲得するスーツ。フェイゾンへの耐性を獲得している。